ちゃろー(^o^)
今日は各地で入学式。そして桜、もちましたね。
さて……。
結論から先に言いましょう。
いやホンマ。
XC40のヘッドユニットはandroid AutoとApple CarPlayに対応しているのはいいのですが、比較的新しいクルマのくせにワイヤード、すなわち有線接続でしか使えません。
これはXC40が採用しているヘッドユニットが現行XC90の登場時のままキャリーオーバーされている、すなわちシステムが古いからです。
現行XC90が出た当時はそれなりに最新のモノだったのでしょうが、令和も4年になってくると、8インチのディスプレイがそもそも既に小さくて陳腐化しているように思います。
まあ陳腐化とかディスプレイの位置が低くて視線移動が大きく安全性という観点ではどうよ? とかそういう文句は今回の趣旨ではございませんので無視しましょう。
要するにXC40を買った時に思ったのは「なんだよ、せっかく両方対応しているのに有線かよ」でした。
それでも乗り換える前のXC60からしたら、現行XC90世代は完全な新型システムですからXC40になってandroid AutoやApple CarPlayに対応したシステムは憧れでした。
そのことは比較的長くのっていた前車のXC60時代の後期に特に痛感しました。地図の更新がとまり、どんどん使えなくなる純正ナビシステム。打開策はスマートフォンのNAVIを連携させること。スマートフォンスタンドなんかをいろいろ工夫しましたっけ。
XC40でその憧れが実現しただけでも大したもので、実にありがたいと、あまり(無線でないのを)深刻に考えないうようにしおりました。
が。
しかし。
だんだんとクるんですよ。
こう、なんというかボディーブローのように効いてくるんですね。
簡単に言うと「いちいちめんどくせーーーーー」という感情が日増しに募るわけです。
有線接続が!
android AutoやApple CarPlayに対応しているだけでもありがたいと思っていたあの感謝の気持ちはどこへやら、コードをグサっとスマートフォンの端子に挿す「だけ」の行為にイライラして毎回「どチクショー」から始まる呪詛を垂れ流す私って……。
実のところ私なんか(今のところは)クルマにはタマーにしか乗りません。
なにしろXC40を買って今日(2022年4月7日)15ヶ月以上たちますが、まだ5000kmしか走ってませんからね。
けど、そんな私でも毎回思うんです。
「せっかく無線充電のQiがついているのに、なんで?」
「結局毎回有線接続してるなら、Qiとか無用の長物なんじゃね?」
そう思いながらもiPhoneをUSBケーブルに繋ぎ、その後Qi充電台の上に置く私……。
「これってなんかアホっぽい!」
そう思う私を誰も責められはしないはず。
でもね、私はXC40をあまり責められないのです。
なぜなら……。
残念ながら……。
XC40から乗り換え予定、今年の正月明けに発注して現在納車待ちのクルマ、すなわちPORSCHE MacanⅢ GTSのヘッドユニットも「有線接続」のみなのです。
まあ当然と言えば当然です。
Macanは2018年に発売されたXC40よりも基本設計が古いのですから。
むしろ
「なによ。Apple CarPlayに対応しているだけでもありがたく思いなさいよねっ!」
とか言われそうです(Macanに)。
これは私がMacanⅢに対して抱いている文句というか不満の一つなのです。
「あー、また有線か」
わかっちゃいるけど憂鬱です。
でもこんな世界情勢でMacanの納車時期も全く見通せない状況でしたので「まあいいか」的に過ごしていたのですが、つい先日私のオーダーしたMacanが既に自動車運搬船に載せられていて日本に向かう洋上にあるという連絡を(ディーラーの営業担当しから)受けました。
これでMacanの納期の目処が立ってきたわけです。
早くて5月下旬くらい。
あと2ヶ月弱。
あと2ヶ月ということになると……色々と準備をしても早すぎることはないタイミングです。
そんなわけで私は俄然先送りにしていたMacanの周辺機器の選定作業に入ることになりました。
周辺機器については色々ありますが、そちらはMacan関連の記事にまとめるとして、ここではそのうちの一つ、「Apple CarPlayの無線化」に取り掛かることにしたのです。
まずはスマートフォンを買い替えました。
なぜならMacanⅢのシステムはandroid Autoには対応していないからです。
