あけおめ!\(^o^)/
もちろん私にとっても事故なくロードバイクを楽しめるような良い1年であることを願っております。
というわけで旧年中にアップしようと思っていた後編ですが、年末の我が家的仕事が予想以上に色々あったために、記事のアップは年が明けてからになってしまいましたとさ。
後編は私のMADONE SLRではなく、同居人のSILQUEに取り付けた「けっこうイイかもしれない(と思ってポチった)リアライト」について。
皆さん、走ってますか?
私は結構走ってます。
冬期休暇に入っても、午前中朝練、午後は家の片付けや掃除(や年賀状作成)といった感じで雨が降っていなければ毎日乗っておりました。
ただ、大晦日は失敗でした。
前日の30日は雨で走れなかったのですが、大晦日はその雨も上がり空も明るく、マイホームタウンには陽が射していたのでいそいそと走り出したのですが……。
北摂の山あいは雨でございました。
久しぶりの雨中走行。
というか、日本での雨中走行はほぼ初めてかもしれません。
バーミッツ(的なもの)を始めとする各種冬用装備のおかげもあって小雨の中では大したダメージもなく結局予定していたルートを走りきっちゃいました。
そんな天候の問題もあって、いつも結構なロードバイクに抜かされたりすれ違ったりするのに、その日であったのは本当に数えるほどでした。
同居人いわく「家族持ちだと大晦日に一人で走りに行くのは流石に気がひけるんじゃね?」。
なるほど、その考えは私には、というか我が家にはなかった。^^;
それはさておき、本題に入りましょう。
で、あるな。と私は考えております。
前編でご紹介したMADONE SLR付属の専用台座につけたFLARE RTを眺めて、改めてそう思った私でございます。
で、自然な流れとして同居人のTREK SILQUE S6にも同様の装備をしようかな、と考えたわけです。
同居人のSILQUEのサドルレールにはサドルバッグ用のワンタッチブラケットが装着されています。
が、この時期はサドルバッグの必要性がなくブラケットだけが無駄に装着されている状況です。
で、あれば。意味不明なおもり(サドルバッグのワンタッチブラケット)を排除してその一等席にリアライトを装着するほうが安全性にも寄与するし合理的じゃね? と考えたわけです。
サブタイトルの通り、ヴァーチャルな密林探検で見つけてツバをつけていたプロダクトがあったのですが、それをポチることにしました。
※意訳:Amazonで色々物色していて気になっていたものを「欲しい物リスト」に入れていたので、それを購入した。
内容物はこれだけ(+ペライチの日本語説明書)いわゆる「中華製」のリアライトです。
同じ商品でメーカーが違うものが複数あって、なんとも中華製らしい製品でして、でも「こういうのが欲しかった」ってやつなんですよね。
なんで日本のメーカー、例えばCATEYEとかが作らないのかなあ、と思うのは私だけではないはず。
で、同じようなものは色々あるのですが、私がポチったのはこれ。クーポンを使って2000円ちょっとという感じ。
Amazonで「ロードバイク リアライト」で検索すると星の数ほど出てきますが、私がこれに注目したのはサドル直下に装着できるリアライトだったという単純な理由です。
私は個人的な好みもあって丸形をチョイスしましたが、角型もあります。機能としてはほぼ横並びなのでお好みでどうぞ。
このプロダクト群の共通する特徴は次の通り
・サドルレールにブラケットを取り付けて本体を装着する(ねじ込み)
・バッテリ内蔵の充電式(micro USB)
・トンネル内で自動点灯するオートモードがある
・ブレーキライト機能搭載
・防水設計
個人的に最も注目、というか興味を持ったのはブレーキライト機能です。
加速度センサーを使った簡易なものですが、ロードバイク的には(ちゃんと機能するのであれば)それでも十分ではないかと思います。
