ちゃろー(^^)
知らんけど。
されど冷静に考えればわかるはず。
だってマイルドハイブリッドモデルが発売されたからって今更XC40を詳細に説明してするようなブログや動画はないと思いませんか?
需要の問題です。
なので、XC40 B4 AWD R-Designに関しては、世界で一番詳しいブログになる……はず。
同じxcでも他のイヤーモデルやグレードは知りませんけよ?
XC40のフロントビュー、結構気に入ってます。オラオラ感がないのがいいですね。
デザイナーの話ではXC40は「ブルドッグ」がモチーフだそうです。
ちなみにXC90とXC60は「ライオン」だそうな。
XC40のブルドッグはわかりますが、XC90とかXC60がライオン?
まあXC40が犬系でXC90やXC60がネコ系というのであれば、なんとか「そうですか」と言えなくもありませんが……。
クルマでブルドッグといえば、私なんかはまっさきに「ホンダ・シティ・ターボⅡ」を思い出すんですけど。
時を同じくしてBALLAD CR-Xというライトウェイトなスポーティカーが発売されましたが、私はシティ・ターボⅡの方断然好みでした。
ちなみにシティ・ターボⅡのトレッドは前より後ろのほうが広かったので「ブルドッグ」と名付けられたそうな。
閑話休題。
こちらのブルドッグもターボモデル。
しかも110ps/16.3kgのシティ・ターボⅡに対し、スウェーデン製のブルドッグは190ps/300Nmという圧倒的な数値を誇っております。
まあ……車重が重いんですけどね……1トン以上も(ターボⅡは735kg、XC40は1750kg)。
要するにシティ・ターボⅡの方が断然速いっすね。^^;
閑話休題。
好きなクルマが出てくるとつい熱くなってしまいますね。^^;
XC40の話に戻りましょう。
前から見るとこんな感じのXC40です。
全幅は1875mm。
トレッドは1600mmです。
あ、グリルの金十字はこのあとこんな感じにモディファイ済みです。
同じ日なのに、カメラ変えると全然色が違いますね。もちろん?上の方が見た目に近いです。
さてR-Designのカラーデザインテーマは「黒入ってます」なのでご覧の通り赤いところ以外は基本的に黒いです。^^; クロームなどの光り物を廃する、というのが「R-Design」のR、すなわち「リファイン」のキモだそうです。
グロスブラック仕上げのラジエーターグリルもR-Design専用デザインのもの。R-Design以外は縦桟デザインです。インスクリプションはご覧のようにグリルがクローム。バンパー下部のディフューザーもシルバー(R-Designはグロスブラック仕上げ)。加えてルーフレーフもシルバー系(R-Designはグロスブラック仕上げ)です。サイドミラーカバーはボディ同色(R-Designはグロスブラック仕上げ)。
ヘッドライトはフルLED。
ヘッドライトハウジングを上下に二分する形の水平貴重部分がウインカーとデイライトランニングランプ兼用のラインで「トールハンマー」と大層な名前が付けられています。
この部分はXC90から一貫したVOLVOのデザインテーマでもあります。
が、しかし。
XC90とXC60は文字通りハンマーらしく正しくT字型なのですが、XC40はY字型なんですけど……。
XC90。
XC60。
ね?