Apple CarPlayにしか対応していません。
つまりiPhoneを持っていない私はiPhoneを買わないといけないのです。
もっともこちらはMacanを注文したあと、すぐに購入していたので準備としてはOKです。
それまで使っていたのはSONYのXPERIA 1Ⅱ。SONY直販のSIMフリーモノです。
どのiPhoneにするか、ですが、これは1mmも迷いませんでした。
私はスマートフォンをKindle端末として使いますので、画面の大きさが最優先事項です。必然的に13Pro MAXになりました。
ストレージについては私の使い方だと256GBあれば10年くらいは大丈夫なのでソレにしました。
二度とアップル製品なんか買うものか! とか思っていましたがMacanがiPhoneにしか対応してないっていうのですから仕方ありません。ここは「曲げて」iPhoneに復帰です。
実のところMacanがandroid Auto非対応だからといっても「だったらiPhoneに戻ろう」とは考えていませんでした。
理由は現行iPhoneのロック解除はface idのみでタッチセンサーには非対応だったからです。
支払いのほとんどを電子マネー化している私にとって、利用する最にいちいちパスコードを入力するのは、いちいちクルマとUSBケーブルをつなぐよりもストレス度が高いのです。いや比較するのもバカバカしいほどの差です。
なので諦めていたのですが、時を同じくして「iOSのアップデートで早晩(face idが)マスク対応になる」というウワサが飛び込んできたのです。
おお。
だったら不本意ながらiPhoneに戻ってやらなくもないかな(なぜか上から目線)という感じでまずは本体を購入し、face id対応を待つ感じになりました。
結果としてface idに対応したアップデートが行われたのは予想よりもかなり遅かったのですが……まあ結果として対応できたのでよしとしましょう。
これについては「可能」であることを、私は知識としては知っておりました。
知っていたならなぜやらなかったのかというと……「めんどくさそうだから」です。
この「めんどくさそう」というのは文字通りのめんどくさそうという意味とは別に、次の要素を含みます。
「けっこうカネがかかる(当時)」
「トラブった時の対応やメーカーとのやり取りがめんどくさい」
そう、色々と「導入しない理由」を探して動くことをしなかったのでした。
が、いよいよ私が知恵と勇気?を振り絞ってカスタマイズした(おそらく)世界で1台しかない仕様のMacanⅢ GTSが納車されるのですから、ここは動くタイミングだろう、ということに。
まずはXC40で試しておき、MacanⅢ GTSの納車後に周辺機器導入であまり時間を取られないようにしておこうと考えたのです。
XC40で使えるならMacanⅢ GTSでも使えるであろうという前提の企み?ですけれど。
「無線化できるのは知っていた」と上述しましたが、それは言い換えると「有線ユニットを無線化するキット」なるものが存在していることを知っていたという意味です。
つまり「そういう機械が存在している」ということです。
こういう複数の選択肢がある場合、いつもそうするように今回もまずはAmazonをチェックしました。
すると、あるわあるわ……。
予想以上にありますね。
そこでめぼしいものをチェックしたあと、日本の評価は一切読まずに(私はAmazonの口コミをまったく信用しないことにしています。じっちゃんの名にかけて?)、海外のサイトで色々とチェックしました。
Amazonの日本語評価を信用していないのに海外のクチ込みは信じるのか?と言われると弱いのですが、日本のこの手のプロダクトの評価って機械音痴とかクルマにかなり無知な人の「的外れで恥ずかしい」そして「内容がわからないけどあなたの感情は理解した」的なものが多いのですが、海外のソレはかなり技術的な見地から評価しているものが多い、というか見つけやすいのです。
そしていろいろと迷った結果、私が選んだのがこれです。
ATOTOというブランドのCarPlayワイヤレス化ドングル AD3WCP-A。
うーん。
今見てみると私が買った時より1000円割引になっているし、さらに2000円OFFのクーポン付きになってますね。たった数日で3000円も下がってる……。^^;
クーポンがいつまであるかわかりませんが、買うなら急いだほうがいいかも?