我らが?CATEYEも、最近この機能を搭載したリアライトを投入していますし、今後は当たり前になっていく気がします。
実は同居人のSILQUE SLには納車時からブレーキライトを装着済みです。
これはセンサー方式ではなく物理スイッチを使うアナログな方式のブレーキライトです。
リアブレーキのワイヤーに装着して、ワイヤーが引かれたら開いていたスイッチが閉じて点灯する、というもの。
小型軽量で重さを気にすることもなく、使用頻度を考えるとボタン電池仕様なのも納得です。
問題はLEDライトが小さく輝度もそれなり(つまり暗い)事と、ロジックとしてリアブレーキにのみ反応するものであることです。
なので、今回導入したリアライトのブレーキライト機能が使い物になる、つまりリアブレーキケーブル連動タイプの代わりになるのだれば、リプレイスしちゃおう、と考えたのでした。
いくつかある同じ(たぶん)製品の中から私がこれを選んだのは、メーカー(ブランド?)ロゴが見えないからです。
他の製品の中はライト筐体にデカデカと白いロゴが入っているものがあるのですが、これはロゴはブラケットのみで本体は真っ黒。
しかもブラケットを普通に取り付けると、そのロゴは下向きになるのでバイクをひっくり返さないと見えないのです。
このあたり、メーカー?は日本人の複雑なマインドをよくわかっているな、と思います。^^;
届いたパッケージはいわゆる「白箱」でした。個人的にはこの手の製品に凝ったパッケージは不要なので好ましく思いました。
ただ、箱はぐちゃっと潰れておりましたが。
箱は潰れていましたが製品はサドル用ブラケットも本体もアルミ。シートポスト用のバンドはシリコーン。要するに製品にはなんの問題もありませんでした。
で、その製品ですが、かなりクオリティの高い作りです。
個人的な感想ですが、この手の比較的安価な中華製プロダクトって、プラ系はロークオリティでアルミ系はハイクオリティなイメージがありますが、このリアライトもまさにそれ。
ブラケットと本体はアタッチメントではなくねじ込み式なのですが、脱着の際は快感を覚えるほど精密に作られています。
充電用のmicro USBの口はライトの反対側、つまりブラケットにねじ込む部分にあるため、構造的に給電しながら利用することは不可能です。
ただし、カタログデータ的にはかなりのロングライフ。
同居人の運用である「常時点灯」モードでも20時間だそうで、ブルベなどしない限りなんの問題もありません。
早速ブラケットをサドルレールに取り付けました。
一般的なサドルであれば装着可能です。ただ自分のサドルレールが一般的かどうかはちゃんと事前にチェックしておきましょう。カタログデータ的には「サドルレールの左右幅が38mmプラスマイナス2mmまで可」らしいです。
同居人のサドルレールは一般的であることはすでに判明していましたのでその辺は迷わずポチりました。
結果としてなんの問題もなく装着できました。
サドル用ブラケットは3つに分割可能です。
サドルレールに引っ掛ける部分が左右とも外れるのです。
センタリングに病的なこだわりを持っている方の場合も安心。左右で調整可能なので納得がいくまで調整していただければいいのではないでしょうか。
普通は片方だけでOKでしょう。
この手のプロダクトはサイクルコンピュータ連携などの小むづかしいことはしなくていいので、使い方は実にシンプルです。
バカでも使える用に考えてくれています。
スイッチは真ん中の銀色のところを軽く押すだけ。
というか、強く押してもちょっとしか押下感がありません。
モードは3つ。
押すたびに次の順番で変わります。
ラピッドモード(早めの点滅)
呼吸点滅(ゆっくり目の点滅)
点灯
4回押すと消灯、つまりオフです。
CATEYEなどの高級メーカー品?と違って「前回設定したモードを記憶している」なんて機能はないので毎回この順番で設定をする形になります。
もっとも3モードしかないのでなんの問題もないでしょう。
ちなみにバッテリ残量も4段階でチェック可能です。
