ちゃろー(^^)
XC40にはVOLVOのワゴン系車種伝統の荷室パーテションボードがあり、便利に使っている人も多いのではないでしょうか。
かくいう私もこの機能についてはXC60のときから買い物時などに重宝しています。
が、これはあくまでも荷室の分割用であって荷物の固定とは少し意味合いが違います。
荷室内の荷物固定については過去の記事でカーゴネットを紹介しました。
これもまたスグレモノでおすすめなのですが、カーゴネットが得意とするのは、小さめの荷物、あまりかさばらない荷物、あまり重くない荷物等です。
言い換えると大きめの荷物や大きな荷物、思い荷物などは得意ではないと言えるでしょう。
さらに言えばカーゴネットは「ふんわり」と固定するのが仕様であり特徴なので「しっかり」「がっちり」と固定することはできません。
また見栄えや取り回しに面でもカーゴネットの得意範囲とは言えません。
なので普段は荷室の床下部分に収納しておいて、必要に応じて取り出して4箇所のフックを取り付けるという運用になるのではないでしょうか。
横着な私はテールゲート絡みた奥側、リアシート裏の2箇所のフックにだけ取り付けておいて、ネットはリアシート側に寄せてしまっておりました。
そんな中今シーズン2回めで最後のスキー旅行を前に荷室内への搭載方法を改善するために「固定」をキーワードにAmazonを探検していたのですがピントくるものを発見して、ポチりました。
今回はそのアイテムを紹介いたします。
「かっちり」となるとネットではなくベルトでしょう。
いわゆるタイダウンベルト系のものになります。
何はなくともまずはVOLVOの純正品チェック……ということで探してみるとちゃんとありました。
「荷室ストラップベルト」という純正アクセサリです。
これはベルト両端のフックを荷室の金具に留め、締め上げて荷物を固定するタイプのものです。
今回私が想定する使い方には確かに合致しますが、純正品ですからね。値段をきいたら思わず「冗談でしょ?」と口にしてしまいそうじゃないですか?
なので純正品からはインスパイアだけ頂戴して、Amazonで同機能の、そして安価な製品を探すことにしました。
いやあ、こういうのって「生きていてよかった」みたいな至福の時なんですよすね、私にとっては。
こういうのって色々チェックしていくとイメージがだんだん固まってきますね。
言い換えると「条件」が明確化されてくるのです。
とは言え今回の私の条件はシンプルで、「フックが金属じゃないもの」です。
金属のほうが強度が高いのは間違いないのですが、荷室側の取付金具も金属なので非使用時、つまりベルトにテンションがかかっていない時に金属同士でガチャガチャ音がするじゃないですか。私はそれが我慢できないのです。
非使用時には外して収納しておけばいいのですが、そこはホレ、ものぐさな私ですから、普段からつけっぱなしにしておきたいのですよ。
そして見つけたのがROK strapsという製品です。
本来はモーターサイクルのツーリング時に荷物を固定する用の製品なのですが、今回の私の目的にバッチリなので迷わず購入して試してみることにしました。
商品パッケージは2本入りです。
私の用途にも2本あればOKなのですが、念の為に?と2セット、つまり4本一気に購入しました。
使えなかったらどうすんだ、とは思いませんでした。
「これはイケる」という確信があったからです。
……ええ、これで何度も失敗してますとも。
だがそれこそが人生の楽しみじゃないですか。^^;
ちなみにROK strapsには太さ違いで2種類あるようですが、私は太い方(テープ幅は約25mm。耐荷重45kg。最長1,500mm)を選びました。
理由は……太い方をポチった後に細い方を見つけたから……というのは本当ですが、実は私の使用目的だと細い方(テープ幅は16mm。耐荷重29kg。最長1,060mm)ではストラップの最長が1060だと明らかに足りないので、チョイスすることはなかったと思います。というか、細い報を買っていたら「しまった、長さが足りねえええE!orz」となっていたと思います。
ちなみにメーカーでは太い方はモーターサイクル用、細い方はスクーターやバックパック用にカテゴライズしています。
