わふー(^o^)
今回は総括を。
総括って言っても、この一言でもう充分言い尽くしている気がします。
全世界の人がダメだと言っても私の意見は変わりません。DOMANE、すっごく気に入りました。大好きです。
今度生まれ変わるならDOMANEになりたいくらいです(うそ)。
前回の記事に書いたとおり、「DOMANEのここが×だと」って事を書こうと思っても特になかったわけです。
その後も「何かあるだろ?」なんて思ってキビシイ目でDOMANE SLR7とともに北摂の山道を登ったり下ったりしたのですが、結局「オマエっていいバイクだなあ」って愛しくなるばかりでございました。
そういうわけで恋は盲目。私にはDOMANEの欠点なんて目に入りません。
なので、考え方をちょっと替えて見ることにしました。
それは……。
「こんな人にはDOMANE(SLR7)は向かない」という切り口です。
早速行ってみましょう。
DOMANEは32cがデフォルトです。買ってから21cとか19cのタイヤ(とホイール)に入れ替えてもいいかもしれませんが、そこまでしてDOMANEを選ぶ人はいないでしょうし、ムリに買う必要はありませんね。
「軽さこそロードバイクの正義、いや性能そのもの」と考える人はDOMANEをチョイスしないでしょう。DOMANEにはそっち側の性能はありませんしね。
「ギミックじゃねーよ、素材とかで工夫しやがれ」という感じの人はTREKではEMONDA以外は認めないのではないでしょうか。
カウンターヴェイルはいいけど、Iso Speedやフューチャーショックはダメっていう人は結構いらっしゃるようで。
フューチャーショックがSPECIALIZED ルーベの個性であるように、前後に組み込まれたIso SpeedはDOMANEの個性そのもの。
そこを否定する人はDOMANEのようなロードバイクは向いていませんよね。
私なんかフロントIso SpeedをMADONE SLRにもつけてほしかったなって思っているのですがね。
同様に、ギミックといえば……
「ロードバイクはムダを省いて研ぎ澄まされていなければならない。フレームに物入れとかふざけてんの?」という原理主義的な人にも向かないでしょう。
私なんかダウンチューブストレージをMADONE SLRにもつけてほしかったなと思っているのですがね。
「オヤジの遺言で、トップチューブとシートステイが連続しているバイクには乗るなと言われている」
そりゃあしょうがないですね。^^;
DOMANEってディスクブレーキモデルしかありませんし、どうしようもないですね。
ホビー的なマインドでヒルクライムレースを目標にしている人はヒルクライム用バイクなんて狭い範囲で探さないで、自分が気に入ったバイクでそれぞれ愉しめばいいと思いますが、「乗鞍で森本さんをぶっちぎる」なんて事を目標に精進しているに人は向かないのはたしかでしょう。
いや、大リーグ養成ギブス的な意味合いではアリかも……。^^;
ですよねー。^^;
フルカーボンフレームのバイクはそもそも選択肢に入れないほうがいいような気がしますね。
DOMANEというよりTREK全否定ですね。
「いや、DOMANEって中国車でしょ?」何ていう人は友達なくしますよ。^^;
そんな事いってたらBMWだってメルセデスだって中国車になっちゃいます。
そういうのはアレです、「MINIはドイツ車(だってBMWだから)」なのにいまだにイギリス車だと思っているのと同じ事……なのか?(多分違う)
そういうわけで、言い換えると、前述の項目に当てはまらない人はDOMANEを是非選択肢に入れてほしいと思います。
特に初めてロードバイクを買おうと思っているけど、これと言って何をやろうと決めているわけではなく「色々やってみたい」なんていう人にはドンピシャなロードバイクじゃないかと思います。
とはいえ、初めてのロードバイクとしてDOMANE SLR7をチョイスする人は極めて少ないのではないかと思います。主に値段の問題で。
流石にサイクリングに必要なパーツやウェアを入れると100万円の大台に乗ろうかというロードバイクを「お勧め」とかんたんに言えるほど私も麻痺していません。
というわけで、個人的なお勧めはSLRではなくSLグレード。
「最初からフルカーボンホイールと電動コンポ仕様が欲しい」という人にはSLR7をお勧めしますが、たぶんそういう人はマイノリティでしょうし、ここはSLグレードから選ぶのが吉でしょう。
