ちゃろー(^^)
むしろ呆れ返ったこと。
それは何か?
「サービスでおつけしています」
うん?
サービス?
いや、これってサービス扱いなの?
仕向地向け装備の一つで、付いてるのが普通じゃないの?
そりゃあまあ、発煙筒と違ってなくても車検には通るんでしょうから、必須装備や標準装備じゃなくて「サービスで付けてあげてる」のかもしれませんが、流石にチト恩着せがましくないですかね。※1
とまあ、そんな下りがあったのですが、今回「呆れたのは」ソコじゃないんです。
問題はブツです、ブツ。
三角停止表示板そのものを見て私は絶句したのです。
私が絶句した三角停止表示板はこれ。
キャットアイの極めてちゃんとしたやつです。
「かhんとしたやつだったらいいじゃんか。何いってんの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
ええ、そのとおりなんです。
その通りなんですが、これを見てください。
ここ、どこかわかりますか?
そうです。ハッチバックの裏側(ラゲッジ側)です。
で、ここが何なのかご存知ですか?
そうです。三角停止表示板の格納庫?なのです。
ここで問題です。
その場所に「サービス」の三角停止表示板は格納できるでしょうか?
もうおわかりですね。
私が絶句した理由。
そして想像していただけることでしょう。
呆れて物が言えない私の様を。
「いや、ちょっと待って」
我に返った私は喉まで出かけていた言葉をかろうじて飲み込むことに成功しました。
私も還暦を超えて少しは大人になってきたようです。
(理解しろ)
心の中で私は私に言い聞かせます。
(これがこのディーラー、もしくはPORSCHEジャパンのレベルなのだ)
そう、ここで嫌味言っても同じレベルで争う愚者に堕するだけ。
(考え方を変えるんだ。これはむしろ私のレベルを計るための試金石と思え)
ここでやや冷静になった私はいったん視線を空に向けました。雲の合間にところどころ夏色の青空が見えました。
(危うく私自身が暗雲に覆われてしまうところだった。雲があるからこそ鮮やかな青が映えると考えるべきなのだ)
ダークサイドに落ちそうになった私は、スッと深めに息をしました。視線の先には今日から愛車になるパパイヤ色のクルマがありました。
(いいように解釈しよう。ユーロ規格の軽くてチャチな三角停止表示板※1では、通り過ぎるクルマの風圧で吹き飛んでしまう。そんな事になってはだいじな顧客が危険な状態になる。だからわざわざこんなにに重くてかさばる三角停止表示板を「サービス」してくれたに違いない※3)
かろうじてポーカーフェイスを通すことが出来た私は、ここへ来て人としてひとつ上のステージに進んだことを実感したものでした。
(そうだ、これはディーラーの、もしくはPORSCHEジャパンの思いやりが形になったものなんだ)
ありがとう、担当営業氏、ありがとうディーラー、そしてありがとう、PORSCHEジャパン。
Macanを受け取った私は、その日の宿で早速Amazonにアクセスして、三角停止表示板を発注。
帰宅した日に、すでに宅配ボックスに届いていたブツ
を「サービス」品と並べて記念写真をとった後
あるべき場所に
あるべきものを収納し、
その足でマンションの粗大ごみ(小)置き場に不用品を放り投げたのでした(実際は投げてません)。
ちなみにまいどまいど引き合いに出すXC40ですが、Macanと全く同じところに同じ格納庫が設置されております。
そしてもちろん納車時にはそこにVOLVO純正の(というかちゃんとVOLVOロゴ入りの)三角停止表示板がきちんと収納されておりましたとさ。
※1:三角停止表示板は「高速道路」で事故などで停止した際には掲示しないと罰則が付きます
※2:ユーロ規格の三角停止表示板は日本でも有効な製品です
※3:実際に高速道路上で三角停止表示板を使用する際は、多少重かろうが軽かろうが、台座部分に可罰bなどの重しを置いて補強? するのが常識です
みなさんも、くれぐれも安全運転で!^_^