☆ホノルル・センチュリー・ライド2019回顧録【ハワイイ五日目】

やっはろー\(^o^)/

HCRから一夜明け、いよいよノースショア・サイクリング!

実は今回の我が家のハワイイ渡航の真の目的はこっちだったりします。
HCRは「まあ、どうせ行くんだからついでに」的な扱いでした。

◎いざ「その先」へ

HCRは伝統行事の多くがそうであるように毎年同じコース。
なので何度も参加している身にとっては流石に目新しさがなくなります。
海外のサイクリングイベントですから、一度目は何もかもが新鮮で刺激的なのですが、二度目になると結構冷静になってきます。
具体的にはコース全体が「楽園のサイクリング」ではない事に気づくのです。
住宅街や内陸部を走る事が多く、序盤と終盤のそれぞれ17kmは距離を稼ぐだけのハイウェイ走行です。
そしてコースの大部分では海が見えません。
※日本ではお目にかかれない山並みの風景は、それはそれで海に勝るとも劣らない絶景なのですけれど。

とはいえ「ああ、南国リゾートのハワイイを日本から持ってきた愛車でサイクリングしてるんだなあ」と感じる「らしい」海岸線コースは、ほんの一部。比較するのはアレかもしれませんが、こと海岸線を走る距離ならアワイチが圧勝でしょう。
(獲得標高もアワイチの方が少し高いくらいだったりします)

HCRの海沿いコースは前半は見え隠れする程度で、本格化するのは第3エイドから折り返し地点のスワンジー・ビーチパークに向かう途中から。
つまり風景的には「さあ、これから本番」というところで折り返すことになっているんです。

いわゆる「のどかなハワイイの海岸線」的な、個人的に思い込んでいる「あらまほしきハワイイ風景」はノースショアにあるわけですが、HCRはその入り口を見るだけで引き返すコースなのです。
隔靴掻痒感というか、「サワリ」を堪能できないもどかしさというか。

「前半はどうでもいいから、できたらこの先を思う存分走りたいよね」というのがここ数年の我々の念願だったのです。

で、今年は意を決してそれを実行に移すことにしました。

○ツアーに参加

(この駄文を読んでいらっしゃるということは暇を持て余しているに違いないであろう)貴方が相当の健脚であれば、ホノルルに滞在していようが、ノースショアサイクリングをするのに特段の障害はありません。
普通にホノルルからバイクを走らせてノースショアをめぐって帰ってくることもできるでしょう。往復で300㎞もないはずですし。

しかーし(チャリダー風に)。
底辺サイクリストの私にとって300㎞といえば5泊6日くらいの難コース。というか日帰り300㎞など、異世界転生時に女神様に特別なギフトをもらわない限り不能、もとい不可能。
まさに絵に描いた餅。
要するに無理。

というわけで現実的な方法を考える必要があるわけです。

まずはレンタカー。
これがあればホノルルからバイクを積んでノースショアまでドライブし、適当なパーキングにデポ。そのままサイクリングして、再び車に積んでホノルルに帰ってくるというもの。
ちなみにホノルルからノースショアまでクルマを使えばざっと1時間。

当初はこれを考えていたのですが、バイクを2台積める車を借りることを考えるとけっこうコスト高であること、ショッピングなどの短時間ならともかく、長時間デポできる駐車場の情報に不安があることなどの理由で没としました。

別の方法はとしては、路線バスを使う手があります。
そう、バスにバイクを積んでノースショアまで行けるのです。
THE BUSというホノルルの市バス的な路線バスが実はノースショアまで走っています。
そしてこのバス、無料で自転車を載せてくれるんですよ。
ただし2台まで。

THE BUSの始発で待っていれば確実に2台確保できます。
でもバイクラックの固定方法が色々あって、慣れない異邦人にはハードルが高い。
多分運転手さんが親切にサポートしてくれるとは思いますが、問題はこちらのバイク。
見る限りラックの積載方法がけっこうスパルタな感じなのです。
路面がそれなりにジャンクなところもありますし、繊細な?カーボンフレームのスポーツバイクが耐えられるのかが心配です。
特に私のMADONEはペラっぺらですからね。

となると、そのへんの心理的ストレスを抱え込むこの方法は諦めざるを得ません。
何かあったらかなり凹みそうですしね。
これは頑丈なアルミフレームのクロスバイク向きなのでしょう。

ということで、自走以外で残る手段は「その手のツアーを見つけて参加する」という選択肢でした。

○スタートはスワンジー・ビーチパーク

スタート地点のノースショアまでは、人はバス。バイクは別のトラックに積んで輸送してくれるというツアーに参加しました。
往路だけでなく、もちろん帰りもノースショアからホノルルまで同じパターンで送り届けてくれます。


しかもスタート地点まで戻ってくる必要はなく、ライン状に走っていったゴール地点に先回りしてくれているので今来た道を戻る必要がないのも理想的です。
レンタカーだとこうはいきません。

