やっはろー(^^)/
まあ、私はリタイア組でずっと連休だし、もともと墓参りには縁がない人間なんで「お盆」イコール「渋滞・人込み発生特異日」でしかありません。
というわけで、世間様のいう、いわゆる「お盆休み」期間は外に出ませんでした。
行動はお盆休みが明けてから。
というわけでお盆過ぎに近場である滋賀県と兵庫県を中心に集中的、具体的には3日連続でダムカードハンティングを敢行いたしました。
これは今月末から行く北海道TRIPの予行演習も兼ねています。
3日連続でダム巡りの長距離ドライブをすることによりMacanとの理解を深めることができるだろうというハラでございます。
実は高速道路にも鉄道と同じような「周遊券」的なものが存在します。
ご存じの方はご存じでしょうね。
私は存在自体は知っていたものの、現役時代はライフパターンやトリップの目的地がけっこう偏っていたドライブパターンだったので、既存の周遊券のサービスはいままで使いにくかったのです。
だがしかし。
同居人ともども完全リタイヤ状態になると俄然利用価値がでてきたのです。
そう「時は来た」のであります。
この手の周遊割引はNEXCO各社がそれぞれ受け持ちエリア内で設定しております。
今回は近畿圏のダムカードハンティングということで、使えるものがないかとNEXCO西日本のwebサイトをチェックしました。
すると、けっこうドンピシャなプランを発見しました。
それが「みち旅」と銘打った西日本の周遊券「ドライブパス」
京都・若狭路・びわ湖・はりま路ぐるっとドライブパス2022(3日間ぐるっとプラン)
というもの。
いまさらながら高速道路的周遊券についてざっくり説明すると、設定されたエリア内、期間内であれば何回乗り降りしても基本料金のみ、というもの。
まさに鉄道の周遊券と同じイメージでOKです。
そして今回チョイスした「京都・若狭路・びわ湖・はりま路ぐるっとドライブパス2022」というドライブパスには3日間と2日間のものがあり、乗り降り自由のいわゆる周遊エリアが異なっております。
3日間の方が広く、2日間の方は狭いんです。
エリアについてはこちら。イエローが2日間、グリーンが3日間エリア。
ちなみに価格はそれぞれ6,900円と5,100円です。
この値段、ちょっと安すぎません?
今回、私は迷わず3日間パスをチョイス。
訪れるダムのエリアを考えると広い方しか選択肢はないでしょう。値段差もあってないようなものですし。
もっとも、経験則的には3日間でも回り切れないと思いますけれど。
この周遊エリアのいいところは、我が家がほぼ中心地にある「地元」パスであること。
なので毎日帰宅して、翌日また出発するというスタイルで出かけられるので宿泊費がかかりませんし朝夕は自宅で食べられるので実に安上がりです。(^^;
3日間でざっくり1000km超を走った成果は次の通り。
・訪れたエリア:福井・兵庫・滋賀
・訪れたダム:19
・ゲットしたダムカード:16
・食したダムカレー:2
という感じでございます。
訪れたダムとゲットしたダムカードの数が違うのは、様々な理由でダムカードがもらえなかったところがあるからです(再訪予定)。
ダムカードについては今回で大阪府、京都府に続き、滋賀県をコンプリートすることができました。
先は長いですが、それだけ楽しみが長く続くということです。
一応の目標は今年中には近畿二府四県のダムはすべて訪問しておきたいと思います(ダムカード自体は配布元の問題でゲットできないところがある可能性あり)。
ダムカード・ハンティングを再開してけっこう回ってきたわけですが、いろいろと学ぶところがありましたので、備忘録的に思いついたことを書いておこうと思います。
例外はありますが、ダムカードを配布している場所は公的機関である場合が多いです。
要するにお役所ですね。
お役所と言えば対外的な窓口は9時から5時までと決まっており、ダムカード配布場所についても概ねその常識を踏襲しております。
つまり5時過ぎてからはダムカードは手に入らないので、ハンティングも基本的に終了です。
時間外にダムを先に回っておいて、カードだけ営業時間内にゲットするという方法もありますが、後述するようにダム・ハンティングは基本的に日中に行うもの。無理は禁物ですので、17時を過ぎたらその日は終了とするのが基本だと考えます。
つまりきわめて健康的?かつホワイトな趣味ということが言えるでしょう。
今回の一連のダム・ハンティングで最も実感したのがこれ。
どういうことかというと「過程も楽しみましょう」ということです。
ダムとダムカードだけを目的にしちゃうと、途中にある景勝地や特産品や、車窓から見つけた気になる場所などをすっ飛ばすことになって、それはあまりにもったいないと思うのです。
ダム本体にしても遊歩道とか公園とか時間を割いて楽しめる部分もありますので、1ダムあたりに割く時間もそれなりに考慮しておく方がよりダムを楽しめます。
ということで、時間に余裕のあるハンティング計画を立てることをお勧めします。
今回は3日間でダムを19箇所。配布場所が違うダムもけっこうありますので、訪問地はそれ以上になり、これでも多すぎたと反省しております。
もちろん兵庫県についてはまだ12か所ほど残っておりますので、残りは時期を改めてまた楽しませてもらうと考えております。
前項で少し触れましたが、ダムカードについては配布を中止しているところがあります。
事前にwebなどを細かくチェックしておけばいいのかもしれませんが、今回はそこまで精査せずに出かけたため、2か所のダムカードが中止によりゲットできませんでした。