「おいおい【ハンマー】じゃないじゃん。Y字型だとパチンコじゃん」
と思ったのは私だけではないはず。
ただし、それは横や斜めからヘッドランプを見た場合。
「正面からみたらトールハンマーだから」っていうのがVOLVO的な強弁なのでしょう。
でも、個人的な見解を述べさせていただくなら「正面から見てもY字じゃね?」なんですけど。^^; もう一度見てみましょう。ギリセーフかもしれませんが……。
あ、ちなみに「トールハンマー」とは、北欧神話のトール(ローマ神話で言うところのジュピター)が持つ「槌」という意味です。
別名ミョルニル。
欧州では「ミョルニル」が主流ですが、日本ではそれだとなんか可愛い感じで怖くないので「トールハンマー」の方が通りがよいそうな。銀河英雄伝説の影響かもしれませんね。
サイドには地味にVOLVOの文字が。
そうそう、このLEDヘッドランプにはVOLVOで言うところの「アクティブベンディングランプ」という機能が搭載されています。ステアリングと連動して左右に動く、いわゆる「アクティブコーナリングライト」と呼ばれる機能です(ロービーム時のみ)。
私はVW EOS V6というクルマで初めてアクティブコーナリングライトを体験したのですが「なんて便利なんだ!」と感動したのを覚えております。ご存じの方はご存知の通り、夜の山道なんかのワインディングロードで本領を発揮するんです。その便利さというか安全性に感動した私は、それ以来ずっとこの機能がついたクルマに乗っています。なんというか、街灯だらけの街中ではありがたみを感じない地味な装備ですが、個人的にはなくてはならない機能になっています。
※「アクティブベンディングランプ」は設定でOFFにできますが、エンジン始動時に毎回ONになります。
もちろんオートライト機能は付いていますし、自動的にハイビームとローボームを切り替えてくれる「アクティブ・ハイビーム」機能もあります。しかし残念ながらハイビーム時に対向車や前走車を避けて照射範囲をコントロールする「アダプティブ・ヘッドライト」機能は設定されていません。2021年モデルまではオプションとしても設定なしです。
前車の2014年モデルのXC60には備わっていた機能なのですが、コストの問題等もあってやはりVOLVOでも車格で装備に差をつけているのでしょうね。この点は非常に残念です。
そのトールハンマーを有するヘッドランプ下にある小さな四角い切り欠きはヘッドランプウォッシャーのノズル(の蓋)。
なおVOLVO車のヘッドランプウォッシャーはドライバーが任意で稼働させることはできません。ヘッドランプ点灯時にウインドウォッシャー液を噴出させた時、数回に一回(XC60の実績でいうとたぶん、5回に一回?)自動的に出てきて頼んでもいないのにヘッドランプ周りをウォッシャー液まみれにしてくれるという、迷惑なロジックで稼働します。あと、必要もないのに数回に一回噴射するのでウォッシャー液の消費がハンパないです。このあたりはVOLVOとウインドウォッシャー液会社が結託しているのではないかという陰謀説がまことしやかに流れているとかいないとか。
こちらもLED。
アタリマエですが、フォグランプとして使うわけですが、それとは別に後退時、すなわちギアをリバースに入れた時の補助灯としても点灯します。霧が出るまで出番なし、というわけにはいかないのですね。サボれないフォグランプとでもいいましょうか。
実はそれだけではありません。このフォグランプにはコーナリングライト機能も搭載されています(ヘッドランプのアクティブ・コーナリングライトとは別)。
作動条件は、「速度が30km/h未満(以下ではない)」で「ヘッドランプが点灯している状態」において点灯します。
いやあ、普段から結構忙しいじゃん。フォグランプなのに。
なおこの機能はSENSUSの設定で任意でOFFにすることができますが、デフォルトではONです。
上の○と見えにくいですが右側のフェンダー下部分にある○は近接センサーです。
エンブレム内にあります。
向かって左側に設置されています。わかりにくいかもしれませんが、フォグランプの右上あたりのカバーを開けるとネジが切ってある……はず。そこに付属の牽引フックをねじ込んで使用する……というのが一般的なロジックです。まあ、つかわずに越したことはありませんが、いざという時にパニックにならないように自分の車の牽引ポジションやフックの場所くらいは把握しておいて損はありません。
ナンノコッチャ? と思われるかもしれませんが、つまり車検証的な「車幅」と実際の「車幅」は違う、ということです。
ご存の方も多いと思いますが、車検証に記載されているのが普通に語られる「車幅」ですが、実はこれにはミラーは含まれません。
おかしな話じゃないですか。
例えば左右に切り立った壁がある狭い道があったとして、その幅がきっちり2mだとしましょう。
「俺のクルマは横幅が1875mmだから、左右それぞれに5cmあればOKってことか。うん、慎重にいけば余裕で通れるぜ」
なんて考えて入るといきなりガリガリガリっとミラーが削れたり割れ落ちたりします。
いわゆるミラーtoミラーと車幅には大きな乖離があるのです。
一例ですが、CX-5は全幅は1840mmでXC40よりかなりスリムですが、ミラーtoミラーは2170mmありました(けっこうクレームが多く、その後マイナーチェンジするたびにミラーが小さくなって、現行はたしか2110mmだったかと)。
対してXC40は2040mmしかありません。
下の写真を見てください。ミラー部分の出っ張りが小さいのがわかると思います。
あ、もちろんXC40でも2mしかない道は入れませんけどね。
何が言いたいのかというと、カタログデータだけで車の大きさは語れないこともある、ということです。
でもね、実はXC40って1860mmくらいなんですヨ。嘘だと思うならココを見てください。
1863mmがXC40の本来の全幅です。じゃあなんで日本では1875mmもあるのか?
