ちゃろー(^o^)
・車両総重量が2,500kg以内であること
・車高が2100cm以下であること
※マンションの駐車場規約の為
・右ハンドル
・ACC搭載
・AT(もしくはそれに準ずるもの)
・ガラスサンルーフ搭載
・360度カメラ搭載
・ロードバイク2台積載可能
・1000万円
・ICE(エンジン)搭載車
・ディーゼルエンジン
・6気筒以上
・AWD
・ラダーフレーム
・SUV
・グランドツーリング
・今まで買ったことがないメーカー(ブランド)
・「ハレ」感
・コンバーチブル
・スポーツカー
「最低地上高が200mm程度確保されているクルマであること」に加え、「四輪駆動(AWD)であること」を追記しておきます。前回(X3の記事)で書き漏らしておりました。
AWDであることの理由は別にAWDでなければSUVを名乗ってはいけない、なんて言うつもりは1mmもなく、単純に冬はスキー三昧の生活をする予定だからです。
昔に比べるとゲレンデまでのアプローチや雪国であっても主要な道路は除雪が行き届いていてAWDであることの優位性は薄らいでいる気がしますが、走行中に猛吹雪に襲われたり、ゲレンデは大丈夫でも宿の駐車場にたどり着くための「ラスト100m」が急坂だったりすることも多々あります。
またAWDは雪道やラフロードだけで威力を発揮するものではなく特に高速道路での走行安定性でも高価があります。雨の日なんか特に。なのでAWDは必須と考えています。
なおAWDの方式にこだわりはありません。簡易なオンデマンドAWDでも2WDよりは優位性があることはまちがいないのでウェルカムです。
欲しい車の2台めはX3に続きBMW。
X6は言わずと知れた? X5のクーペ版。
いわゆる「クーペSUV」の元祖的な存在ですね。
初代モデルが発売された時に私が思ったのは「SUVなのにクーペ? 意味がわからない。BMWってバカなの」でした。
で、今はどうかというと「すべてのメーカーはSUVにクーペヴァージョンを揃えるべきじゃない? 選択肢が広がるのはいいよね」です。
そもそも私がSUVを選ぶのは「荷物がいっぱい詰めるから」じゃなくて「最低地上高がたっぷり確保されている」ことと「視点が高くて見晴らしが良い運転ができること」ですから、ボディがシュッとすることで最大積載量が多少犠牲になろうがなんの問題もないのです。加えて日常的に後席をつかうことはありません。つまりX5である必要はないのです。
このあたり私と同じように考えている人は多いと思ってます。特にSUV=荷室重視だったらヤリスクロスとかロッキーとかチョイスに入らないでしょ? 後席についても夫婦+子供二人程度なら子供の身長が父親に追いつくくらいまでは頭上空間に問題など生じないはずですし、そもそもドライバーの身長が日本人の平均以下なら後ろが大人でも大した問題にはなりません。
事実、初代X6発売当初、私と同じように「ばっかじゃないの?」って思っていたMercedesやAUDIですら、実際にX6がバカ売れしているのを見ると慌てて追随しましたので、まあ私と奴らは同罪?です。
そういうわけでX5じゃなくてあえてクーペモデルのX6をチョイスしたのは100%デザインの問題です。このデザインは好みです。
だってX5だとデザインに対する評価はX3と同じで「心の琴線に響かない」ので。
もちろんX3もX5も積極的に「かっこ悪―」ってほどじゃないのです。
かっこ悪くはないけど特筆するような美点がない(カッコイイとは思えない)というか、SUVとしてあまりに無難というか子供のお絵かきレベルというか思考停止的なルックスで、これっぽっちも食指が動かないのですよ。
※なお私には食指はありますが触手はありません
大前提 クリア
前提 クリア
予算 ちょっとオーバー(後述)
X6ですが、以下のキーワードに合致しています。X3と同じですね。
そうそう、クーペですがロードバイク縦積み2台は問題なくイケます。というか余裕です。ここは実車で確認済みです。
というかこのクラスだとサイズの暴力でクーペとか関係なくXC40より広大です。
・ICE搭載車
・ディーゼルエンジン
・6気筒
・AWD
・SUV
・グランドツーリング
・スポーツカー
もう少し詳しく解説していきましょう。
このクルマを簡単に説明すると……
◆X3より一回り大きなアッパークラスで、完全にアメリカ市場向けのパッケージというかうすらでかい
◆X3 M40dと同じインライン(直6)3リッター ディーゼルターボという絶滅危惧種エンジンを搭載。ただしX3 M40dよりデチューンされている
◆0-100km/h加速:6.5秒(公式スペック)で、「でかいのに速い」煽られるとチビるかもしれない怖さがある
X3 M40dは「M」系の日常使いを考えた方の「Mパフォーマンス」というラインでしたが、こちらは「Mスポーツパッケージ」という通常のモデルがMのコスプレをしたもの。要するに見た目はいろいろとMっぽく、サスペンションセッティングもスポーティに仕上げています、という感じの理解で間違いないとおもいます。
