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★【SONY BRAVIA KJ-65X9500H】の○と×、そして初期不良の顛末

ぼわっそんはーげん!!\(^o^)/

今回はBRAVIA KJ-65X9500Hの○と△と×について

その前に……。
まずは初期不良が発覚した我が家のBRAVIA KJ-65X9500Hのその後です。

◎新品交換対応とあいなりました

予定日にやってきたSONYの修理担当氏。
私の説明を聞き、実際の画像を確認。
その後かんたんなチェックをしましたが、けっこう早めに「基盤の不良」という判断を下しました。
「おそらくチューナー部分でしょう」ということなので私の見立てと同じですね。
基本は基盤交換修理となるそうなのですが、購入時すでに不良品だったという判断で新品交換対応ということになりました。
SONY側での交換か、販売店による交換かは担当氏の独断でその場で下すことができないようで「対応の詳細については後ほど」ということでいったんお引取りに。

この間、ざっと15分くらいでしょうか。
早い。
テキパキやってくれるのは実に気持ちのいいものですね。

その後1時間ほどして担当氏から電話で「販売店経由の交換」になった旨、連絡が入りました。「交換の日時についてはこのあとすぐに販売店から連絡が入る」ということでした。
そして10分もせずに販売店から電話があり、交換の日取りを打合せしました。
幸い同居人が在宅ワークをする日があったので週末を待たずに交換してもらうことができました。

◎良品を使ってわかる、実は他にもあった不具合

同居人に様子を尋ねたところ、交換に来たのは、最初に配達してくれたお兄さんだったそうです。
大型量販店ですから同じ地域とはいえ担当は一人ではないでしょうから偶然が働いたのでしょうね。お兄さんも覚えていてくれて、自分が悪いわけでもないのに丁寧に謝ってくれたそうな。
で、不具合の話をすると、お兄さんいわく「SONYでその症状は殆どないから珍しい」そうです。「その不具合はシャープに多いんですよ」と、なかなかに口の軽いお兄さんであったそうな。
もちろんそのお兄さんの「個人の経験だけによるもの」なので実際にシャープのテレビに多いのか、SONYに少ないのかはわかりませんけど。

で、帰宅後にアカウント設定や視聴カスタマイズをやりながらいろいろと触っていると、以前は「こんなものか」と思っていた事が「じつはアレも不具合だったんだ」ってことが分かりました。
しかも複数です。

1.明らかに起動が速い(以前も速いと思っていたけど、本気のBRAVIA KJ-65X9500Hはそんなものではなかったという話)
2.すべてのレスポンスが速い(チャンネル変更や入力切替などもろもろすべて)
3.Googleアシスタントが普通に反応する(以前は2回に1回は無視されていた)
4.リモコンのBluetooth接続が切れない(以前はしょっちゅう切れていて、赤外線リモコンとして使うことが多かった)
5.明らかにシャットダウン(スリープだけど)が速い(以前は電源ボタンをおして5秒以上しないとシャットダウンしなかった。なので信号が届いてないのかと思って再度電源ボタンシャットダウン途中でおしてしまい、結果また起動する、というイライラする場面が頻繁にあった)

とまあ、比べるとすぐにわかるものの、単体では不具合とわからない症状が色々あったといいうことです。
交換品は良品で、ブロックノイズの発生などはもちろん(今のところ)皆無です。
いやあ、マジで快適ですわ。(^o^)

ちなみにBRAVIA KJ-65X9500Hの導入記事はこちら。

★Blu-rayレコーダーが壊れたのでTVを買い替えてみた【SONY BRAVIA KJ-65X9500H】
やっはろー(^^) 7年前に買ったBlu-rayビデオが壊れたので、壊れていない14年前のテレビを買い替えてしまいました 14年ぶりにTVを買い替えました。今回は買い替えにあたり、イマドキのテレビ事情の勉強から、実際の機種選定に至ったお話を...

その不具合についての記事はこちらに。

★初期不良発見!【SONY BRAVIA KJ-65X9500H】
かちょかばろー\(^o^)/ 1st.インプレッションと違い、今回は辛口です 要するに○と×の「×」のみの回ということになります。 もちろん「○」もたくさんあるのですが、それはまた別記事にて。 ◎初期不良発覚 「発生」ではなく「発覚」という...