それは……「日本の法律をクリアするため~(チコちゃん風に)」にわざわざ1875mmにしてあるのです。XC40に限らず、こういう規制合わせのための水増し(実際にムリヤリ?1875mmにしてあります)は輸入車には結構多いのです。そのへんの細かいうんちくについては別記事で。
最後にマテリアルですが、フロントバンパーは樹脂、フェンダーはスチール系、ボンネットフードはアルミです。
XC40のチャームポイントは下側が丸っちくてどっしりとしたかわいいこのリアビューだと思います。ええ、個人の感想ですが。
リアビューは白ボディの方が広く感じて伸びやかでかっこいい気がします。色付きボディはちょっと締まって見える分、ボリューム感がやや少なめ?
しつこいようですが、全幅は1875mmです。^^;
あと、リアのトレッドは1625mm。
XC40もそうですが、VOLVOのリアのコンビネーションランプは特徴的なL字型になっています。
これは「1ユニットで横からも後ろからも視認性がよいデザインを考えるとこうなった」という合理的・安全志向的に考え出されたもの。現時点でのVOLVO車のアイデンティティの一つと言っていいと思います。
旧型ホンダ FITではありませんぞ。ちなみに向こうがマネしておりますね(時系列的に言うと)。^^;
で。
なぜかリアはウインカーランプもブレーキランプもLEDではなく「電球」なんですよね。
なんでここをケチった? って思ったのは私だけではないはず。
なので、当然ながらアフターパーツが出ていて「みんカラ」などを読んでいると換装していらっしゃるオーナーさんも多いようです。
私?
昔の私だったら替えますけど、今のところはあまり乗り気じゃありません。
換装することによって生じる不具合(ハイフラッシャー化など)が保証されているわけではありませんし、基本的に保守はディーラーに丸投げする私にとって、電装系のモディファイはあまりしたくないのです。
純正のままにしておけばタマ切れとか5年間は全部タダで交換してもらえますからね。
フロント同様、リアコンビネーションランプのサイド部にもこんな感じでVOLVOのロゴが入っています。
そうそう。このリアビューを見て違和感ありませんか?
従来のT系とB系ではこのリアビュー、具体的にはバンパーが決定的にちがうのです。
わかります?
いきなり言われても???だと思いますが、よく見てください。
「排気口がない」んです。
T系までは左右に二本出し。しかもデザインされたマフラーカバーがバンパーに埋め込まれておりました。
もちろんこいつはガソリンエンジンのハイブリッド車なのでちゃんと排気管も当然ながら排気口もあります。それらはバンパーで隠れていてこの角度からは見えないだけなんです。ちなみに排気口は下向き、つまり地面向きになっております。
このあたりの理由は「EVに見えるようにしてみた」というより、HV系とEVでパーツ(バンパー)を共用化するためでしょう。
ここまでやるんだったら、ついでにちょっと見えているマフラーのタイコ部分を黒の耐熱塗装で目立たないようにしてくれたらいいのに、と思うのですが……ここもコストの問題なのでしょうね。
個人的には耐熱塗料で「ぺいんてぃっどぶらっく」したいのですが……面倒です。^^;
ちなみにR-Designなので、バンパー下部のアンダーガードはグロスブラックパーツがついております。フロントもそうですが、こんなところは機能的観点からはグロスブラックにする必要性はないとおもうのですがねぇ。
そうそう、リアのウインドウォッシャーのノズルは、ワイパーアームにインテグレートされております。
バックフォグはリアバンパーに埋め込まれています。なお右側のみ。
リアの牽引ポイントは向かって右のバックフォグの下。要するにフロントと同じライン上ですね。
マテリアルはルーフスポイラーは樹脂ですが、それ以外のリアフェンダーもテールゲートもパネルはスチールです。
なのでXC40のリアゲート・パネルにはこういうスチールステッカーが貼り付け可能です。
前車の2014年型XC60はリアゲートパネルがアルミだったのでマグネット系は使えなかったんですよね。
あと、XC60ではできなかったマグネット付きCOBライトもこうやって貼り付けられますので色々捗ります。
いやぁ、鉄最高!みたいな?