チョイスの決め手は次の通り。
・Apple CarPlay専用
→ ムダなコストがかかっていない
・価格が比較的安い
→ 庶民の味方
・Macanで使用できている記述を確認した
→ MacanⅢではないが、有力な情報には違いない
ちなみに対応については以下の通り。
トヨタ/アウディ/ポルシェ/ボルボ/フォルクスワーゲン/メルセデス・ベンツ/ヒュンダイ/ホンダ/プジョー/シボレー/フォードなど、100以上の車種
箱はしっかりした厚みのあるボール紙製で、パカっと2分割するタイプ。
チープ感なし。
同梱品は
・本体
・USBケーブル(C-C)
・USBケーブル(C-A)
・接続説明書(多国語対応。日本語頁あり)
・本体アップデート説明書(同上)
・保証書
で、こちらもしっかりしております。
ちなみに本体の大きさですが、85mm×62mm×17mm(公式)で、フットプリントがざっくりクレジットカードくらい。
厚みにもよりますが一般的なクレジットカードを20枚くらい重ねたイメージでいいかと思われます。
本体とクルマをUSBケーブルで繋ぐわけですが、本体側の端子はUSB-Type Cです。
クルマの「受け」側がAでもCでもいいように2本同梱サれているのは地味ですがポイントが高いですね。
XC40のクルマ側はいまだにType Cです。
というわけでさっそく取り付けてみました。
といっても、やることは今まで使っていたUSBケーブルを引っこ抜いて、代わりにこのAD3WCP-Aを取り付けるだけ。
念の為に同梱されていたケーブルを使用しました。
手順は極めて簡単です。
1.本体とクルマをUSBケーブルでつなぐ
2.イグニッション・オン
3.iPhoneの設定アプリからBluetoothを開き(OFFならONにする)、AD3というデバイスを見つけてタップ。
4.ペアリング要求されるので、ペアリング。
5.少しするとAD3でCarPlayを使いますか?と聞かれるので「使う」をタップ
これだけです。
というか、これだけでした。
ディスプレイにはCarPlayの画面が映っています。
あっけなく無線でつながりました。
というわけで、VOLVO XC40とAD3WCP-Aはファームウェアのアップデートなど面倒な作業の必要もなく、Apple CarPlayが無線で接続できるようになりました。
2回めからはエンジンを始動して少し経つと(20秒くらい?)自動的にiPhoneとつながり、XC40側の画面上に「Apple iPhone 13Pro MAX」と表示されるので、ソレをタップすればCarPlay画面が映るようになりました。
なんというか、あまりにイージーすぎて「もっと早くに導入スべきだった」と後悔しかありません。^^;
そういうわけで極めて快適なCarPlayライフを送っております。
快適ですが、満足度が100%かというとさすがにウンとは言えません。
無線が繋がったらつながったでまた文句かよ、みたいな感じですが、「敢えていえば」と捉えていただけると幸いです。
まずは色。
筐体が白いんですよね。
USBケーブルの長さの関係で、XC40の場合だとセンターコンソールの最前方の奥の物入れに鎮座ましましていただくことになるのですが、ああいう場所って黒いじゃないですか?
そこに真っ白の四角い物体がドーンと置かれるわけですよ。
まあ、それほど大きくはないのですが、それでも目をやると「うわ、白っ」みたいな意識になります。
次に本体に開けられている謎のMicroSDカードスロット。
これについては説明書にも全く説明がないのです。
本家?のwebサイトにも個のスロットに関する記述を見つけることが出来ませんでした。
音楽データを入れておけばiOSで認識して、Apple CarPlay上でそのデータを再生できるのかな? と思って試してみたのですが……残念ながら今のところ「認識されてはいるけど音が出ない」状況です。
これについてはまださっと触っただけで深掘りしておりませんので、もしかしたら再生する手順などがあるかもしれませんので、暇なときにでも色々と試して見たいと思います。
「認識しているなら再生出来ないわけがないだろう」とは思っていますが……さて。
これくらいでしょうか。
まあ色なんて買う前からわかっていることで、ATOTOとしてもケチをつけられるのは不本意だと思われます。なのでここは無視していただいていいと思います。
MicroSDカードスロットについては「説明書に説明を書け!」と声を大にして言っておきます(私が見つけられていないだけならごめんなさい)。
いやあ……。
快適でっす。
iPhoneをポケットやカバンに入れたままでCarPlayが使えるのがこんなに快適だとは……。
今のところ有線と無線との速度差、つまり遅延に関しては全く認識出来ておりませんので、使い心地は全く同じです。
XC40ユーザーの皆様で私と同じ様にまいどまいど有線接続するたびにストレスでハゲそうな人はこの無線化ドングルを試してみることをおすすめします。
ただし、私が問題なく接続できたとしても誰もが同じ様にイージーに使えるかどうかは不明ですので、ダメでも私に文句は言わないようにお願いしますね。