ちゃろー(^o^)
今回はそう、
「真の最終回」というよりは「補足」みたいなものですが……。
というのは、2ヶ月ほど前に注文していたスマートフォンが、ようやく届いたからです。
今までの経験則から「いくら遅くても1ヶ月位で届くだろう」と思っていた私が甘かったのです。
「在庫あり〼」っていうからポチったんですけど、流石に届くの遅すぎじゃね?
で、届いたのはDOOGEE S95。なお、追加バッテリーやスピーカーなどのモジュールは付かない本体のみヴァージョンです。
Ulefone Armor 7Eを使った直後に発注していたものなので、実はスペック的に見て「本命視」していた端末でした。
まあ実物と対面したら「残念だったな」な端末だったんですが……。
今回はその残念だった理由を中心にお送りしましょう。
DOOGEEは「ドーギー」ではなく「ドージー」が正解に近い発音のようです(Wikipediaには「ドゥージー」とあり)。
私はそれを知る前は「どーげー」と発音してましたけど。
例によって中国は深センの振興スマートフォンメーカーです(たぶん)。
ちなみにunihertzは「ユニヘルツ」だと思ってましたが「ユニハーツ」
OUKITELは「オーキテル」と思っていたら「オーキテル」でした。
Ulefoneは「ユーレフォン」と思っていたのですが……正解は未だ不明です(いまだにWikipediaにデータ無し)。
簡単に説明すると、この間まで使っていた機種、すなわち「残念だったな」的なUlefone Armor 7Eの完成形とも言えるタフネス・スマートフォンです(と思ってポチりました)。
「完成形」というか「ストレスがないArmor 7E」と言い換えたほうがいいでしょう。
Armor 7Eのストレスとはすなわち「純正の同梱ケーブルしか認識しない」というヤツです。
のっけから恐縮ですが、DOOGEE S95に対するファースト・インプレッションはこれです。
というのも……。
意味不明ですよね。^^;
説明しましょう。
そもそも私がDOOGEE S95に興味を持った理由は、ディスプレイの幅(短編の幅)が計算上70mmもあったからです。
だがしかし。
開封して電源を入れた瞬間でした。
「あれ? 画面狭くない? これ70mmもないよね?」
すでにHuawei P30 Proを2nd.端末、OPPO Reno Aを3rd.端末として緩い運用をしているのですが、見慣れたそれらの端末より明らかに横幅が狭いんです。
早速測りましたが……プラスチックスケール(モノサシ)でのアナログ実測だと約67mmでした。
この間の経験上、計算で導き出される数値よりもプラスチックスケールを画面に当てて実測する数値の方がほんのちょっぴり大きくなるのが常です。つまり計算より3mmも「狭く」なるのは明らかにおかしいわけです。
念のために箱をチェックしましたが、間違いなくDOOGEE S95でした。
ROMに焼かれているシステム情報もチェックしましたが、DOOGEE S95でした。
つまり、私が持っているのはDOOGEE S95で間違いないと言っていいでしょう。
「????」
私はデスクのPCを叩き起こしてDOOGEEのサイトをチェックしました。
もちろん画面サイズを再確認するためです。
「!!!!」
そこで発見したのは、私の手元にあるスペックとは違う数値でした。
手元のスペック表では次の通りでした。
・画面サイズ:6.3インチ
・ディスプレイ解像度:2160×1080
しかし、DOOGEEのオフィシャルサイトに掲載されている数値を見ると……
・画面サイズ:6.3インチ
・ディスプレイ解像度:2340×1080
これ、Ulefone Armor 7Eと全く同じじゃん!
知ってたら敢えて注文してないし!
横幅70mmだって思ったからポチったのに。
騙された……orz
現時点ではS95のオフィシャルサイトは解像度が2340×1080と記載されています。しかし同一筐体(のはず)のS95 Proのオフィシャルサイトには依然として2160×1080と記載されているのです。
実はS95 ProとS95ではディスプレイが違う?
いや、ンなわけないよね?
で、私が騙された公式画像はこれ。
画面にはS95の記載はありませんが、Proには6GB RAMヴァージョンはなく、というか6GB RAMヴァージョンが無印S95なので、これはまさにS95の公式画像。
そこにはちゃんと?「2160×1080」と記載されているではありませんか。
よくわかりませんが、S95 Proは誤記ヴァージョンのまま放置なのでしょうか。
それとも本当に無印とProではディスプレイが違う?