全長は4425mm。
全高が1660mm。
最低地上高が210mm。
ホイールベースは2700mmといった感じです。
全長対ホイールベース比は1.639で、ライバルではBMW X2とほぼ同じ。VW ティグアンの1.682、CX-5の1.683、RAV4の1.710、レクサスUXの1.703、に比べるとオーバーハングが短かめであることがわかります。見た目もギュッとしてて凝縮感があります。
あ、コレは私が勝手に「候補車のプロポーションを判断する時に使う計算式」の一つであって「だからどうだ」というものではありませんが、個人的にオーバーハング、特にフロントオーバーハングが長いクルマのサイドビューをかっこいいと思わない&旋回時のイナーシャが大きいんじゃね? 的な価値観を有しているので、一つの指針として使ってます。
たとえば「うーん、なんかサイドビューが間延びしている感じだなあ」と思って計算するとこの数値が高い、とかです。もちろんこの計算式では前と後ろの個別の違いはわかりませんが、ちょっとした目安にはなるかな、と思っています。
サイドミラーはご覧のようにドアから生えています。前車のXC60はAピラーの付け根にありましたので、多少なりとも視界確保に一役買っていると言えるでしょう。
XC40のサイドビューで特徴的なのは、Cピラー部分でおおきくキックアップしたボディパネルのデザインでしょうか。
特徴を出すためというか、かつてのヘリテージVOLVO?へのオマージュというか、まあなんでもいいですけどデザイン的なアクセントであることは間違いないでしょう。要するに「デザインのためにこうした」のです。
そのおかげで?パット見て「ああ、XC40だな」というユニークさを獲得しているわけですが、おかげさまで運転席からの斜め後方視界が悪いです。
安全性を謳うVOLVOが死角増やしてどうすんだ、という議論はシても意味がありませんが、この時代はセンサーテクノロジーにおまかせってことなのでしょう。
なのでガタガタ文句を言わずに我慢するのが良い子の努めなのでしょう。
ぶっちゃけ、実際問題としてはあまり気になりませんしね。
もちろん死角は少なければ少ないほどいいわけですが、極論を繰り広げると全方位シースルー以外はダメってことになりますから。
でも、後方視界が良くないと心配で心配でハゲてしまうような人はXC40を買う前にじっくり試乗しましょう。
個人的にはサイドミラーの視界が良いのと、BLIS(斜め後方用クルマレーダー)があれば走行に問題はないと思いますけれど。
輸入車ではもはやアタリマエの装備になりつつあるプライバシーガラスがXC40にも標準装備されています。
プライバシーガラスとは、Bピラーより後ろ側のガラスがすべてダークになっていて、外からは中がかなり見辛くなっているものです。
使うとわかると思いますが、コレは結構有用です。
私はプライバシーガラス付きのクルマに乗るようになってからは、納車後すぐにリアの荷室カバー、いわゆるトノカバーを撤去するようになりました。マジで外から見えませんからトノカバーの必要がないのです。
もちろん、強力なライトで照らすなど、手を尽くせば見えます。
なので、どうしても外から見られたくないもの、例えば死体とか(例えばですよ、例えば)を載せている場合はその上にグランドシートをかけるようにします。
この先「クルマの常備アイテム」みたいな記事で詳解シますが、私は畳むとコンパクトいなるテント用のグランドシートをトランクに常備しています。結構重宝しますのでおすすめです。
もちろん、死体を運ぶためではありません。^^;
それから所有している人はお分かりかとおもいますが、夜間であっても車内から外を見ると普通によく見えますので安全性について問題視することはないとおもいます。なので個人的にはメリットばかりの装備だと考えております。
前車のマド越しに更に前方の様子を見たい、なんていう後続車にとっては「ちっ」的な装備かもしれませんが、トラックなどと同じだと思いましょう。
これはまったくもって個人的な意見なのですが、曲がりなりにもSUVを名乗るのであればドアはサイドシルをフルカバーしないとダメだと思います。
理由は乗降時にスカートやパンツ(ズボン)の裾を汚さないためです。
FFとか4WDであるかなんてことはどうでもよくて、大事なのはココではないかと思うのです。
前前車のレンジローバー EVOQUEはクロカン専門会社だけあってそのあたりはアタリマエにわきまえていましたが、前車のXC60はその気配りはなされておりませんでした。
