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☆ツールとかジロとか、ロードバイク関係あれやこれや

にゃんぱす~(^o^)

いやあ、サイクリングをするのにとてもいい気候になりましたね

朝練をしている北摂の山間部では稲の刈り入れはほぼ終わり、季節が確実に移ろい行くのをしみじみと感じております。

自転車関係の記事は久しぶりでございまして、この間には色々とありました。
なので今回は小ネタをいくつか。

◎ツール・ド・フランスが無事に終わる

2ヶ月ほど遅れて開催された2020年のツール・ド・フランスですが、開催されたことよりも全日程が予定どおり終了したことがニュースになっていましたっけ。


私だけでなく、多くの人が新型コロナの影響で途中で中止するだろう、なんて事を覚悟してましたからね。
日本では新型コロナウイルスに対する警戒がゆるゆるになっていますが、フランスというかヨーロッパでは警戒度がむしろ上がっています。感染者がどんどん増えているわけです。ネーデルランド(オランダ)なんて予定されていたサイクルロードレースがすべて中止となったくらいです。
そんな中、無事に最後までレースが開催されたのはすごいな、と。
ただ、私は疑っています。実はpcr検査による感染者は結構出ていたのにもかかわらず、モミ消して「陰性でした」って発表したんじゃないの? と。

いやホラ、私は「信じるより疑うほうが好き」な性格なんで。^^;

10月20日からこちらも遅れて開催予定だったブエルタ・ア・エスパーニャですが、2020年はネーデルランドからスタートするコースだったのがすべてキャンセル。
代替コースを手配する時間もないので、オランダを走る最初の3日間を省いた18日の日程で開催することになりました(スペインもヤバいって聞いてますので無事に開催されるといいのですがね)。

2020年のツール・ド・フランスで私が一番楽しみにしていたのは、チーム「イネオス・グレネディアス」の、サポートカーです。
チーム「イネオス」が急遽チーム名を「イネオス・グレネディアス」に変更してまでアピールしたかったのが、チームのサポートカーなのですよ。
その名も「イネオス・グレネディア」といいます。
チームオーナーのイネオス傘下の自動車部門から発売予定のその「グレネディア」がサポートカーとして導入されると聞いて「実物が走っているのを見られる。うきうき」と期待していたわけですね。

ちなみにイネオス・グレナディアを全くご存のない方の為にざっくり説明します。
あ、興味のない方は飛ばしてください。^^;

かつてイギリスに存在した「ローバー」という自動車会社が、ジープのマネをしてオフロード車を作りました。その名も「ランドローバー」(シリーズⅠ)です。


つまりランドローバーは単なるモデル名だったのですが、後にオフロード四駆専売会社としてローバーから独立し、会社名となりました(そして色々あって現在はインドのタタ社の完全子会社「ジャガー・ランドローバー」に)。
そのランドローバー・シリーズⅠは改良を重ね、シリーズⅢにまで進化?していきましたが、「レンジローバー」を始めラインナップが増えてきて、「レンジローバー」というモデル名が社名一緒だとややこしいというので、「ディフェンダー」というモデル名をつけたのでした。
で、そのディフェンダーはその後も進化(マイナーチェンジともいう)しつつも長い間ずーっっと作り続けられていたわけです。
もちろん時代や法律の変遷に合わせる必要がありますので厳密にはモデルチェンジは行われています。しかしまあ基本は昔のママだったのです。要するに「初代」のまま。

しかしここへ来て自動車を取り巻く環境は非常に厳しくなってきました。そしてとうとうマイナーチェンジでごまかすのにも限界が訪れます。
そして4年ほど前(2016年)、遂に販売終了とあいなりました。

「えー!?」

「ディフェンダー生産終了」の悲報が世界中を駆け巡ると同時にディフェンダーファンが地球規模でブーイングを行ったのは言うまでもありません。
かくいう私もその一人です。ええ、私が死ぬまで……いや死んでからもずっとディフェンダーは変わらないだろうなと安心仕切っておりましたから。
まあ、買いもしないヤツのブーイングなんて屁の突っ張りにもならないわけですが。^^;
アレですよ、普段乗りもしないのに「廃線」が決まったローカル鉄道に対して「廃線反対」「寂しくなります」なんて言っている連中と同じノリですね。