これはS95 Proの公式サイトの画面のハードコピーを撮っておいて改めてS95 Proを注文してみようかな、なんてことを一瞬だけ考えましたが「残念だったな」状態になるのは目に見えています。
だっていろんな機種をチェックしてみるとわかりますけど6.3インチ2160×1080なんていう解像度のディスプレイって特殊です。もっと小さい5.5インチとか5.0インチには存在しますが、6インチ超のサイズでこの解像度は存在しない気がします(ご存知なら教えて下さい)。
DOOGEE S95 Proの為だけに特殊な解像度のディスプレイを用意させるということはこの手のアセンブリーメーカーでは考えにくいです。
そもそもS95 ProとS95は筐体サイズなどはまったく同一です。そこに3mmも横幅が違うディスプレイを装着することのほうが不自然でしょう。
今回はまあ、微妙な泣き寝入りってやつですね。
海外通販で購入する場合はこういうこともありますよ、ということで今回は納得しておきましょう。
まずは、「スペック的にはほとんど同じ」ことが判明したDOOGEE S95と、過日購入したUlefone Armor 7Eの違いを表にまとめて見ました。
モデル名 | DOOGEE S95 | Ulefone Armor 7E | OPPO Reno A |
サイズ | 168mm×79.3mm×13.8mm | 165.9mm×81mm×13.6mm | 158.4mm×75.4mm×7.8mm |
ディスプレイ | LCD(IPS) | ← | 有機EL(AMOLED) |
ディスプレイサイズ | 6.3インチ(2340×1080 19.5:9 410PPI) | ← | 6.4インチ(2340 x 1080 19.5:9 403PPI) |
画面横幅 | 66mm | ← | 67mm |
RAM(メモリ) | 6GB | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | ← | 64GB |
重さ | 285g | 290g | 169.5g |
防塵防滴 | IP68/IP69K | ← | IPX7 |
無線充電 | ○(Qi Standard) | ← | × |
SOC | MediaTek Helio P90(2.2GHz オクタコア) | ← | Qualcomm Snapdragon 710(2.2GHz オクタコア) |
AnTuTuベンチマークスコア | 216000(自機データ) | 218000(ネット調べ) | 197000(自機データ) |
バッテリー容量 | 5150mAh | 5500mAh | 3,600 mAh |
SIMスロット | NanoSIM×2 | ← | ← |
OS | Android 9.0(Pie) | ← | Color OS6(Android 9.0) |
リアカメラ | 3カメラ(メインカメラ、深度カメラ、超広角カメラ) 48MP(F1.8)+8MP(F2.4)+8MP(F2.4) | 3カメラ(メインカメラ、夜景用カメラ、望遠カメラ) 48MP(F1.7)+2MP(F2.2)+2MP(F2.2) | 2カメラ(メインカメラ、深度カメラ)16MP+2MP |
フロントカメラ | 16MP(F2.0) | ← | 25MP |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | ← | ← |
Bluetooth | ○ | v5.0(AAC/LDAC/aptX/aptX-HDをサポート) | ← |
外部接続端子 | USB Type-C | USB Type-C(キャップレス防水対応) | ← |
イヤホン端子 | × | ○ | |
認証方式 | 指紋認証センサー, 顔認証 | ← | ← |
技適 | × | ← | ○ |
その他 | OTG、NFC、MIL-STD-810G | ← | OTG、NFC(FeliCa対応) |
これを見るとS95とArmor 7Eって「双子か!」くらい同じスペックですね。
画面はたぶん同じものがベース。
SoC(CPU)は同じ。
サイズも重さもバッテリー容量もだいたい同じです。
決定的に違うのはカメラの種類。フロントカメラは同じスペックですが、リアカメラが全く違う構成です。
標準カメラはどちらも似たようなものですが、S95には超広角カメラがあります。
対して7Eにあるのは夜景用と望遠。
私の場合は望遠カメラより圧倒的に超広角レンズがありがたい。
夜景などの特殊なシチュエーションではHuawei P30 Proに持ち替えればいいでしょう。Armor 7Eの夜景カメラがP30 ProのAIにまさるとは思えませんからね。
