やっはろー(*^^*)
「ただし、新型SEが心の琴線に触れた人を除く」
でもね、この時期ってけっこう微妙じゃないですか?
だってほら、iPhone 12が秒読み段階に入っているじゃないですか。
個人的な意見です。
まあ、わかってはいたんです。
廉価版iPhoneであるSEのために、わざわざ新しいクールな筐体を作ったりしないだろうなって。
にしても、8そのまま。
私、iPhoneの中でも6,7,8って、あの無個性なデザインがいまいち好きになれないんですよね。
どのメーカーのスマートフォンなのかさっぱりわからない没個性っぷりがどうにも……ね。
まあ個人の好みの問題です。
それは認めましょう(上から目線?)。^^;
確かに新SEはなかなかうまいところを突いてきたモデルだと思います。
iPhoneは外部ストレージに対応していませんので、本体側に十分なストレージがほしいところ。
64GBで十分だというライトユーザーはたくさんいると思いますが、最近は写真だけでなく、どうでもいい動画……手軽に動画を撮るトーシロ……ユーザーが増えています。
そうなると64GBは微妙なところ。値段の差を考えても余裕を感じる128GBが売れ線になる気がします。もちろん私の勝手な価値観による判断ですが……。
で、新SEの128GBモデルは税込みで55,000円以下のプライスタグで発売されました。
新SEはiPhone8ベースです。
つまり筐体のサイズの割にベゼルが大きくて、つまりは液晶サイズが小さい。これは今見ると野暮ったい感じは否めません。
しかしながら、時代遅れの見てくれに反し、オツム、つまり処理能力、要するにCPU周りは基本的に最新iPhoneの11や11Proと同じもの。
もちろんCPU周りが同じでもそれを活用していない機能など、いろいろレスはあります。しかし多分ハイエンドを望まない多くの人にとっては問題ないレベルの話でしょう。
新SEに搭載されていないFace IDなんかは、このご時世ではむしろデメリットだと思う人がいてもおかしくありません。なぜならマスクしていると使い物になりませんからね。
その点Touch IDの新SEだといちいちPINコードを入力しなくて済みますからストレスフリーです。
最新のCPU周りを搭載した、つまりハイエンドと同等の処理能力を持っている余裕の128GBのストレージを誇るiPhoneが、なんと55,000円以下で買えるわけです。
悩ましいのがこれ。
色々とマスコミが囃し立てていますが、果たして「5G」がライトでエンドなユーザーにとってどれほどメリットをもたらすテクノロジーなのかは未知数と言っていいでしょう。
業務系インフラとして素晴らしいのはよくわかりますが、エンドユーザーにとってはそれほどの恩恵があるのでしょうか?
動画?
いや、YouTubeなんて、今でも十分楽しめてるでしょ?
しょせんスマートフォンサイズの画面ですから、そんなに高いスループットがあってもしかたがありません。ライブ配信の遅延とか、そんなの多少あっても別にいいじゃないですか。
5Gなんてそれこそ「3Dテレビとはなんだったのか?」みたいなことにならないとも限りません。
ただし、3D放送と違って、ケータイ電話網は改廃されていくため、インフラ自体が5Gに取って代わっていくのは間違いないところです。
だとすると、3Dテレビと違い、これからはやっぱり5G対応のスマートフォンが主流になっていくのでしょうねえ。
安いモデルは10年くらい5G未対応とか? いや、知らんけど。
さて、前回お送りした? 旧SEユーザーである同居人のiPhone選びですが、遅ればせながら完結編など。
あ、前回の記事はこちら。
結構悩んでましたね。
いや、悩むというより迷っておりました。
新SEが8の筐体そのままだったことに、同居人はとりあえずはがっかりしたわけです。
旧SEに比べてかなり大きく重くなりましたので。
私といえば、新SEの発表を受けて「iPhone 8の大きさが許せるのなら、そんな古い筐体やめて、XSにしたら?」と水を向けてみたのでした。
同居人の悩みはそのあたりから本格的にスタートしたと言えるでしょう。
ではその悩みを時系列にしてお伝えしましょう。
・8の大きさ重さに妥協できるのなら(私が提示した)XSも悪くはない。少なくともベゼルが狭いデザインは8よりもカッコいい
・XSの機能で84,800円という値段なら確かに新SEとの価格差は十分許容できる
・でもXSのチップセットは新SEのA13より古いA12。そしてXSはもうすぐ2世代前のモデルになってしまう
・だったらいっそ最新モデルの11Proでもいいかもしれない
とまあこんな感じ。
しかし、11Proだと別の悩みが生じます。
・11Proを買うと、たった数ヶ月で旧モデルになってしまう
まあ、当然ですよね。
一世代古いXSが俎上にあがったのはXSが大幅に値下げされているから。対して11Proは値下げされていはいません。
というわけで悩んだ末に最終的に同居人が選んだのは……新型SEの128GBモデルでした。
何のひねりもありませんね。^^;
でも同居人にとってのスマートフォン選びに「ひねり」など不要なのでした。
もちろん今回の同居人のスマートフォン選びについては、私の意思は無関係です。というか、私はどれがいい、というような意見は述べておりません。強いて言うなら「こういうのもあるよ」とアップルストア(オンラインの)にはすでに存在していない、XSを提示したくらいです。
もちろん技術的な質問には都度答えましたが、「だからこっちのほうがいいかも」というような個人的な見解は一切付加しませんでした。音声付きプロパティみたいな役割です。なので当然ながら「私は新SEは嫌い」という本音も口にはしておりません。
では現在入手可能なiPhoneの中から、同居人があえて新型SEを選んだ理由とは?
それはかなり単純化されていて、まさにひねりのない理由で、私も理性では理解できるものでした。
曰く「新型SEは望んでいたものではなかった」
曰く「新型SEが出たことで、これ以上待っていても私が望んでいるiPhoneはもう出ないということも理解した」
曰く「新型SEが価格的に一番手頃であるという事実は、私のような庶民にとっては極めて重要な性能である」
曰く「iPhoneに限らず、これからは5G対応端末にシフトしていくのだろうな、ということがぼんやりとながらわかってきた」
曰く「5G網は2年そこそこで生活圏を網羅されるくらいに整備されていくように思う」
曰く「ならば5Gの環境が整ったタイミングで、5G対応の最新iPhoneを買おうと思う」
曰く「だから今は【つなぎ】で十分。つまり一番値段の安いSEを買うことにした」
という感じ。
私なんかは刹那主義なのでこういうクレバーな買い物はできないんですよね。
「え、11Proでしょ?」になってしまう。
「ちょっと待てば5Gかもしれないけど、今この時点でiPhone 12は売ってないじゃん」という論法を全力で支持するに違いありません。
「11ProはXSのざっと二倍近い値段だよ? あと数ヶ月我慢すればたぶん11Proと同じくらいの値段で新型が出るんだよ?」などという親身になったアドバイスに後ろ髪は惹かれつつも「数カ月後に出るiPhoneなど、絵に描いた餅以下。私は一ヶ月後に新型コロナウイルスで死んでいるかもしれないじゃないか。なので生きているこの瞬間に手に入る最新を享受して何が悪い」という衝動に抗えない気がします。
そういう意味では私の中ではスマートフォンというデバイスは、デジタルカメラと違ってまだまだ進化の途中感があるという認識をもっているのでしょうね。
デジカメはもう型落ちの方がお得感があっていい、なんて思ってしまってますからね。^^;
そんな感じで旧SEがお気に入りだった同居人は、まったくリスペクトできないにも関わらず、値段が安い新SEで妥協した、というお話でございました。