中心にある銀色のON/OFFスイッチの外側に青いLEDが点滅して目安になります。
4つとも青く光ったら76-100%、2つだったら残量が26-50%という感じです。
ざっくりしているようですが、実際の運用はこの程度で問題はないと思います。
すでに説明した通り、このリアライトには3つのモードがあるわけですが、点滅系2つと点灯モードでは大きな違いがあります。
点滅系の2つのモードを選んだ場合、日中の走行中にリアライトは光らないのです。
どういうことかといいますと、点滅系モードはデイライトとして使うことを想定していないのです。
スイッチを入れて点滅系を選ぶ → スイッチを入れた時はそのモードで点滅している → 30秒程度経つと消灯する
これらはいわゆる自動モードなので、照度センサーが反応する明るさ(暗さ?)になると、選んだ点滅モードで光ってくれます。
すなわち、トンネルに入ったり日没になるとずっと点滅し続けてくれるわけです。
ただし、夜間であろうがトンネル内であろうが完全停止時したまま30秒経つと自動的に消灯します。振動を感知するとまた点滅を始めます。
一方、点灯モードでは常時点灯します。またモードの場合は30秒停止しようがお構いなしに常時点灯しつづけます。
デイライトとして使う事を想定している同居人の場合はこれしか選択肢がありません。
なお、どのモードであってもブレーキライト機能は同様に働きます。
実際に使ってみた感想です。
まず、やはりこの場所は一等地だなと思いました。
一番気になっていたブレーキライト機能ですが、これは文句なしです。使えます。
減速時には毎回ちゃんと高輝度で光ってくれました。
ブレーキケーブルタイプはもうお役御免です。
ただし、大きな問題が一つ発覚しました。
それは「暗い」んです。
GARMINのリアビューレーダーをメインのリアライトとして使っているのですが、同軸上にあると両者の輝度の差が大きすぎて思わず笑っちゃいましたよ。
デイライトとしては使えないと思ったほうがいいですね、これ。
ブレーキライトとして光るときが最大輝度のようですが、最大輝度でもGARMIN リアビューレーダーRTL510の明るさの半分にも達していない気がします。
MADONE SLRやGARMINのリアビューレーダーが1kmとか2km後方でも視認できるってのはウソじゃなさそうです。
翻ってこのリアライト、相当近くないと視認できないんじゃないでしょうかね。
夜間であっても周りに明かりがない河川敷とかだと効果を発揮しそうですが、明るめの町中ではつけててもつけてなくても変わらないレベルじゃないでしょうか。
バッテリの持ちが半分になってもいいから、輝度は少なくとも現状の2倍にしてほしいです。
点滅系モードも試しました。
消灯状態でしたが、トンネルに入ると点滅をはじめました。こちらもきちんと働いているようです。
た・だ・し。
挙動がいただけません。
点灯(点滅ですが)し始めるのが遅く、トンネルに入ってしばらくしてからようやく点滅開始という感じです。
GARMIN制御のBONTRAGER製のフロントライトやリアライト類はトンネルに入ってすぐ点滅モードから点灯モードに移行しますが、こちらはそれに遅れること10秒といったところ。
また消灯するのが早すぎです。トンネルを抜ける前、出口付近で明るくなったらもう点滅を終了していました。
これは逆ですね。
暗さには敏感に、明るさに鈍感というモードにしておくべきで、チューニング不足。
このあたりが中華製の限界なのかもしれません。
圧倒的な輝度不足。
メインのリアライトとして使わない事を推奨。ブレーキライト機能をメインとしたサブライトとしてなら可。
我が家は……見た目がかっこいいので、ブレーキライト兼予備のリアライトとしてしばらく使ってみるつもりです。
CATEYEがKINETICシリーズとしてこのデザインとコンセプト(要するにサドルレールマウント方式)で新製品を出してくれれば、値段が3倍までなら買います。