にゃんぱす~(^^)
いや、ホンマ
この件に全く触れていなかったので、ちょっと書いておこうかな、と。
車を買い換える度に、何かしらの「初めて」を体験してきた気がします。
どういう初めてかと言うと、まあこういうヤツです。
「初めてのAT車」
「初めてのDOHC車」
「初めてのクーペ」
「初めての4ドア車」
「初めての輸入車」
「初めての直列6気筒エンジン」
「初めてのミッドシップ」
「初めての左ハンドル」
「初めての電動格納ルーフ」
「初めてのデュアルクラッチ・トランスミッション」
「初めてのターボエンジン」
「初めての4WD」
「初めてのACC」
細かく書いちゃうと他にも色々ありますね。
例えば「初めてのドアミラー」とか「初めての電動パワーウィンドウ」とか。
人によっては「初めてのセルモーター」とかもあるやもしれませんね(明治か!)。
で、今回のXC40ですが、実はこのクルマ、私にとっては「初めてのハイブリッド車」ということになります。
ハイブリッドといってもプリウスに代表されるような一般的イメージの、いわゆるストロング・ハイブリッドではなく、同じTOYOTAを例に出すと……クラウンに最初に搭載されたのがマイルド・ハイブリッドだったかとおもいますが、ああいうのに分類されるヤツです。
クチの悪い輩(私か?)に言わせると「なーんちゃってハイブリッド」ってやつですね。
同じハイブリッドなのにストロングとマイルドで何が違うのかというと……例外はありますが、一般的には「モーターだけで走行はできない」のがマイルド・ハイブリッドだと思えばいいかと。マイルドハイブリッドの電気モーターはあくまでも「補助」なのです。
発進時はエンジンがかからなくて、電気のパワーだけで走り出せるのが日本では一般的なハイブリッド車のイメージですが、マイルドハイブリッド車は初っ端からエンジンも回ってます。エンジンがなければ動きません。
でも発進時には同時にモーターが「補助」してくれている。とまあ、そんな関係?なのです。
この方式はヨーロッパでは主流になっています。
理由は「構造が(比較的)シンプルだから」そして「導入コストが(比較的)低いから」ですね。
2030年とか2035年とかを目標に盛んに「電動化」とやらが叫ばれています。マスコミのミスリードがひどいせいで多くの人が「電動化=電気自動車」なんて勘違いされていますが、政府の言う「電動化」にはハイブリッド車も含まれます。
メーカーはそれを見越して全車ハイブリッド化を進めないといけないわけですが、いきなりストロングハイブリッドを導入するのは色々(というか、主にコスト的に)厳しい。
というわけでハードルが(比較的)低いマイルドハイブリッドがこれからガンガン?増えてくるのではないかと想像しております。
で、我らが?VOLVOは既存の自動車メーカーの中では早々に純ICE(内燃機関)車を全廃してしまいました。それが出来た理由はガソリン車に変わる量販モデルとして低コストなマイルドハイブリッドシステムをチョイスしたからです。
導入のハードルが低いとはいえ、純ICE車を一気に無くしちゃうというのはそうそう簡単にできることではありませんが、これはまあVOLVOだからこそ出来たのでしょう。
なぜ?