今後はより詳しい下調べを行ってから出かけようと思います。
前項で少し触れましたが、今回、土砂崩れで一か所だけダムカード配布所にたどり着けなかったダムがあります。
このところ、大雨が続いたじゃないですか。
その影響だと思いますが、ダムへのアプローチ道路が土砂で通行困難になっておりました。
入口付近に通行止めの標識などが設置されていなかったことを考えると、土砂崩れしたばかりなのではないかと考えられます。つまりタイミングが悪いと下山できなかった可能性もあるんです。
行きの段階で通行困難な状況に遭遇したのはラッキーと言えるでしょう。
「今こうしている間にも、別のところで土砂崩れが起こっている可能性がある」と判断した我々は、早期撤退を決めました。
通行困難な場所の一部は写真の通りですが、これ、Macan GTSの最低地上高を最高の240mmくらいまで上げた上で、外部からインスペクションしてもらいつつ走れば、おそらく通行は可能だったろうと思います。
が、そんなリスクを負う必要がどこにあるっていうんだよ、って話ですからね。
とはいえ誤解してほしくないのは、このシチュエーションに遭遇したから「ダムハントにはジムニー最強説」にたどり着いたのではない、ということです。
もっと前から、何なら最初からそう思っておりました。
理由は「ダムへのアプローチ道路は狭いところが多い」からです。
基本的には「スレ違いができると思うなよ」と覚悟を決めて登り始める必要があります。
外側の車輪をギリギリまで寄せられる自信がない人、そもそも車両感覚が怪しい人は、幅が広い車では行かないようにしましょう。
というか、運転が下手な人はダム・ハンティングにかかわらず基本的に迷惑なので、運転技術の向上に努めましょうよ。
最近のクルマは自車を俯瞰できるカメラ機能を持ったものがありますが、ダム・ハンティングには最低限この機能を持った車で出かけることを強くお勧めします。
あと、上りだとか下りだとか、あるいは自分に優先権があるなんていうことは一切考えずに基本的に自分の方から譲る姿勢で臨みましょう。
それがダム・ハンターの心意気ってもんじゃないでしょうか。
というか、Macanみたいに車幅が1900mmを楽にこえてくるようなクルマは細い道では特に謙虚に走るべきだというのが私の持論です。
それを実践していても、ヤな気分になる場面に出くわすことはあります。
今回も1度だけ、私の常識外の連中と遭遇しました。
場所はとあるダムに続く狭いアプローチ道路。
道路は狭いなりに、スレ違いはギリできる程度の幅でした。
こちらは上り、やつら(たぶん仲間の2台組)は道の真ん中を走りつつ下りでやってきました。
私は上りでしたが、譲るつもりで速度をおとして徐行しつつ左ギリによせました。
そこに先頭の軽自動車がやってきたのですが、ほとんど左に寄せてくれないんです。
ヤな感じがしたのでこちらは停止しました。すると向こうも直前で停止。そのまま前進するとミラーとミラーが触れるかどうかの車間です。
軽自動車の左側はまだ1m程度の余裕がありますが、寄せようというそぶりを見せません。それどころか「お前が行けや」とばかりに顎を出してこちらを威嚇しております。
ええ、どう見てもいわゆるヤンキーってヤツです。
この手の輩に関わり合いになるのはまっぴらごめんですから「寄れる余裕があるだろ、このへたくそ」という悪態は胸の中だけにとどめ、仕方なくゆっくり前進。俯瞰モニタを見ながらタイヤを半分ほどアスファルトから溝にはみ出させつつ進みました。
ここで注意すべきは向こうがわざとちょっと寄せて来てミラーを接触させる行為ですが、こちらも相手が少しでも動けばいつでも止まれるように細心の注意をはかりつつ通過いたしました。
後ろについていたお仲間の2代目はアルファードとかベルファイアとかのでっかい目のミニバン。
運転手はこちらも見るからにヤンキーのおばちゃんでした。
同様にこちらをにらんでいます。
幸いなことに?アスファルトと溝の間に未舗装部分ができており、道幅がやや広がったので、私は左車輪をそこへ落とし込んだ状態でクルマを停止させました。
なぜかヤンキー的メンチを切っているおばちゃんはこちらのクルマが路肩に片輪を落としたことで大きく傾くのを見ていたはずです。
私としては「これ以上は無理でっせ」アピールをして、まだ余裕がある向こうに動いてもらうつもりだったんですが、このヤンキーおばちゃん、なかなか動きません。
が、先行する仲間の軽が動き出して先に進み始めたのをみてようやく動き出してくれました。
いやもう、とりあえず何事もなく済んで安心しましたが、なんというか皆さんもくれぐれもお気をつけくださいませ。
ということで、ジムニー最強説の続きですが、まとめておきましょう。
・狭い道には(車幅が)狭い車がマッチする
・土砂崩れで退路が断たれた時などに力を発揮するのは本格クロカンである
・両方を満たすのはジムニーしかない
という感じ。
通常のドライブは当然ながらMacanの方が安楽なので、通常の移動はMacanで、アプローチ道路にきたらジムニーに乗り換えてダムへ向かう、というのがベストなダム・ハンティングドライブだと思います。
とはいえMacanのラゲッジにジムニーは載りません。
導き出される最適解は、誰かにジムニーを運転してもらって、ずっと後をついてきてもらい、ダムへのアプローチにきたらジムニーに乗り換え、下ってきたらまた乗り換えて移動、って感じですかね。
とまあ、今回はこの辺りで。