だがしかし。
私のような貧乏人と違い、これを受けてカネも情熱もあるイギリスで一番とも言われている富豪で変人(失敬)のある男が行動を起こしました。
「ランドローバーが作らないなら、オレが真の4WD(ディフェンダーの後継車)を作ってやろうじゃないか」って感じですね。
吠えるだけじゃなく、そのため(だけ)に会社を設立。イネオス・オートモーティブの誕生です(2017年)。
いやあ、世界指折りクラスの金持ちがやることはハンパないですね。
私も言ってみたい。「ランチアが作らないのなら、私が真のストラトスをつくってやろうじゃないか」とか。^^;

で、イネオス・オートモーティブ的に「僕たちが考えた正しいディフェンダーの後継車」というのが、イネオス・グレナディア(INEOS GRENADIER)なのです。
ちなみにこの計画、言い出しっぺのイネオスのオーナーがパブで仲間と酒を飲みながら「おもしろそうだな、やろうぜー」ってなノリで始まったもので、要するに酔っ払いのホラ話が原動力になっている……というストーリーがあるクルマが、グレナディアなのです。
ちなみに「グレナディア」というのは酔っぱらい達が盛り上がっていた件のパブの名前だそうです。
私は好きだな、こういうストーリー。

「でもしょせんは金持ちのシロウトが思いつきで作ったクルマだろ?」なんて思っていた時期が私にもありましたが、細かく調べてみるとさにあらず。今ではランドローバーよりすごいメンツが「情熱」を持って(たぶんシラフで)作り上げたものだと個人的には思っております。
製造技術はまんまシュタイア。ご存知の方はご存知のとおり、その名を聞けば「それならすごいんじゃね?」と思うのではないでしょうか。少なくともシロウト工場で作られるクルマなどではありません。
販売(生産)開始は来年、2021年だそうです。
国粋主義のケがあるイネオスのオーナー(ジェームズ・アーサー・ラトクリフ)はイギリスというかU.K.内で生産を行いたいようですが、生産担当がシュタイアであることを考えるとEU圏内で製造されるのでは? という見方が今の所有力で、拠点はフランスが有力視されていますが、さて。

という感じで、要するにまだ正式発売前とはいえ、生産ラインに乗せられる最終版みたいなクルマがツール・ド・フランスのサポートカーとして導入されるということで、楽しみにしていたのでした、というお話でした。

 

しかしJスポーツ4でツール・ド・フランスはだいたい視聴していたのですが、件のグレナディアが画面に写ったのはほんの2秒くらい。
遠景で風景的に映っていたかも……というショットもいくつかありましたが、特定出来ずで、結局iPhoneのカメラで現地レポートを担当しているカメラマンの辻啓氏の自撮り中に後ろを通った2秒位がほぼすべてでございました。

そうそう、実は本家から、2019年に2代目のディフェンダーが発売済みですが、グレナディアの方がディフェンダーに見えるというのが面白いところですね。

さて、前置きが長くなりましたが、ツール・ド・フランスです。
Jスポーツではツール・ド・フランスの放送事に「クイズ」があって、毎日商品が変わるのですが、私はその商品として登場した「あるもの」に興味を持ちました。
それがこれ。

もちろんクイズであたったわけではありません。
私は夢見がちではありますが、現実を知っていますのでクイズに回答して商品をゲットできるなどとは考えておりません。
なので、ネット検索してポチりました。
「高かったらやめよう」と覚悟して探したのですが、妙に安かった。^^;

これを買った理由は今まで使っていたオード・トワレがちょうどなくなって、代わりを買おうと思っていたまさにその夜に見たからなのです。
この手のフレグランスって、私はコロコロ変えるのは好まずずっと同じものを使う系の人間なのです。
ましてやどんな香りかも全くチェックせず買うなんてありえません。
が、今回はなんというかノリというか魔が差したというか、そんな感じです。
「ライド後にも爽やかに。サイクリストの為の必須フレグランス」なんて謳い文句(挑発)に「ホンマか?」とまんまと反応してしまった的な感じですね。

で。
届いたブツですが……。


うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん……。
安っぽい香り。^^;
さすが、安いだけあります。
とはいえ、香りなんて好みですからね。
あと、私は同じ香りを十年単位でずっと使っていますが、その実フレグランスにあまりこだわりは持たない方なので、無くなるまでそのまま使うことにしました。捨てるのはもったいないですからね。
瓶は少しだけ凝っていて? 正面は素通しで向こう側(内部)に印刷された模様を液体越しに見るような仕組みになっています。

