ちゃろー(^^)/
2月中旬で戻すのはいつもより早めですが、雪国行きの予定がない場合、非降雪地帯としては「こんなもん」でしょう。
もちろんこの先まだ積もる可能性はありますが、その可能性は極めて低いと判断しました。
雪が降る日はクルマに乗りませんし、車に乗る予定があってもキャンセルします。
出先で天候が激変して積もった場合のことを考えて一応チェーン(スノーソック)はもうしばらく積んでおくことにします。
さて、10000kmサマリーも今回で最終回でございます。
とはいえ、長くなったので最終回は前編・後編に分けることにいたしました。
最終回が2回に分かれてるとか、ウルトラマンとかウルトラセブンの最終回のようですね。
というわけで最終回は〇と×。
「いい知らせと悪い知らせがあるんだが、どちらを先に聞きたい?」
なんていう定番のセリフがありますが、皆さんはどう答えます?
私はメンタルが弱いので最初に下げられてしまうとそこでアウトになりかねません。つまり「いい知らせ」を先に聞くタイプです。
しかし。
立場が変わって知らせる方になると話は変わります。
「いい知らせと悪い知らせがあるんだが、どちらを先に聞きたい? あ、そう。じゃあ悪い知らせから」
ってな感じで相手の答えを待たずに悪い知らせからしゃべっちゃうタイプです。
そう、相手のメンタルが下がるのを見るのが楽しいのですよ、わーっはっは。(*’▽’)
というわけなので、「○と×」も当然「×」から。
クーペスタイルを採用している弊害でリアウインドウの面積が小さいのに加え、リアシートのヘッドレストが屹立しているので狭いグラスエリアをさらに狭くしている状況は×。
この手の問題に対する一つの解決法として他メーカーの同クラスのモデルにはいわゆる「デジタルインナーミラー」が採用されているわけです。
が。
Macanはそもそも基本設計が古いのに加え、VWグループ自体がデジタルインナーミラー(というか、デジタルギミック全体に言えると思いますが)後進国(会社)なので残念ながら設定がありません。
実は社外品のデジタルインナーミラーを取り付けることも考えましたが、めんどくさくなって(^^;やめました。
これもMacanの基本設計が古いことが一因でしょうね。
Macanと同世代に登場した他のモデルも採用されていたのは少数でしたが、現在ではそれらのモデルは全部世代交代していてオプションを含めるとだいたいこの機能は採用されているのではないかと思います。
この手のギミックの話をすると、必ずでてくるのが
「そんな機能はいらない」
みたいなことを言う人。
たぶんラゲッジを使う機会が少ない人なのでしょう。
もしくは自分では荷物を積み下ろししない人。
日常の買い物なんかも自分ではしない人なのでしょうね。
決めつけるつもりはありませんが、この手の快適・便利機能が搭載されるたびに不要論をぶつ人がいるのには閉口します。
だって私のような「めんどくさがり」で「新しもの好き」かつ「ギミック大好き」系の人間で、ラゲッジを頻繁に活用している人間にとって、これは「こういうのが欲しかった」と膝を叩くような新機能なのですから。
この機能はけっこう面倒な問題をはらんでいると思います。
というのも
「運転席と反対側のミラーだけでいい」人や
「運転席側こそ欲しい」人や
「両方下がるべきだろう」派の人(私がこれ)や
「そんな機能はいらん」という人までいます(こういう人は無視します)。
この機能って、普段使っている駐車場によっても(下がる機能を)必要とする側が違ってくると思います。
私が今使ってる駐車場の場合、運転席側のラインに沿ってギリギリで停めたい(要するに助手席側を広く開けたい)ので、運転席側が下がってほしいわけですが、Macanはそうなっていません。
仕方がないのでセンターでスプレイに映し出される俯瞰カメラ(360℃ビュー)を使っています。
言い換えると俯瞰カメラさえあればこの機能は「なくてもいい」のかもしれませんが、俯瞰カメラ機能に不具合が生じた場合のことを考えると左右両方にこの機能がついていてくれるとバックアップ機能として働いてくれるのでありがたいと思うわけです。
加えて「下がる角度」も任意に調整できるのがベターです。
XC60などは下がる角度がデフォルトからいじれない仕様で、それがまた私のシートポジションだと下を向きすぎて何の役にも立たない状況でしたのでストレスが大きかったです。
シートポジションのメモリ機能を複数記憶できるクルマの場合は、ひと手間かかりますが駐車時はそれを使ってこの問題を解決することが可能です。
我が家の場合はドライバーが2人いるので無駄な空きメモリが存在せずこの手は使えないのが残念です。
今のクルマはCANBUSにアクセスしてこれらの設定を細かくいじれる(場合がある)ので、保証とかディーラーとの折り合いとかを無視できる人はそういう手法を選ぶことも可能かもしれませんね。
私はめんどくさいのでやりませんが……。
これは100%個体差。
しかもMacan本体ではなくワイパーブレードの個体差でしょうね。
でもこれ、地味にストレスになるんですよね。
冬季はスノーワイパーに変えたのでストレスフリーでした。
私の経験では日本車は欧州車と比べるとオーバーサーボ感が強く、個人的には好みではありません。
大げさに表現すると、Macanのブレーキはその日本車のオーバーサーボ感を3倍くらいにしたフィーリングとでもいいましょうか。
最初に乗った時なんて、巡行中に先行車がブレーキを踏んだので、こちらもスピード調整をする為にブレーキペダルをちょっと「なめた」つもりでごく薄く踏んだんですが、「ガックン」と急ブレーキ状態になってしまい、思わず「うわっ」と変な声が出ちゃいました。同居人も最初に運転した時は全く同じパターンに陥っておりました。