あとは、7Eにかけられている呪いがS95にはないことです。
あ、呪いというのは「(Armor 7Eは)専用のUSBケーブルしか認識しない」というもの。
両者の違いを簡単にまとめると以下の通りです。
青字がS95のアドバンテージで、赤字がディスアドバンテージです
・S95は普通のUSB-Cケーブルが使える
・S95はdocomoのプラチナバンド(B19)に対応していない
・S95はRAMが6GBで2GB多い
・S95は筐体デザインが泥臭い
もっともS95のディスアドバンテージに関しては、自分なりに折り合いがついています。
docomoのプラチナバンド、Band19については、そもそも私にはさほど必要なものではありません。あればいいけど、なくても困らないというレベル。
だってメイン端末じゃないですからね。
極端なことを言っちゃうと必要な時はメイン端末のネットワーク共有機能を使ってWi-Fi接続すれば事足りますから。
デザインについてはアレですね。
タフネス系のクルマに例えるなら……Armor 7Eが「洗練された系」のレンジローバーだとすると、S95は「ブサイク系」ランドクルーザーみたいな感じでしょうか。美醜についての感覚は人それぞれなので伝わるかどうか不明ですが……。
とはいえ「タフネス系感」に関してはS95の方が上なので今回は「泥臭さ上等」といったところでしょうか。
ランドクルーザーのデザインについてはまあ、個人的にはアレですけど、S95のデザインは嫌いではありません。
simカードスロットはもちろん、USBポート(Type-C)に至るまで、全てキャップ付きです。Armor 7Eはキャップレスで運用が軽やかでしたが、そもそも専用ケーブルしか認識しない点で論外ですけれど。
こういうのは珍しいのではないでしょうか。
ディスプレイに向かって右上にsim1スロット。
左側がsim2スロットで、sim2側がmicroSDカードと排他仕様のスロットになっています。
もちろんDSDV対応。
で、このsimカードトレイが、実に使いにくいんです。
まず、エラストマーの防水キャップを開けるのに結構な力がいります。爪を引っ掛けたら開くかな?なんてイージーな気持ちだと痛い目にあいますのでご注意を。
で、その硬い蓋を開けると奥にsimカードトレイがあるので、いわゆるsimピンを使ってトレイを引き出すのですが、これがあんまり出てこない。^^;
かき出すようにしてなんとか引き出さないといけません。
飛行機の中で着陸前にパパっとsimカード入れ替えよう、なんて思っているとかなりアセるのではないかとおもわれます。
この手のタフネススマートフォンでは定番ですが、機能を割り当てられるボタンがディスプレイに向かって左側中央部についています。
・1プッシュ
・2プッシュ
・長押し
にそれぞれ機能を割り当てられます。
デフォルトでは誤動作を起こさないように、1プッシュと長押しには何も割り当てられておりませんでした。
私は2プッシュで懐中電灯、長押しでカメラ起動にしました。1プッシュは誤動作しまくるでしょうからつかっておりません。
個人的な好みからいくと、2プッシュでカメラ起動、長押しで懐中電灯の方が使い勝手がいいのですが、長押しは鞄に放り込んだ際に誤動作がありそう。なのでバッテリーの保ちを考えてカメラの割当にしておきました。
Xiaomi Redmi Note 9SやXperiaなどは電源ボタンが指紋センサーを兼ねていますが、S95はセンサーが独立しています。
左から指紋センサー、電源ボタン、シーソー式?音量ボタンです。
認識速度は特段速いわけではなく、さりとてストレスを覚えるほど遅くもなく、という感じです。感覚的にはRedmi Note 9Sの方が速いと思います。電源ボタンを兼ねているので余計にそう感じます。
2Dタイプの顔認識は基本的に使わないことにしていますが、試したところワンテンポあって解除される感じですが、こちらもストレスを感じるというほどではないかもしれません。
inカメラの右上にある切り欠き部分にLEDランプが組み込まれています。
箱は珍しくスクウェア。厚さは薄めです。普通のスマートフォンが同梱品部分と本体部分の2階建てになっているところ、左右に並べて平屋にした感じですね。
同梱品も極めてシンプルで、ACアダプター(日本用ではなく、欧州タイプ)、USBケーブル、SIMピンといったところ。
加えて中華タフネススマートフォンの常で? ディスプレイ保護フィルムなども同梱されています。
あ、もちろん? S95もデフォルトで保護フィルムが貼られています。
実際の使い心地やカメラ性能などについては、別途レポートさせていただきます。