◎ジロ・デ・イタリアが始まる

4ヶ月遅れくらいで、先週末から始まりまったジロ・デ・イタリア。
こちらも見てます。

が。
あんまりおもしろくないんですよ。
いえ、レース自体はいいんです。
問題は、視聴方法です。
というのも、ここ数年ジロ・デ・イタリアの日本での放映権はDAZNが持っていました。
しかし新型コロナウイルス関連の影響もあって、今年はDAZNがこれを持っていない。
頼みのJスポーツもジロ・デ・イタリアは軽視しているきらいがあって、DAZNが手放したから買います、なんてことにはなっていない。
じゃあ、どうなっているのかといいいますと、GCN RACE PASSというスマートフォンアプリで中継するそうな。そしてこれが日本で唯一視聴可能な方法の模様。
有料アプリで、一月900円。年間だと5500円。
幸いにもジロ・デ・イタリアは10月に始まって10月中に終了します。
なので視聴料は900円で済みます。

というわけでアプリをダウンロードして課金しましたよ、GCN RACE PASS。


ライブ中継はもちろん、見逃し配信にも対応しているのでDAZN的に使えます。
また、私にとって幸運だったのはテレビを買い替えた直後だということです。
ええ、SONYのBRAVIA KJ-65X9500Hというテレビは標準でChromecastに対応しているので、スマートフォンじゃなくてテレビの大画面で視聴できちゃうのです。

なんというか、便利な時代になりましたねぇ。贅沢を言わせていただければAndroid TV用アプリも設定してほしいですね。そうするといちいちスマートフォンを操作する必要もなくなりますから。

SONYは昔からアップコンバーターの技術力には定評がありますので、DAZNやJスポーツで視聴しているのと比べても遜色のない画質で普通に楽しめています。

楽しめています……。
が。
一つ大きな問題があるのです。
それは……「解説が英語のみ」という「まあそうだよね」という事実。
英語に堪能な人ならいざしらず、英単語なんて2つか3つしか知らない私にとって、英語解説などはただやかましいだけ(お前いつ呼吸してんの? ってくらい喋り続けていて本当にやかましい^^;)。
嗚呼、英語ディバイド。

ちなみにジロでもイネオス・グレナディアはまだ画面で確認できていません。

◎複数の自転車の空気圧管理に関する小ネタ

いや、これこそ小ネタですね。しかも私以外のロードバイク乗りにとっての実用性はきわめて疑わしいと思われますが、それでも一応ご紹介しておきましょう。

我が家にはロードバイクが2台あります。
二人で乗るのでそれぞれ1台ですが、まあ2台あります。
乗る人もモデルもタイヤの銘柄も違う2台なので、当然の結果として2台のロードバイクのタイヤの空気圧は異なります。
さらに言えば、ロードバイクは前輪と後輪で空気圧を変えるのが一般的なセッティングです。
ここまではいいですか?
では次にいきます。
我が家ではロードバイクのメンテは基本的にすべて私が担当しております。
メンテといっても最近はメカ系についてはショップに丸投げにしていますので、私がやることは基本的な状態のチェックと簡単な調整、あとは清掃と言ったところです。
その中でも最も重要なのが「タイヤの空気圧管理」です。
簡単に言うと「乗る前に空気を入れる担当」なのです。
つまり、どういうことか?
それはロードバイクが2台あると、設定する空気圧が4つあるということ。
もう少しわかりやすく言うと「適正空気圧を4つも覚えておかないといけない」ということです。
そこで一計を案じました。
これがそう。

わかりますか?


そうなんです。バイクスタンドに空気圧を書いておくという解決方法です。


正確にはテプラ作った透明テープにそれぞれのフロントとリアの適正空気圧(psi)をプリントして貼っているだけですけどね。
なにかの理由で空気圧を変えたらテープを張り替えて対応する感じです。

そしてプラスアルファとしてここにも。


空気入れにも貼っているのは、遠征の為です。


車載してライドイベントとかに出向いた時、ここを見れば間違いがないでしょう、ということで。
あと、作業を私じゃなくて同居人や他の人にお願いする時にもこれがあれば確実ですからね。
これを見ながら違う空気圧を入れられたら、それはもう潔く諦めるしかありますまい。^^;

以上、ロードバイク系小ネタでした(実はクルマの話題が大半だというのに今気づいた)。

 

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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