シティ派SUVとカントリーオッケーSUV(?)の違いはココにあるかもしれませんね。
VOLVOでもXC90はシティ派。XC60からはカントリーオッケー派という感じのカテゴリー分けがなされておりますが、さて他車やライバル達はいかに?^^;
とまあEVOQUEからXC60に乗り換えた時、この点をチェックシ忘れていたのが後に残念に感じたので、「次に買い換える時はココは要チェック」と思っていたのでした。
「別に未舗装の道なんて走らないし」というシティ派?の方も雨が降ったらサイドシルはぬれるということを理解しましょう。最低地上高が低いクルマであれば乗降時に気をつけていれば比較的回避が楽なので、普通のセダンやハッチバックであればあまり問題にならないのでしょうが、最低地上高の高さが売りのSUVでは気をつけていても汚しちゃうことはままあります。
最低地上高が235mmもあった前車のXC60は、おかげさまで雨の後はズボンの裾をよく濡らしたものでしたが、XC40ではその心配もなさそうです。
ドアハンドルにはいわゆるアプローチランプが埋め込まれています。
これは乗降時に足場を照らして状態を確認するのに適しています。
乗り込む際はスマートキーのアンロックボタンを押した際に点灯します。
通常、私はいちいちスマートキーの欄ロックボタンは押さずに、そのままドアハンドルに触れて(手をかけて)アンロックしますが、そのタイミングでライトが点灯します。
なのでこのアプローチランプが効力を発揮するのは降りる時ですね。ドアを開くと点灯して、足を下ろす場所がどういう状況下を知ることができます。
夜で、自宅以外の場所に駐車する際は足元の状態をチェックできるのはありがたいです。
これも地味ですが、なれちゃうと必須機能といっていいのではないでしょうか。
ちなみに「そんなもんいらんわ、鬱陶しい」とおっしゃる方は設定でオフにすることも可能です。
給油口は右側、運転席側です。輸入車では一般的ではないでしょうか。
通常は運転席と反対側に設定するものだと思われます。
というのも運転席側に給油口があると、スタンドとの間に相当の距離をとって停車しないと、ドアを開けるスペースがなくなるからです。スタンドと距離が開くと、その分給油ノズルのホースが伸びることになりますので、下手に間を空けすぎるとノズルが届かない、なんてことになる場合もあります。
私、大昔にそういうスタンドに入って失敗した経験があります。
写真ではわかりにくいですが、XC40の給油口の特徴はキャップレスであること。中央の丸い部分が弁になっているので、蓋はとらずにノズルをこのままぶち込んで給油可能です。便利ですし、そもそも給油口ギリギリまで入れようなんて気にならなくなりますので結果として安全でもあります。
それから給油口の向かって右側にある余白?は、ディーゼル車用に使うスペースです。丸く凹んでいますが穴は空いていません。
日本には輸入されませんでしたが、実はXC40にも本国スウェーデンを始めとするヨーロッパではD3やD4といったディーゼルエンジンが用意されています(ガソリン車には3気筒のT2とかもあります)。
ディーゼルエンジンに使う尿素口が必要なので、そのスペースがガソリン車では微妙な余白感として残っているということなのです。
ご覧のように、かなり高くまで跳ね上がります。
特にここまでボンネットが開くクルマはあまり多くないのではないでしょうか。
とはいえ、VOLVO的にはこの程度はまだ「手ぬるい」と言っていいでしょう。過去のモデル、940などはボンネットが垂直に立ってましたから。
上端からの高さですが、リアゲートは2030mmくらい(写真では2036mmとなっていますが86°の値で、90°の時は2030mm表記でしたがその時の写真は撮りそこねておりました)で、ボンネットはざっと2050mmといったところです。
ボンネット高の計算は、駐車場の天井高を計測し、そこからボンネット先端から駐車場天井までの距離を引いたものなのでそれなりの誤差があるかと思います。
まあ、どちらもざっくり2mちょっとというところです。
そんなわけで、屋根のあるガレージをお持ちの方は注意が必要です。
リアゲートは任意の高さで開口調整が可能ですが、ボンネットにはそういうアジャスト機能はありませんので。
ルーフ及びドアパネルはすべてスチールです。
フュエルリッドとリアドアの後ろ上方、Cピラー上部は樹脂になってます。