そしてそのスタート地点はまさにHCRの折り返し地点であるスワンジー・ビーチパークなのです。
まさに「その先へ」サイクリングです。

「HCRの続きツアー」の概要はこんな感じ。

・スワンジー・ビーチパークをスタート
・カフクにてランチ(ランチ代はツアーに含まれません)
・ゴールはハレイワタウン

50kmほどと思っていましたが、実際は45km程度のサイクリングです。

ということで、スタート地点のスワンジー・ビーチパーク。
バスから降りて愛車を受け取った参加者はサポートライダーなどのツアースタッフを含めてざっと40人ほど。
昨日、すなわちHCRの賑わいが嘘のように閑散としたスワンジー・ビーチパークに「祭りの後」的な寂しさを感じつつ、広々とした芝生をふんだんに使ってまずは全員が準備体操。


そのごグループ分けのブリーフィングを行い、3グループに分かれて私的には初めてのノースショア・サイクリングが始まりました。

○体育会系だったorz

我々が入ったのは巡航速度が「25km/hから30km/h」という触れ込み?のグループ。
3つあるグループではBグループ。つまり中間的な速度設定のグループです。

私は実は一番遅い班に入りたかったのです。
理由は

1.慣れないグループ走行なのでできるだけローペースで走りたかった事
2.そもそも自覚しない疲労があって45kmといえどもできるだけ楽をしたいと考えた事
3.HCRでパンク修理をした同居人のフロントタイヤに不安があった事

だがしかし。
もともと体育会系の同居人。
私と違ってそもそもチャレンジャー属性(イケイケ属性)があるんですよね。
そこに加えて本人に前日の疲労が全くない為、持ち前の「イケイケ属性」が前面に出て「大丈夫大丈夫」というtake it easyモードに突入。

「いや、でもこの前輪のパンクあと見たでしょ?チューブがちょっと顔覗かせてるんだから、できるだけ抑えて走った方がいいよ」
「昨日もこれで100km走ったんだから、あと45kmくらい大丈夫大丈夫。パンクしたまた修理したらいいし」

と言いつつさっさとBグループのところへ移動していきました。
こうなるともう止められません。
私一人がCグループに入っても意味はありませんから、同居人のフロントタイヤを見守る役目を負うべく、すごすごとBグループに入ったのでした。

この選択が失敗、いや大失敗だったことは走り出して数分で悟りました。
なぜって、このグループ、巡航速度詐欺だったのです。

「あんた、Bグループの巡航速度は25~30km/hまでって言ったよね?」

私はペースメーカーであるスタッフに、心の中でそう叫ばずにはいられませんでした。

だって、このBグループ、33km/hとかで巡行しているんですよ?
私はまだ前方に位置していたのでそれくらいですけど、後ろの方の人って、分断されたらそれ以上で走らないと追いつかないんですよ?
素人集団ですから、ちょっとした勾配があると車間が空きますからね。
こりゃいかん、追いつこうとばかりにペースを上げる、なんてことを繰り返したら結構しんどいはず……。

というか、私も33km/hとかで巡行するのはしんどんですけど?
しかも、みなさん車間に余裕がない!
それ、ドラフティング走行なんですけど、こんな路面が荒れている初見の道路でそれは流石に危ないでしょ!

というわけで私はドラフティングは放棄。車間は詰めず、できるだけラインからオフセットして路面状況を把握しつつ走ることに徹しました。
これって私が「引き役」になるわけですが、命の危険には換えられません。
先頭を走るスタッフさんは路面の危ないところを後続に知らせる為、ハンドサインを出してくれているのですが、なんというか「ハンドサイン出っぱなし」なんですよね。
それだけ路面が悪いんです。

ええ、ノースショアはかなり路面が悪いです。
覚悟されたし。^^;

そんな荒れた路面を30km/h以上で巡行って……。
ついてて良かった、TREKのISO Speed、でございますね。

あと、「休憩後はCグループに移動しよう。そうしよう」と心に決めました。

○re:パンク修理する

スタートから10kmだったか12kmだったか覚えていませんが、それくらい走ったところで先行していたメンバーがパンクしたようで、そこでグループがいったん止まりました。
パンクした方には申し訳ありませんが、いいタイミングで休憩ができて感謝です。
なにしろ「おいおい、このペースでマジでカフクまでの25kmくらい走り切るつもり?? 私、多分持たないと思うんですけど……」と、いい加減弱気になっていたところだったのです。

ここでパンク修理を待ちながら参加者の方とお互いに記念写真を撮りあったりしていたのですが、その時に「実はウチもパンクの心配があるんですけど」と言って同居人の前輪の状態を見せたのです。

そう、前日のパンクなのですが、実はタイヤ側の亀裂が思ったより結構大きかったのです。
修理時には特にタイヤ側の養生はせずそのままチューブを入れただけだったのですが、実はタイヤの亀裂からチューブが覗く状態でした。
亀裂したところがサイドにかかっているところだったのでまあイケるだろうと、そのままゴールまで走りきったのです。
さすがはカーブのないHCRコースです。^^;