BMWのネーミングの話になりますが、Xで始まるモデルはSUV系のモデルであることを表し、続く数字で普通のSUVかSUVクーペかを見分けることが出来ます。奇数が普通のSUVスタイルで、偶数がクーペSUVという居住性やユーティリティより見た目重視に振った外観を持っています。つまりX6はクーペスタイルのSUVということです。
ちなみにBMWはクーペSUVのことを「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」という独自ネーミングで呼んでいますが、一般的には通用しませんのでここではクーペSUVと呼びます。
「独自の呼称」で思い出すのがトヨタ。ハッチバックのことを「リフトバック」と言い張って浸透させようと必死のキャンペーンを張り続けましたが、天下のトヨタ様をもってしても世界標準の呼称に太刀打ちできずに今では白旗を挙げたのは記憶に新しいところです(え、古い?)。
X6になるとステアリング調整もさすがに電動ですし装備含めX3より1クラスアップというか積極的に「豪華」といえるものになりますので文句なし。
さて、このクーペSUVであるところのX6ですがうすらでかい図体なのに私的には「スポーツカー」というキーワードを当てはめていますが、多少疑問を感じている方もいらっしゃるでしょうから言い訳などを。
このクルマは0-100km/h加速は余裕の6.3。よって私の動力性能評価では「スポーツカー並」になります。
いい機会なので、ここで少し今回の動力性能評価について補足しておこうと思います。
動力性能と言えばシロートさんがよく口にする最高速度。
「このクルマ、時速何キロ出るんですか?」
これ「シロートさんあるある」じゃないですか?
そう。車の性能=最高速度が何キロでるかがシロートさんの判断基準のようです。
私は性格が悪いので、そう聞かれるといつもこう返事をしています。
「最高速度なんて出したことがないから、ちょっとわないからわからないですね―」
最高速度が何キロ出るかなんて日本で乗るロードカー的には全く(は言い過ぎですが、ほぼ)意味がありません。強いて言えばカタログデータの数字で(相対的に遅いクルマに対して)マウントをとりたい時に使えるくらいでしょうかね? とはいえ最高速度がそのクルマの性能を計る一つの数字であることは間違いありません。でも自分でクルマを買う時にチェックするのはそこじゃないでしょ、というお話です。
そんなわけでシロートさんじゃない私ですが、別にクロートさんでもプロフェッショナルでもマニアでもありません。あえて言うなら「車好き」?
そんな私が必ずチェックするの0-100km/h加速のデータです。
想定は信号で隣に並んだヤツと白黒つけるシグナルグランプリ……じゃありませんよ?
私は自分のクルマには高速道路の加速レーンで相応のパフォーマンスを求めているので、加速力を重視します。
ただし高速道路の加速レーンで本当に必要なのは0加速ではなくいわゆる中間加速なのですが、例えば40-100km/hとか60-120km/hとか、そういった数値を発表しているメーカーは殆どない一方で、欧州車の多くは0-100km/hならデータを得やすい、つまり比較しやすいわけで、チェック項目としてはそれしかないのが実情です。
法律で全部標記するようにして欲しいんですけどね。
でも0-100km/h加速が4秒台なのに40-100km/h加速だとプリウスより遅いなんていうクルマは存在しないでしょうし、参考値として充分アテにしています。
で、基準ですが、私の評価基準は次の7段階です。
できれば青いカテゴリーの速さを備えていて欲しいというのが本音ですが、それを凌駕するアピールポイントがある場合は妥協できます。
普通のクルマ:8秒以上
楽ちんなクルマ:7秒台
スポーツカー並:6秒台
スーパースポーツ並:5秒台
スーパーカー並:4秒台
ハイパーカー並:3秒台
意味不明:2秒台以下
上の基準に当てはめると前回のBMW X3 M40dは「スーパーカー」に分類されます。
ではこのX6 35dはどうかというと6.3秒なので「スポーツカー並」です。
いやあ、これだけ早ければ私にとってはマジでスポーツカーです。
そもそも私は0-100km/h加速が7秒台であれば「私の厳しい基準を満たしているオッケーなヤツ」だと考えておりますので、6秒台なんて「速っ!」です。
VOLVO XC40 B4 AWD R-Design(MY2021) | BMW X6 xDrive 35d Mスポーツパッケージ | |
全長 | 4425mm | 4945mm |
全幅 | 1875mm | 2005mm |
全高 | 1660mm | 1695mm |
ホイールベース | 2700mm | 2975mm |
最低地上高 | 210mm | 215mm |
