ちゃろー(‘ω’)
というか、メモみたいなものです。
表題の通り新しいFF14のベンチマークソフトが出ました。
FF14は新しいシナリオ(ソフトウェア的に言うとメジャーヴァージョンアップ)があるたびにベンチマークソフトもシナリオに合わせた新しいものをリリースしております。
そのFF14が今年の夏(7月頭)に新しいシナリオをリリース(つまりメジャーヴァージョンアップ)することになりました。
ベンチマークソフトは自分の環境でその新しくなったゲームをどんな感じで遊べるのかをあらかじめ試してみる的なものです。
まあご想像通りですよね。
先日自作したデスクトップPCが勘違いという名の手違いでちょっとしたゲーミングPCレベルのパフォーマンスを得てしまったので、戯れにFF14のベンチマークを試してみたりしたのですが、その時はまだ新しいベンチマークソフトがリリースされていなかったのでした。
ベンチマークソフトの中身は結構違っていて「グラフィック部分を大幅に強化してきた」ものです。
7月アタマにリリースされるFF14のヴァージョンアップ版が従来に比べて「重い」、つまりグラフィックボード(GPU)の負担が増えるものになるそうです。要するに「グラフィックを高精細化した」わけです。
調べてみるとPC用の新しいプログラム、ただ高精細化しただけではなく「GPUが持っている【いい感じに調整しながら負担を減らす機能】にも(ようやく)対応しました」っていうのが一番のキモのようでして。
つまり「プログラム自体は重くなったけど、【いい感じに調整する機能】がついてるグラフィックボードを持ってる人はそんなに重くなってないからね?」ということみたいです。
新しいベンチマークソフトは「それ」が使えるから試せ、と。
試してみようじゃありませんか。
私の自作PCは「そこそこ」の性能なので従来のFF14ベンチマークソフト【ENDWALKER】なら最高品質、つまり一番負荷がかかる設定にしても最上位の「非常に快適」というスコア(1500以上)をたたき出していたんです。じゃあ重くなってしまったという新ヴァージョンだと一体どれくらいのスコアになるのか……それは興味がわいてくるじゃありませんか。
私のグラフィックボードに乗っかってるNVIDIAのGPU、GeForce RTX4070 Superにはウワサ?の【いい感じに調整する機能】が搭載されていますからね。
それを使った時とそうでない時の差も気になりますよね。
なので早速やってみました。
結果は衝撃的でした。
簡単に説明すると「fps(フレームレート)を上げる機能」です。一秒間に何回画面が書き換わるかがfpsで、数値が高いほど「ヌルヌル動く」って感じのやつ。
ようするに画像のテクスチャを【いい感じに】ごまかして描画に使っていたパワーの一部を「動き」に注力する仕組みと理解しておけば大体オッケーではないかと思います。
ただし、実際はテクスチャというか描画部分も「下げた後に上げる」みたいなこと(アップスケーリング)をしているのですが、そのあたりを詳しく説明するとアレなのでざっくりとした理解でいいでしょう。
「いや、その仕組みが気になる」という人はググってください。NVIDIAとか専用のAIチップまで搭載してたりしてやっていることは結構すごいです。
今回の新しいFF14が対応することになったその【いい感じに画像を調整する機能】はNVIDIAとAMDの2社のもの。
NVIDIAのはDLSS(2.0)。
AMDはFSR(1.0)。
私のグラフィックボードはNVIDIAなのでDSLLが使えます。
DLSSの最新は3.0でFSRも3.0(3.1が発表済み)なのでNVIDIAは1世代前、AMDに関しては2世代前の機能にしか対応していませんが、新しい機能が搭載されたからと言って「はいそうですか」って即対応できるわけがないのでそこはまあ仕方がないと思います。
「対応しただけありがたいと思え」的な感じでご理解いただけると幸いです(とスクエニさんはおっしゃっているかもしれない)。
ちなみにDLSSとはDeep Learning Super Samplingの略。
FSRとはFidelityFX Super Resolutionの略。
ただ……ただですよ?
fps、つまりフレームレートをいくら上げてもディスプレイ側がそれに対応していなければ宝の持ち腐れなんです。
例えばGPUが1秒間に300フレームくらいのデータをたたき出したとしてもディスプレイが30フレームにしか対応してないと……わかりますよね?
通常のディスプレイはせいぜい60Hz、つまり60fpsあればOKなんです。
ゲーミングモニターと呼ばれるもので144Hzくらいが主流。最近は240Hzなんてのもあるようですが。
先日お亡くなりになった私のノートPCはゲーミングノートPCなので144Hzというスペックを誇っていましたっけ。
でも今使っているの34インチ4Kモニタは60Hzです。つまり私の場合は60fps以上は宝の持ち腐れ。
前置きはこれくらいで結果発表といきましょう。
まず前提としての設定は次の通りです。
・画質:最高品質(DLSSオフの場合は自動的に「カスタム」になる)
・解像度:4K
・表示:フルスクリーン
要するに最も負荷が高いと思われる設定です。
結果ですがDLSSオフの場合は11085(以前のベンチでは15000強)で【とても快適】、DLSSオンだと22227で【非常に快適(最上位)】となりました。
「え?2倍?」
DLSSおそるべし。
データ詳細の一部を下記に掲載しておきますが、注意すべきはDLSSをオンにすると画質設定が強制的に「カスタム」になるのがポイントです(オフは「最高画質」に設定)。
またオフだと最低フレームレートは52fpsまで下がりました。オンにすると最低でも88で私のディスプレイの60Hzを鼻で笑う数値です。
DSLLの真骨頂は平均フレームレートでしょう。オフだと77ですが、オンにすると151にハネ上がります。平均ですからね。
ということで、備忘録的に記事にしてみました。
FF14やってみようかな、なんて思っている人(いるのか?)に少しでも参考になれば幸いです。
そして私は思いました。
「こ、これはディスプレイを144Hz対応のものに変えるべきなのでは?!」
続く(続かないからね)。
いやね、いつも思うんですけどFF14のシナリオタイトル。
dawntrailがなんで「黄金のレガシー」なのかと。英語タイトルと日本語タイトルが違いすぎるだろ、と。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク
SCORE: 11085
平均フレームレート: 77.29968
最低フレームレート: 52
評価: とても快適
-とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質に設定しても、とても快適に動作すると思われます。
ローディングタイム:
シーン#1 0.362sec
シーン#2 1.584sec
シーン#3 2.505sec
シーン#4 2.132sec
シーン#5 1.105sec
合 計 7.688sec
DAT:s20240421112232.dat
画面サイズ: 3840×2160
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 最高品質
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク
SCORE: 22227
平均フレームレート: 151.3182
最低フレームレート: 88
評価: 非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 0.288sec
シーン#2 1.574sec
シーン#3 2.125sec
シーン#4 2.056sec
シーン#5 1.419sec
合 計 7.462sec
DAT:s20240419120738.dat
画面サイズ: 3840×2160
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: カスタム