にゃんにゃんぷー(*^^*)
秋に焼くべきはモチではない。あれは不毛な感情だ。
焼くならば芋に限る。もちろん里芋ではなくサツマイモだ。
そんなわけで、本日は私が焼き芋的な見地から、地元(ビミョーですが)にある隠れた?名店を紹介しようと思います。
例によって私はそのお店の関係者ではなく、また特段便宜を図ってもらっているわけでもございません。念の為。
店主に確認したわけではないのですが、プーシャンというのはインド神話の太陽神(♂)の事だと思われます。なお、インド神話は私の得意技です。^^;
太陽神といっても天照大神とかアポロン(アポロ)的なものというよりも、プーシャンの場合は動物や植物がすくすく育つのを助けるという「太陽の恵み」部分を神格化した存在です。特にサツマイモ専属の守護神というわけではありません。
一説には道祖神のネタ元とも言われています。
インド神話はともかく、このお店は店名のとおり「焼き芋」の専門店です。
もっとも最近はかき氷とかポップコーンとか多角経営化路線を走っているようですが……。
で、このお店の推薦理由は極めてシンプルです。「焼き芋がうまい」からです。
最近はあの胡散臭い(個人の見解です)ユネスコ……による世界文化遺産に指定されるのも時間の問題と言われている「石焼き芋のおっちゃんズ」が巡回にくるのを待たずとも、スーパーなどによく出来た焼き芋機が置いてあって、いつでも手軽においしい焼き芋が食べられるようになりました。
かくいう我が家の最寄りのスーパーマーケットにもその焼き芋機は存在していて、一度興味本位で買って食べてみたのですが、水準以上の美味しさで「これはあり」だと思っております。
しかし「おいものプーシャン」の焼き芋はそのスーパーの焼き芋機の焼き芋(ややこしいな^^;)とは一線を画す美味しさです。
なんというか、異世界ファンタジーで例えるなら、スーパーの焼き芋機の焼き芋はランクBの冒険者だとすると、「おいものプーシャン」の焼き芋はSランスの冒険者と言っても過言ではないでしょう。
また、スーパーの焼き芋機の焼き芋は(スーパーにもよりますが)芋の種類が限られています。最寄りのスーパーは1種類しかありません。
しかし「おいものプーシャン」の焼き芋の原料であるサツマイモの種類は実に豊富です。
色がかぼちゃっぽいから「パンプキン」らしいですが、そんな品種のサツマイモが存在しているなんてこの店で焼き芋を買うまではまったく知りませんでした。もはやサツマイモなのかかぼちゃなのかはっきりしろや!というか……品種名とはいえ違う植物の名前をつけるのはどうなんだろうな、と考えざるを得ません。
まあ、人間でも「猫」とか「熊」とかいう名前を使っている人もいますし「品種名」が「芸名」みたいなものだとすると「パンプキン」でもいいのかも……いいのか?
そのパンプキンですが、いわゆる「ねっとり系」です。
トロトロなので、スプーンで掬って(ほじくって?)食べるのがお勧めです。
味は……
「もはや餡!」
みたいな?
なんといいますか、このままパンに塗ってジャムとして充分使えます。
無言でむしゃぶりつくしてしまいました。
とりあえず個人的には「紅はるか」が焼き芋の女王だと思っていたのですが、この店で売られている未知の品種を食べた結果、私の視野は狭かったのだと思い知らされました。
というわけで、スーパーの焼き芋機の焼き芋に飽き足らない人で、阪急京都線「大山崎」もしくはJR京都線「山崎」にアクセスが用意な方は、騙されたと思って「おいものプーシャン」で焼き芋を買ってみてください。季節もしくはその日に依って提供されているサツマイモの種類が違うので、お店の人に訪ねながら好みの味をゲットしてくださいませ。
「パンプキン」はハロウィーンがある10月だから焼いてみた、という感じかもしれませんので、興味のある方はお早めに。
ちなみに「おいものプーシャン」はまんま「普通の住宅」です。
いわゆる「お店屋さん」だと思いこんで探すと見つかりませんのでご注意を。
Googleのmapsなどを利用して確実にたどり着きましょう。
我が家の焼き芋づくりですが、ようやくある程度納得できるモノを作り出す事ができるようになりました。
結局、電子レンジを使う方法はやめました。少なくとも私では納得できる仕上がりのものは出来ませんでした。
やっぱりマイクロウェーブなんてダメなんですよ。webのおすすめレシピなんていうものに騙された(失敬)私がバカでした。
というわけで電熱ヒーターを使った「魚焼きグリル」を使うことにしました。
皆さんが同じように焼けるかどうかはわかりませんが、一例として私のレシピを書いておきます。
1.魚焼きグリル用のグリルパン
こういうヤツ。
鋳物だとか南部鉄だとか○○焼きだとか妙に高いモノとか高級品を買う必要はありません。この手の薄っぺらい鉄板のもので充分です(南部鉄も鋳物ですが)。
1.芋をよく洗う
2.キッチンペーパーで覆い、水をかけて湿らせる
3.アルミホイールで覆う
4.グリルパンに並べてフタをする
・焼き時間
「弱」で50分
1.サツマイモの大きさに注意。グリルパンのフタができるサイズにしましょう
2.IHヒーターの種類によって同じ「弱」でも火力?は違うと思われますのであくまでも参考まで
3.芋の大きさ、太さやグリルパンに入れる量などで焼き時間は調整してください
私のIHクッキングヒーターはタイマーの最長時間が30分なので、30分+20分というような感じでタイマーで時間管理をしております。
このやり方でスーパーの焼き芋機の焼き芋よりも甘い焼き芋を安定的に焼けるようになりました。もちろん「おいものプーシャン」の商品にはかないませんが。
みなさんの焼き芋人生に幸多かれ。