車重 | 1750kg | 2240kg |
エンジン形式 | 横置 直列4気筒 | 縦置 直列6気筒ディーゼル |
排気量 | 約2000cc | 約3000cc |
最大出力 | 190ps | 286ps |
最大トルク | 300Nm | 650Nm |
燃料タンク容量 | 53リットル | 80リットル |
燃費(WLTC) | 12.5km/l | 12.4km/l |
トランスミッション | 8AT | 8AT |
0-100km/h | 7秒台後半 | 6.3秒 |
私のXC40と比べると……違いが大きすぎて笑います。特筆すべきは燃料タンクで、容量が80リットルもあるのは羨ましい限りですねえ。
ボディサイズもそうですが、500kgも重いのか……。というか、マンション規約的にアウトな気がします(車両総重量2500kg以下)。単純計算では15kgオーバー。たぶんオプションつけると更に増えますね……うーん。
3シリーズよりクラスが上なだけあって、そもそもX5とか5シリーズは1000万円が「スタート」です。3シリーズの一番高いヤツが、3シリーズの一番安いやつ、みたいなイメージです。
そしてその1000万円というのは車両本体価格なので、何もオプションをつけなくてもそこに諸費用分が加算されて今回の予算上限をオーバーします。
今回は「1円でも超えたらアウト」じゃなくて情状酌量?の余地を残した車選びなので、X6に果たしてそのオーバー分を補って余りある魅力があるかどうかが焦点と言えるでしょう。
X6 xDrive 35d Mスポーツパッケージは、吊るしの状態で1000万円オーバー(10,810,000円)。
メタリック塗装などは選ばず基本素の状態を基準にして必須と思われる「プラス・パッケージ(150,000円)」「コンフォートパッケージ(43,7000円)を加えると1,200万円をオーバーします。これにコーティングやらドライブレコーダーなど入れ、税金等諸費用込みで走り出しは約1,300万円
コイツの問題はそのサイズです。
長さはまあ、いいんです。
5mを超えなければ許容範囲です(多くのフェリーが5mで値段が変わるから、というせこい?理由で制限を入れてます)。
私はクルマを選ぶ際に立体駐車場との戦いで敗北したくありませんので高さは青天井で許容します。
問題はミラーなしでも2mを超えてしまう横幅です。
私も同居人も多少横幅が大きかろうが運転する事についてはほとんど問題と感じないのですが、出かけた先で発生する駐車スペースの問題がどうしても頭を悩ませるのです。
横幅180cmクラスの細目のクルマに乗っていた時でさえ「狭い」と思うことが多かった日本の駐車場に2mの横幅はさすがにちょっとどうなの? とイケイケドンドンになりつつある私の肩を「理性」が押さえてくるのです。
理性の存在は本当にありがたいですね。
今回のクルマを選びで予算を1000万円に拡大すると選択肢がけっこうふえてきたわけですが、連動して横幅もドンドン増えていきます。最初はうーん、って思っていてもだんだん麻痺してくるんですよね。「そのくらいはアタリマエだな」って。そして「ここ10年くらいはずっと横幅が190cmクラスのクルマに乗ってきてたんだし、左右にそれぞれ5cm程度広がるくらいなら大した問題はないよね」なんて思い始めてきますからね。^^;
まあ、実際問題として普段の生活圏であればまったく問題はないとは思いますが、この先増える予定のカントリードライブを考えるとサイズ、特に横幅にはある程度の制限を設けたほうがいいと思う今日このごろです。
とりあえず値段が高いんです。
それを言っちゃ終わりでしょ? ってな感じですし、そもそも「はじめから分かっていたよね」みたいなところもあります。でもいちおうどうなのかな? って試してみたわけです。でもやっぱり残念ながら私が選ぶべきクルマではなかったようです。
「多少のオーバーは許容範囲」ですが300万円近くオーバーするのはさすがに「許容範囲」を超えます。
フロントデザインはともかく(^^;、X3と違ってサイドビューはカッコイイと思うし、リアビューについては意見が分かれるところですが、こと「存在感」についてはX3のリアビューより上です(主に不気味さで)ね。
X3の「とらえどころのない平凡なデザイン」がダメなら、デザインが好みでX3 M40dと同じエンジンを積むX6はどうかな? とスケベ心でチェックしてみましたがやっぱり購入対象としては難しいクルマでした。
◆予算オーバー
◆さすがにでかすぎる気がする
◆そもそも重量制限で(ギリ)マンションの駐車場に保管できない
うーん、デザインは好みなのになあ。X3と比べてくださいよ、サイドビューを。
惜しいなあ……。
うーん、うーん……。
……ん?
ノーマークだったけど、アレってアリじゃね?
続く。
おっと忘れてました。
良いお年を。そして来年が私にとって……ついでに皆様にとって素晴らしい1年になりますように。