私がSLをお勧めする大きな理由の一つは「DOMANEは上位グレードのSLRとミドルグレードのSLとでフレームのデザインが同一である」からです。新型DOMANEのアイコンともいえるダウンチューブのストレージもちゃんとあります(ストレージバッグも当然標準装備)。
他社の場合、同じ名前のバイクでも、グレードが違うとあからさまにフレームデザインを差別(区別)しているモデルがあったりします。もちろん上位グレードの方がどう見てもかっこいいいのです。そうやって差別化することで上位グレードユーザーに優越感をもたせているのかどうかはわかりませんが、DOMANEやMADONEはフレームデザインは同じです。
違いはカーボンの素材。でも、この素材の違いをあんまり気にする必要はないと思います。最初の一台目とかなら特に。
スペック的には多少重いのですが、その分丈夫だという考え方もできますし、よほど感性が研ぎ澄まされている人でない限りフレーム素材の違いなんてわからないんじゃないでしょうかね。
それよりもタイヤとかホイールとか、コンポーネントとかワイヤーとか、パーツの違いのほうが間違いなく大きかったりします。
TREKのSLグレードのフレームなら、陳腐化の心配はいらないと思います。
問題はそのSLグレードでもSL5にするかSL6にするか、です。
それぞれカタログモデルの色が違ったりで悩ましいところですが、余裕があればSL6がお勧めです。
TREKの場合、末尾5はシマノの105シリーズのコンポーネントを主に使っていることを示しています。
対して末尾6は同じシマノでもアルテグラシリーズ(機械式変速機)のコンポーネントを使っています。
105でも全く問題はないと思いますが、なんといいますか105を使っているとけっこうアルテグラが気になってしまうものなのですよ。
で、結局1年以内にアルテグラとか「どうせ買えるなら」ってノリでその上のデュラエースにパーツ単位で手を出したりなんてこともあって、そうなると結局不経済。
翻ってSL6を買った場合は最初からアルテグラがついているのでデュラエースってあんまり気にならなかったりします。
これは勝手な憶測ですが、105ユーザーでアルテグラを気にする人より、アルテグラユーザーでデュラエースを気にする人は圧倒的に少ないと思います。デュラエースよりむしろ同じアルテグラの電動シフト(Di2)導入を考える人のほうがまだ多いはず。
こちらはパーツ一つずつ替える、というわけにはいきません。前後ディレイラーと左右レバー+ルーティングワイヤーやジャンクション、バッテリなどいっぺんに替えるパーツが多いのでまとまった金額になります。これはどういうことかというと「小金が溜まったから今回はRディレイラーを……」みたいなわけにはいかないということで、物欲にブレーキが掛りやすいのです。
つまり、「買い換えたい」という衝動はなく、つまりは出費もない。
物欲のすべてを迷いなく「いいホイール」に注ぐことができるのです。
105だとコンポも気になるし、当然ホイールも気になりますからね。
そういう意味で初期投資は大きいけれど、結局安くつくのはアルテグラグレードのSL6ではないか、と言うのが私の持論です。コンポだけでなく、6はホイール+タイヤも1グレード上のモノがついていて、重量差は500gほどあります。
40万円も出すとけっこういいモーターサイクルが買えちゃったりしますけど、両者を比べるのはナンセンスです。
そんな事いっていたらちょっとサイクリングするだけの自転車だったら1万円のママチャリでいいじゃん、という極論が正しくなってきます。
ロードバイクを買おう、と思った理由はなんでしょうか?
ただその辺を自転車散歩するだけなら、それこそスーパーの1万円の中華自転車でもOKでしょう。
そうではなくて、スポーツとしてのサイクリングを趣味にしてみようかな、運動不足解消にもなるかな、なんていう感じで興味を持ったのではないでしょうか?
であれば、40万円を投資して、自分に「枷」を嵌めてはいかがでしょう?
「40万円も出したんだから3日坊主ではいられない」
「元はとらなくちゃ」
という「乗るべき理由」が一つ生まれます。
同じ理屈で、現金一括がしんどい場合はローンもアリじゃないでしょうか。
最近は低金利ローンなどもありますし、キャンペーンで無金利なんてこともやっているショップがあるかもしれません。
例えば3年ローンを組んだとして、ローンが終わるまではロードバイクは止めないぞ、というモチベーションにもなるかもです。
以上、途中からDOMANEじゃなくてロードバイク購入のすすめみたいな感じになりましたが、ご参考まで。
いや、DOMANE、マジでいいっすわ~。(^o^)