ちゃろー(^^)
一つは現行版であるRTL510のマイナーチェンジ版。
もう一つはリアライトを省いたレーダー単体版のRVR315です。
どんなものかをかんたんに知ってもらうには、私がくどくど説明するよりもメーカーのWebサイトをご覧いただくのが一番でしょうかね。
日本のサイトにはまだRTL515の上方がアップされていません(2020/06/01現在)ので、RTL510のサイトですが、レーダーの仕組み自体は全く同じです。
初代リアビューレーダーはRTL500。
現行品はRTL510。
そして新型RTL515。
今回は「5」しか増えていません。
何が言いたいかと申しますと、新型は型番の増加が少ないということ。
GARMINのEdgeなどの型番は、フルモデルチェンジをすると10単位で型番が変わります。
でも今回は5。
これはつまり、マイナーチェンジだということです。
劇的には変わってません。
かんたんに言っちゃうと「Bluetoothに(も)対応しました」というもの。
RTL510まではANT+のみでした。
Bluetoothに対応したということは、ほとんどのスマートフォンに対応するということ。
つまり新型ならGARMINのEdgeシリーズなどのサイクルコンピューターやGARMINのスマートウォッチだけではなく、同時リリースされるアプリを使ってスマートフォンにレーダー画面を表示することができるようになったのです。
従来あった3つのライトモードに新しく一つのモードが追加されています。
RTL510
デイモード(点滅系):15時間
点灯:6時間
ナイトモード(輝度変化):6時間
RTL515
デイモード(点滅系):16時間
点灯:6時間
ナイトモード(輝度変化):6時間
ペロトンモード:8時間
RTL515の「ペロトンモード」とはグループライドをする時に眩しくないモードだそうです。
稼働時間(バッテリの保ち)増え方は微妙なので、多分制御系で稼いだ時間で、バッテリ自体は同じものなのでしょう。
定価。
10%強安くなりました。
RTL510:23,800円(税別)
RTL515:21,000円(税別)
これを見てわかるように、多分基本的なパーツはRTL510とまったく同じものでしょうね。
RTL515 | RTL510 | |
サイズ | 98.6 x 19.7 x 39.6 mm | ← |
重量 | 71.0 g | ← |
モード | 点灯、ペロトン、点滅(デイモード、ナイトモード) | 点灯、点滅(デイモード、ナイトモード) |
明るさ | 65ルーメン(デイモード)、29ルーメン(ナイトモード)、20ルーメン(点灯)、8ルーメン(ペロトン) | 65ルーメン(デイモード)、29ルーメン(ナイトモード)、20ルーメン(点灯) |
稼働時間 | 約16時間(デイモード)、約8時間(ペロトン)、約6時間(ナイトモード、点灯) | 約15時間(デイモード)、約6時間(ナイトモード、点灯) |
通信 | ANT+/Bluetooth | ANT+ |
防水性能 | IPX7 | ← |
可視角度 | 220° | ← |
本体デザインやバッテリ保ちなどの基幹部分の大きな変更はありません。
安心安全デバイスとしてリアビューレーダーはとても有用なので、私は以前から「鍋釜買うよりGARMIN リアビューレーダー」と言い続けております。
まあ、ベル、フロントライト、リアライト、リアビューレーダーの3つは同時に揃えろ、みたいな。要するに初期装備の一つとして必ず入れておくべきもの……にしたいと思っていたのですが、リアビューレーダーって、要するにGARMINのサイクルコンピューター(Wahoo製のものも対応しています)がないと意味がない代物だったのですが、このRTL515の登場によって、スマートフォンをサイコン代わりにする系の人にとっても買いやすくなったと思います。
リアライト内蔵なので、これ一つでスッキリとまとめられます。
更に定価も下がりましたので、おすすめです。
こちらは従来なかった全くの新規製品。
見た目的にはRTL515からライト部分を削り取ったものがRVR315です(ただし、RVR315の方が分厚い)。
別途リアライトを持っている人などはこちらもアリ、なのですが……。
RVR315 | |
サイズ | 40 x 72 x 20 mm |
重量 | 51g |
モード | - |
明るさ | - |
稼働時間 | 7時間 |
通信 | - |
防水性能 | IPX7 |
可視角度 | - |
個人的にはこのRVR315は「ないわ~」と思います。
というのも、バッテリの保ちがかなり悪いから。
朝練に使う程度なら全く問題ありませんが、ホノルル・センチュリーライドなどの10時間クラスのライドイベントには基本的に使えません(モバイルバッテリーを繋いで稼働時間を増やす、という手はありますが)。
更に言えば、RTL515にすれば、高性能なリアライトがその差20gで付いてきます。
ペロトンモードがどうしてもほしい、という人は買い換える意味がありますけど、そうでないなら今回のマイナーチェンジは無視していいと思います。
買うならRTL515を。
私はリアライトが付属している点を大いに評価します。
すでにリアライトは持っている、という人も居るでしょうが、リアライトが複数あって困る必要はありません。
GARMINのedgeユーザーならedgeからリアライト部分をリモート制御できるのもメリット。
私は「オート」モードにして使っています。
Edgeが稼働するとデイモードで起動します。
オートなので照度が低くなると、つまり夜になったりトンネルに入ったりすると自動的に「点灯」モードに切り替わってくれます。
価格が低いRVR315は、リアビューレーダーのデビューとしてはイニシャルコストが抑えられるのが魅力ですが、バッテリーの保ちが気になります。
これは私の勝手な憶測ですが、早晩バッテリーの持ちを改善した新型が出そうな気がします。
リアライトは要らない、という人向けの本命はむしろそっちであろうと思います。
あとは、RTL515の登場で実売価格が下がるであろうRTL510と比較してどちらを買うか、ですが、Edgeユーザーで、ペロトンモードが不要なら迷わず安い方を。
というか、ペロトンモードが必要な人ってたぶんほとんどいないような気がしますけど……どうなんでしょうね。
これからサイコンを買おうと思っているけど、高いから後回しにしている人は、安全性重視でサイコンより先にリアビューレーダーを買うべきです。
それまでのつなぎとしてスマートフォンをサイコン代わりにしてリアビューレーダーを活用しましょう。