ということで、ようやくKJ-65X9500Hの本気を見た私が3週間ほど使ってみた現時点での○と×をまとめておきたいと思います。
長くなるので2回に分けます。
まずは前編から

◎【○】VOD機能はマジで便利

リモコンの「ホーム」ボタンから様々なVOD(アプリ)が選べます。


この「ホーム」には「テレビ」というアイコンもあって、TV機能はアプリで制御されているのがだな、と実感できます。
というか、一種のコンピューターなのだということがわかる画面と言い換えてもいいかもしれません。
そしてここには日本国内で正規に視聴できる、ありとあらゆるVODがあると言っても過言ではないでしょう。
Android系OS(Android TV)を使っているのでアップデートも自由自在ですから、VODの改廃に都度対応が可能です。まあ、この先どこまでSONYがアップデート対応してくれるかはわかりませんが。

話は少し横道に逸れるかもしれませんが、お付き合いください。
私がこのBRAVIA KJ-65X9500Hを選定する際に少しだけ悩んだ項目、すなわち「2番組の同時録画ができない」という仕様の事です。
他のライバル機には2番組同時録画が可能なモデルもありました。
今回のテレビの買い換えの大きな目的であった「シンプル化」を実現するために、「外付けレコーダーを廃する」という決断があったために、2番組同時録画が不可なのは明らかに問題というか、KJ-65X9500Hの弱点でした(欠点とは言わない)。

その弱点を補う為、というか画質的に最も気に入っていたKJ-65X9500Hを選ぶにあたり、私は一つの言い訳をしました。
それは「バックアップ用に光テレビのセットトップBOX(以下STB)の録画機能(2番組同時録画可能)を使うから大丈夫」というもの。
実際に一月半ほど使ってみてわかったのは「杞憂だった」という事です。
もちろん、バックアップとしてSTBの録画機能があるという安心感はもちろんですが、買う前のわたしは「TVの中にVODが組み込まれている」便利さをよく理解していなかったのだということがわかりました。

そう。「同時録画出来ない番組はVODで見ればいいじゃないか」ということです。
私が録画したい番組の多くはアニメです。
そして殆どのアニメは大手のVODから配信されます。
もちろんVODでの配信は本放送から数日遅れますが、そもそも休日など時間があるときに録り溜めてある番組を視聴するスタイルなので、配信が数日遅れてもなんの痛痒もないわけです。
言い換えると自分が契約しているVODで配信されているアニメはVODに任せ、録画予約はしない、というスタイルにすればOKです。
KJ-65X9500H側では、KJ-65X9500HでしかできないBS4K番組の録画や、VODではあまり配信されていない番組や契約しているVODでは配信されていない番組を有線して録画予約すればOKです。
民放アニメなどはCMがウザったいので、VODで見るほうがむしろ快適と言っていいかもしれません。
あ、もちろんバックアップ的な観点から、STBでの番組録画は行っております。
というわけでVODが便利だという話にもどってきました。

VODについては、別にテレビをKJ-65X9500Hに買い換えなくても、以前の環境でも可能でした。
というのも、以前のテレビでもAmazonのFire TV stickを取り付けていましたので、Fire TV stick上にあるVODアプリで視聴が可能だったからです。
4Kテレビに買い換える際にFire TV stickも4K対応モデルに買い替えていたくらいでした。
が、テレビ側にAmazon PrimeをはじめVODが全て揃っている為にFire TV stickは使う前から不要となったのでした。
いえ、厳密にはちょっと使ってみてすぐ引っこ抜いた、というのが正しい表現です。


KJ-65X9500H上でAmazon PrimeはじめVODアプリを使う方がなぜいいのか?
理由は2つあります。

1.圧倒的なレスポンス速度の差
2.KJ-65X9500Hのリモコンで操作が全部完結する

速度差は残酷な程です。
確かに4Kモデルは今まで使っていた2K用のFire TV stickよりレスポンスは良くなりましたがKJ-65X9500Hには全くかないません。
加えてリモコン。
Fire TV stickを使うということは、専用リモコンが必要になるということです。
リモコンを2つも管理するのはめんどくさいことこの上なし。
単純に一つのリモコンでテレビ視聴関係の操作がすべて完結するというのはモノグサな私にとって極めて重要な項目といえるでしょう。
もちろん、これは私の使い方に限った優劣なので、KJ-65X9500HがFire TV stickにすべての項目で優位に立っているというわけではありません。
私はFire TV stickでもAmazon Prime(Video)機能しか使っていませんでしたので、ソレ以外の機能が必要な人には無意味な主張になるでしょう。
あと、KJ-65X9500Hのアプリは音声検索には対応していませんので、検索は音声じゃないと絶対にいや、という人にもオススメ出来ません。

とまあ、私にとってはKJ-65X9500HのVOD機能は快適の一言に尽きるのです。
ただし、残念な点もあります。
リモコンにはプリセットボタンが6つあります。「ホーム」画面を開かずともダイレクトにアプリが立ち上がるので便利です。