だって、既存の自動車メーカーとしては零細メーカーだから。^^;
どれくらい零細かというと、全生産台数は、日本メーカーの中でも最下位のダイハツと同じくらいなのですよ。
車種も圧倒的に少ないし、販売台数自体も超少ない。なのでドラスティックなことがやりやすいのでしょう。
これがVWとかTOYOTAレベルじゃそうは行きませんよね。ドメスティックな規格である軽自動車なんてものを抱えちゃってるホンダや日産も難しい。そもそも大メーカーは仕向地用に無数の「亜種」を作り出してますから、そりゃもうVOLVOみたいな取り組みは不可能でしょう。なので彼らは段階を踏んで変えていくしかないのです。
VOLVOは得意げに「ウチはいち早く全車電動化を実現しました!」なんて言ってますが実際は「殆どがマイルドハイブリッド車」ですから、「んんん?」って思っちゃうのは私だけではないはず。
自社がいかに環境コンシャスな、つまりは志が高い企業であるということをアピールする為に「一番乗り」をしたかったのでしょう。で、それがマイルドハイブリッドだった、と。
でもまあ詳しく知らない人は「全車電動化をいち早く実現」なんて言われたら「VOLVOは安全だけでなくクリーンな自動車メーカーなんだな、すごいね」みたいなイメージを持っちゃいますよね。
なんというか、まさに「してやったり」ってやつではないでしょうか。
さすがにしたたかですな、バイキング(の末裔たち)は。
さて、VOLVOのブランディングが小狡いぞ、という話はおいといて、XC40です。
これまでXC40のグレード名になっていたT4とかT5が、2021年モデルからはそれぞれB4、B5にとって変わりました。
日本だと8月くらいの話でしょうか。
ええ、私は全く知りませんでした。
マイルドハイブリッドがラインナップに加わる、程度の知識でしたからね。
自分が購入しようとしているクルマがまさかハイブリッド車だったなんて思ってもいなかったのですよ。試乗車に乗って、営業氏に説明されて初めて「え、そうなの?」とびっくりしたくらいです。
ちなみにVOLVOのグレード名の法則のウンチクなどを。
VOLVOは車種に関わらず、パワートレインの違いで基本グレードを表記しています。
T4とかD5とかですね。
これらはパワートレーン、つまりどのエンジン使っているか、という意味になります。
例えばT5という表記だと、Tは(ガソリン)ターボ付きエンジンのTという意味で、5はパワーの大きさを示します。数字が大きいほうがハイパワーになります(つまり値段が高い)。
この数字、昔は気筒数を表現していたのです。4は4気筒、5は5気筒、6はもちろん6気筒です。
しかしフォードの呪縛から逃れてエンジンを自社開発するようになると「ウチは今後、4気筒以下のエンジンしかつくりまへん」と宣言。その後、数字は気筒数ではなくパワーの相対的な大小を表現するようになったのでございます。
今あるのは、3,4,5,6,8でしょうか。7は……あったかなあ……。
私が買ったXC40のB4のBというのはバッテリーのBです。もちろんこれはどの車にも普通に搭載されているバッテリーの事ではなく、バッテリー駆動モーターが関わっている、ようするハイブリッド車であるという意味になります。
記述のようにVOLVOにはストロング・ハイブリッド車はなく、この上はいきなりプラグイン・ハイブリッドになります。
バッテリーの容量的には、「めっちゃ少ない」と「めっちゃ多い」しかないのです。
そのプラグインハイブリッドを表現する文字は例外で、頭文字1つではなく「Recharge Plug-in hybrid」と表記しています。ちなみについこの間までは「TWIN ENGINE」でした。
これはBEV、つまり純電気自動車の生産を開始するにあたって、EV車を「Recharge」と名付けることにしたので、それに合わせて変更したのでしょう。「TWIN ENGINE」はわずか1年と少しの短命な名称でございました。
とはいえ、バッテリ容量が「めっちゃ多い」シリーズも、そのうちアルファベット1文字で表現するようになるでしょうね。
プラグインハイブリッドはH4とかH5で、純EVはE4とかE5とかでしょうか。
ちなみに、もうVOLVOのラインナップからは消えましたがD4とかD5というのもありまして、それはディーゼルエンジンのDです。
まだ納車日は決まっていません。
そもそも年内に納車できるのかどうかも未定です。
営業氏の話では「最短で12/28(月)」だそうで。
それって陸運局の最終営業日やん。^^;
つまり、陸運局からナンバー受け取って、当日に納車! みたいな感じですね。
「最速だったら年内、ダメなら年明け第二週の週末以降」、ということのようです。
平日は仕事があるから受け取れないし、2020年12月28日(月)を逃すと、2021年1月10日の日曜日ってことになりそうです。。
ちなみに12/28の六曜は赤口だそうで。
もっとも我が家はおバカな平安貴族共と違って陰陽師によるもっともらしい嘘八百……というかハッタリ理論など通じませんので納車日が仏滅だろうが友引だろうが13日の金曜日だろうがどうでもいいのですがね。
いや、なんというか……営業氏には超頑張っていただきたい。