「PORSCHEのドライバーが飛ばすのは、速く走りたいからじゃない。ブレーキのフィーリングを楽しみたいからだ」なーんていうPORSCHEジョーク(?)が昔からよく言われているわけですが、それだけブレーキにこだわっているメーカーだという前知識はあった私ですが、それでもこれはちょっとオーバーサーボ過ぎませんかね? と思う次第です。
あと、同じMacanでも購入前にじっくり試乗させてもらったMacan3 Sのブレーキとは全くフィーリングが違う、という事は書き添えておきます。Sならブレーキを「×」とすることはありません。「普通に剛性感があってよく効くブレーキ」でしたからね。
ちなみに私は踏力に応じてリニアに聞いてくれるフィーリングが好みで、前車のXC40のB4に装着されていた回生ブレーキのフィーリングが忘れられません。
Macanに慣れたこの体で、今XC40のB4のブレーキをかけると「うわー、全然効かないー、止まらないー、助けてママン」と叫んでしまう可能性があります。
もっとも人間の「慣れ」というかキャリブレーション能力は恐ろしいもので、すぐに慣れて「普通」に操作できるようになりますのであえて「×」に上げるのはアレなのですが、初期の(制動力の)立ち上がり方があまりに急すぎるのは慣れた今でもいかがなものかと思うので敢えて上げておきます。
欧州車の、いわゆる「スポーツシート」と言われるシートって、だいたい裏側によくあるポケット系は省略されているようなイメージです。
以前乗っていたEVOQUEですが、オプションでスポーツシートを装着したらリアポケットが無くて「そういう罠があったのか」と思ったものです。
MacanもGTS以外のグレードにはギャザー付きのポケットがついています(私の時には設定されていなかったTについては知りません)。
それは標準装備のシートが「コンフォートシート」と呼ばれるもので、GTSは「スポーツシート」が標準だからです。
この辺りはオプションでどちらにも変更可能なので、リアポケットが欲しい人はコンフォートシートをチョイスしましょう。
この辺りも好みですが、私は車内小物入れは多ければ多いほどいいと考える方なので、スポーツシートだろうがレーシングバケットだろうが後ろ側にはポケットが欲しいわけです。
なのでがっかりした、というお話でございます。
私が納車時になってスポーツシートにはバックポケットがないことを知り、がっくりと肩を落として悲嘆にくれていた姿を見かねたのか、しばらくしてディーラーからご厚意で(?)純正のシートバックポケットをいただきました(一つだけですが)ので、それをつけています。
まあ、カッコはよくないですがあると助かるので使わせてもらっております。
シートバックポケットについては小物シリーズで記事にしておりますので興味のある方はそちらもどうぞ。
最初に言っておきますと、操作には何の問題もございません。基本的に見た目の問題でございます。
シンプルでいい、と思う人もいるでしょうけど、私の価値観だとさすがに安っぽすぎると思います。
同じVWグループの半額以下のクルマにだってキラっと光る?アルミカバーがついて足元に気を遣っているというのに。
オプションでもいいので「それらしい」ものを用意してくれてたらいいんですが。
そんな私の社外品ペダルカバー装着奮戦記(??)はこちら。
「最近のフルデジタルは嫌いだ!」派の人にとってはいいのかもしれませんが、ここにも基本設計が大昔だな、という哀愁を感じます。
XC60でフルデジタルの恩恵に浴した私としてはMacanのメーターは「古臭い」としか思えません。まあ、何度も言いますが、Macanはもはや基本設計が古いので仕方のないところでしょう。
この辺は好みの話、といえばそれで終わりですけど、個人的には情報量等々考えてもGen.3(現行)Macanではタイカンのような感じにしてほしかったところです。
で、Macanのメーターですが、一番左のスピードメーターはいらないんじゃないかと思います。そもそも頂点部分が230km/hとか、たとえドイツであっても生き急いでいる連中用としか思えません。日本だとこれじゃ見にくいですしね。
スピードについては中央の回転系のいい位置に表示がありますし、見やすくていいと思います。そもそもACCを使う場合はデジタルのスピード表記じゃないと意味がないでしょう。
ここを右側と同じファンクションディスプレイにしてくれるだけでかなり利便性があがるとおもいますが、やっぱり3眼で場所分けしている時点で昭和時代のスポーツカー風味が強く、田舎くさささえ感じます。
何度も書きますが、Macanは基本設計が古く、ADAS系がそろそろ積まれ始めたころに世に出たクルマ、ADASなんて当時のしょぼいレベルのものしか搭載されていませんでした。というかADASなんて言葉もまだ一般化してない時代でしたね。
とはいえ世間(主に欧州)はこのクラス(そしてこの値段)のクルマにADAS無しでは売れませんので「無理やり」いろいろと後付したわけです。
そう、レーダー系をフロントグリルのど真ん中にぼっこり付けちゃったわけです。
センシングを考えるとここが一番いいでしょ? という、なんというか「何も考えてない」感が漂う場所とデザインとたたずまいです。
いや、さすがに「何も考えてない」は言い過ぎでした。
「あまり考えてない」に訂正させていただきます。
ここにセンサーをまとめた功罪は大きく分けて2つあります。
一つは「カッコ悪い」こと。これ以上の「取って付けた感」があるADAS系センサーって他にありますかね?