しかし私が現時点で使っているのはこのうちNETFLIXのみ。ボタンに対応するアプリを変更、すなわちカスタマイズすることは出来ないのです。
この点が大きな不満です。
個人的にはAmazon RrimeとDAZNが欲しいところ。
ユーザー数を考えるとAmazon Primeは外せないはずですが、こういうのは大人の事情というか、独立ボタンはSONYにスポンサー料を払っているところしかボタンつくらないのでしょうね。とはいえチトあからさま過ぎる気がします。

◎【△】録画機能がプア過ぎる

実は「KJ-65X9500Hを買えば専用レコーダーが必要なくなる」という私の思惑は微妙に裏切られました。
理由はズバリ「専用レコーダーほどの機能がない」からです。


私が特に不満なのが、チャプター自動作成機能です。
一応、チャプター付加機能はついているのですが、今まで使っていたSONYのBDレコーダーと比べると無きに等しいと言っても過言ではない程度のシロモノです。
特にSONYの「おまかせチャプター」機能はCMをサクサクスキップできるの優秀なヤツなのです。
つまりSONYはできるのにやっていない。明らかにテレビの録画機能では手を抜いているのです。理由は明白です。あまりに高機能にしてしまうと自社のBDレコーダーが売れなくなるからに決まってます。
同じ理由でチューナーを合計で6機も搭載しているにも関わらず2番組同時録画ができないのも「わざとやっている」のかもしれません。

その他、レコーダーにはあったのにTV側になかった機能として個人的に気になったものは、
・「アニメ」「スポーツ」など、ジャンル設定しておくだけで自動的に該当番組を録画する機能
・「沢城みゆき」「子安武人」などキーワードを入力しておくだけで自動的に該当番組を録画する機能
・細かい編集機能
・「早見」機能がない
・早送りやスキップ操作がシンプルすぎる
など。

この中で、毎日使っていて地味に「クる」のが早送りや巻き戻し機能。
リモコン操作にやや「慣れ」が必要なのが「ユニバーサルデザイン」的にユーザーに喧嘩売ってる気がします。
「早見」についてはNHKの「ガッテン」や「チョイス」系の番組でよく使っていた関係で、同速で視聴するしかないとなると時間のロス感がハンパありません。

つまりは「TVの録画機能に夢を見すぎるな」ということなのでしょうが、もはや外付けのBDレコーダーなど「オワコン」じゃないかと思うんですけどね。一部のマニア向けというか。
好みや主義の違いはあるかもしれませんが、TV番組に限ってはもはやBDというディスクは不要ではないかと私は思います。
例えばアニメ。もちろん「ファンなら円盤は買うべし」という意見に反論は全くありません。
でも「円盤」を売って利益を出す(あるいは赤字を減らす)というビジネスモデル自体が、もはや過去の遺物となりつつある時代なのではないかと本気で思う次第です。
TVにもBDレコーダーにも電気使うより、TV(と外付けHDD)だけに電気を使う方が省エネにもなると思います。コンセントやケーブルとかも必要最小限ですみますからね。

◎【○】Chrome Castがこんなに便利だったとは!

KJ-65X9500HはApple Air PlayにもChrome Castにも対応していますので、両方使っている人がいる我が家的な環境だと本当に助かります。

Chrome CastやApple Air Playをご存じない方にざっくり説明しますと「スマートフォンの画面をテレビの大画面に映し出す機能」です。
これも使ってみるとしみじみと感じる便利機能ですね。
基本的にテレビ操作すら必要ないところが素晴らしい。
TV側では最初にかんたんな設定をするだけ。
あとはスマートフォンの画面上にある「Chrome Cast」のアイコンをタップすればテレビ画面にスマートフォンの画面が映し出される感じです。

前提として必要なのは、TVとスマートフォンが自宅の同じネットワークにつながっている事。
KJ-65X9500HはWi-Fiにも有線LANにも対応しているので、お好きな方で。
スマートフォンはWi-Fiで接続していればOKです。
また、この機能はTVの電源が入っていなくてもOKです(正確に表現するならスリープ状態でアレばOK。通常はリモコンで電源を切るとスリープ状態になっているので考える必要ウハありません)。
スマートフォンでChrome Castアイコンをタップして接続先(TVとか書かれている)を選ぶと自動的に電源が入りますから。
どういう用途で使うかですが、それは人によるでしょうね。
例えばYoutubeで面白い動画を見つけた時、自分のスマートフォン画面を相手にみせるのではなく、テレビに写して一緒に大画面で楽しむ、なんてのが定番でしょうか。

もしくは旅行の計画なんかをたてる時に、手元操作しつつ、一緒に大画面を見ながらあーだこーだと会話をするのも楽しいかもしれません。
私の場合は一番使うのは写真投影ですね。
「今朝起きたら虹が出てて……これこれ」みたいな感じで見てもらうようなイメージです。

つづく。

 

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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