またバイク(自転車)用(12mm/18kg/720mm)というのもあります。
通常は1500mmも使いませんが、余裕があるにこしたことはありません。また今回の目的である「スキーの固定」にはこれくらいの長さがないと役に立ちませんので。
荷物固定用のストラップ全般に言えることですが、いわゆるゴム、もしくは一部がストレッチ素材になっていることできっちり締め付けることが可能です。もちろんギンギンにテンションかけて締め付けちゃダメですし、例えばトラックなどでオートバイを運ぶ際に固定するタイダウンロープとして使う場合はそもそも一瞬でも緩む可能性があるゴムは入ってないほうがいい気がしますし、クッションの有無はケースバイケースでしょう。
とはいえ一部が強めのクッション素材になっているROK strapsは私の用途としては理想的です。
ROK strapsの両端は、フックではなくテープというかストラップ自体がループ状になっています。
そのストラップはプラスチックのバックルで2分割されています。
すなわち使い方としては2分割したそれぞれのパーツをループを使って荷室の金具に固定し、バックルを合わせ、ストラップを引っ張って長さを調整するというもの。
このバックルを使ったジョイント方式であることがROK strapsを非常に使いやすいものにしていると思います。
たとえば複数のROK strapsを各固定金具に取り付けておけば、つなぐ相手はどこのストラップでもいいのです。
もちろんバックルにはオスとメスがありますのでかっちり留められるのは相方のみですが、各金具に一本分、つまりオスとメスの両方のストラップのループを固定しておけばどことでもつなぐことが可能なのです。
私はそう考えて2セット、つまり4本を購入したのですが、実際に使ってみると想像していた以上に気に入っちゃったので、あと2本あってもいいな、と買うかどうしようか悩み中です。
というのも床にある取り付け金具自体は4箇所ですが、使える金具というか、取り付けられる場所があと4箇所ほどあるのです。
1つ目はリアシートを受けて固定する金具。これが左右にあります。
もう一つは左右のフロントシート下のシートレール部分にある金具。
これらはフロアの取付金具と比べると耐荷重や強度などに差があると思いますが、軽い固定用には充分と考えます。
用途として、例えばシート固定用金具を使うと写真のようにクロスに掛けられます。これでリアシート背面に買い物バッグなどを固定できます。
パーティションのバッグ用フックもいいのですが、長めのバッグなどだと対応できません。荷室のサイドにあるフックでもまだ高さが足りない、などという時にわざわざネットを使わずともこれで固定ができます。
もちろんきつく締める必要はありません。手提げ部のループにストラップを通して緩めに固定しておくと、まず崩れないと思います。
これは左右だけでなく対角線にも使えますし平面だけでなく高さがある立体的な交差をさせられると、色々と応用がきくのではないでしょうか。
もちろんフックに掛けるだけという簡便さとは比べるべくもありませんが、荷物を固定する方法がいくつもあるというのはいいことだと思うのです。
シート下の取付金具については、まだ試してはいないもののロードバイクの固定用に使えるかもしれないと考え中です。
まあ「タイトル盛りすぎ」感がありますし、ROK strapsの性能・仕様というよりはXC40で使う場合に限った「良さ」なので「ふーん」くらいに思っていただければ幸いです。
それは「荷室手前側はステルス性が高い」というもの。
XC40の荷室の左右手前にはちょっとしたホイールアーチの後ろ側になる為、収納スペースが少し広げられています。そのポケットと床下収納部分がミゾで空間接続されている(?)のですが、ROK strapsは固定金具にループを通した、つまりスタンバイ状態でそのミゾを通して床下収納部分にきれいに隠すことができるのです。
奥側も床下部分に収納可能ですが一部は露出します。それに比べるとここまできれいに隠せるとなんというか感動モノというか、このミゾはROK strapsの為に用意されていたのではないかと錯覚したりしなかったり。
エンドループ部分は、もう少し大きいとモアベターです。