もう一つはこの場所は「めちゃくちゃ汚れる」んです。
雪国でよくある雪解け道って、前車のハネでフロント周りがめちゃくちゃ汚れるんですよ。あの泥水ってハンパない汚れで、乾くと塗装されてみたいになりますよね。
今回のスキードライブで改めてそれを思い出しました。
3回。
3回「汚れてまっせ」メッセージが出て監視を放棄されました。
ええ、センサー部分が泥水コーティングされてました。
XC60には長く乗ってましたが、こんなこと一度もなかったです。
そのたびにコンビニやら空スペースやらに停車して、トランクに忍ばせていた霧吹き(的なもの)で精製水を吹き付けて清掃しましたよ。
ウォッシャーとか付けといて欲しいですね、ぷんぷん。
泥だけではなく、降雪時のドライブだと雪でもダメになりそうです。今回はそういうシチュエーションはありませんでしたが、この先楽しみでなりません。
降雪時こそセンサーによる監視システムに活躍してほしいじゃないですか。
というわけで、Macanは雪国で普段使いするのにはちょっと不安な要素がありますよ、というお話でございます。
これでも初期のMacanや中期のMacan(Macan2)より「おとなしくなった」そうです。そりゃそうですよね、欧州の騒音規制はどんどん厳しくなってますから、それに合わせてボリュームを絞らないと売れませんからね。
「俺はもっと迫力がある排気音がいいんだ」
なんて豪語する難聴ドライバーの為にMacanには「スポーツエキゾースト」というオプションが用意されてます。音を大きく(そしてより下品に)する装置なのですが、意味不明です。スイッチを入れないと作動しないので騒音規制的にはOKなんだとか。
ちなみにMacan3 GTSにはこの「スポーツエキゾースト」は標準装備されています。このスイッチを入れてエンジンを始動すると、始動時に「パンパンッ」と破裂音が響き渡ります。
いい年をした頭悪そうなヤンキーに見られたくなった時にはスイッチを押そうと思います。
ちなみに欧州の騒音規制が常軌を逸している(と、とあるメーカーの中の人がおっしゃっていた)のはEV化を推し進める為でございますね。このせいでGT-Rとかは欧州で発売できないそうです。あ、例の条約で日本も欧州の規制に準拠する必要があるのでどんどん静かになってくると思います。個人的には大歓迎です。もっとやれ、と思います。ただし私はまだEVは買いませんけどね。
こういうご時世にも関わらず、耳がいい私にとってMacan3 GTSの排気音は「きわめて下品」としか思えません。特に冷間時にエンジンをかける時の音はご近所から殺意を抱かれること請け合いです。
戸建ての住宅地に住んでいたら同居人に猛反対されて納車後1年以内に別のクルマに買い替えさせられていたと思います。集合住宅の駐車場で良かったと思う今日この頃です。
一番見やすい外周部分が「秒針」という時点で実用性が低いと言わざるを得ません。
時分を確認することができるのは中にある「ちっちゃい」○です。というか、その前にデジタル表記で「もうええわ」という感じ。
欧州ではサーキットのラップタイム表記などができるので「さすがPORSCHE」的な意味合いもあるのでしょうから全否定はしませんが、少なくとも日本ではただの飾りといっていいでしょう。
エンジンをかけてない時はすべての針が真上に揃っていて、イグニッションをオンにするとちっちゃい時計は現在時分で止まり、秒針は秒を刻み始めるというギミックはちょっとキュンとしますけど。
あと、エンジン切ってしばらくすると針が全部上に向きます。人待ちとかでそれを見るとこれまたちょっとキュンとします。
って、あれ、これって×じゃなくて○か?
という感じで、後編に続く。