「いや、これはヤバいですよ。今のうちに修理しちゃいましょう」

チューブが顔をのぞかせている同居人のフロントタイヤを見た数人の参加者の方がそう言って交換を強く推奨してくれたこともあって、便乗する感じで帯同メカの人に応急処置を施してもらいました。

こういう場合(タイヤ側の損傷が大きい場合)に裏側(内側)からタイヤを補強するタイヤブートなどと呼ばれるゴム素材のシートがあるんです。
しかし私は想定していなかったので今回ハワイイにも持ってきていませんでした。

「私、タイヤブート持ってますから使って下さい」と快く提供を申し出てくれる方が。
なんとありがたい。m(_ _)m
仲間がいるツアーってこういう時に頼りになりますね。
あと、タイヤブートなんてかさばるものでも重いものでもないので、次回からは持参しておこうと心に決めました。
チューブドの時代には予備チューブと一緒にいつも持っていたのですが、チューブレスに変えてからはガラクタ入れに放り込んだままなんですよね。

○「タイヤブートは1ドルでは買えない」

「ああ、これはダメですね」

同居人のフロントタイヤを受け取った帯同メカ氏は開口一番そう言いました。
まあ、たしかに。
冷静に考えるとこれで100km以上もよく走ったもんです。いつパンクしてもおかしくない状態なんですよね。

このノースショアライド当日の朝も、エア圧のチェックをして空気漏れがない事を確認しつつ、この亀裂の状態も見ていた私。
その時の心理はこんな感じ。

「あー、日本に帰ったらタイヤ替えないとな」
「リムも少し凹んでるから、ひょっとしたらホイールも交換かもな」
「でもこれで100km走れたんだから、今日の45kmくらいはなんとか持ちそうだな」

つまり、結構間隔がマヒしていたって事なのですよね。
ホイールのフレが一切ないし、カーブも下りもないし、大丈夫だろうと。
間隔がマヒしている人間には第三者の意見がマジで重要だということですね。

実は業界では結構有名な(ということをその後知りました^^;)帯同メカ氏、タイヤブートを提供しようと申し出てくださった参加者に首を横に振りました。
「タイヤブートは使いません」
「?」
そしておもむろに自分の財布をから1ドル札を取り出したのです。
「これで塞ぎます」
「ああ、なるほど」
作業を見守っていた数名の参加者から異口同音に声が上がりました。
これはベテランサイクリストの証左とも言えるのではないでしょうか。
続いて放った帯同メカ氏の一言が、私的に今回のハワイイ旅行で「最もガッテンした一言オブ・ザ・イヤー(意味不明)」でした。

「タイヤブートは1ドルじゃ買えないでしょ?」
「確かに!」
ベテラン勢はまたもや異口同音に膝を叩くのでありました。

「そのタイヤブートっていくら位するの?」
ベテラン勢なら知っている商品名ですが、初心者は知らなくて当然です。
タイヤの穴を補強するものだということは説明で理解していた同居人も、値段までは知りません。

「正確な値段は忘れたけど、多分1枚200円か300円くらいかな」
「なるほど、確かに」

ベテラン勢に少し遅れて、同居人も膝を叩いて納得するのでありました。

ちなみにタイヤブートは2019年10月25日現在、amazonだと3枚で600円強。1枚あたり200円強というところ。
確かに1ドルでは買えません。

※実はこのセリフにはちょっとしたオチがあるのですが……それはまた後ほど。^^;

「お札って結構頑丈にできているので、充分代用品として使えるんですよ」
「そうそう、でも日本だと1000円札になっちゃうから、タイヤブートのほうが安いよね」
「昔は500円札があったのになあ」
「500円でもタイヤブートより高い」
「100円札もありましたよね?」
「それ、今だと1000円くらいするんじゃ?」
「というか泊修理のために100円札を用意する意味がわからない」
「確かに」

帯同メカ氏が1ドル札パンク修理技を披露している間に、参加者一同、この手法の話題でけっこう盛り上がるのでした。(^^)

それにしても……。
この帯同メカ氏、なんというかさすがです。
タイヤレバーを使わずに処理完了しちゃいました。
傷部分の裏側にあてがうだけとはいいながら、タイヤのビードを落として、嵌めて、空気を入れてチェックして「よし」と言うまでがなにしろ速い!

なんというか「プロの仕事」というものを見た気がしました。
いや、感動しちゃいました。

「ランチは是非奢らせて下さい」という同居人に、
「お気遣いなく。これが私の仕事ですから!」とスッパリ断る男前さです。

本当にありがとうございました。m(_ _)m

○ランチはカハラでガーリックシュリンプ

「速すぎるんじゃね?」

Bグループのペースについて疑問をいだいていたのは私だけではなかったようで、「えー、でもみんな普通についてきてたじゃないですか」と言いつつ、ペースメーカーのスタッフは体育会モードから当初の25-30km/hへとシフトチェンジしてくれました。

いや、他の皆さんは知りませんが、少なくとも私は必死についていってたんですけど……。
ともあれ、パンク修理休憩? 後は巡航速度が5km/h以上下がったのでした。

やれやれだぜ。^^;

荒れた路面と戦いつつ、ノースショアの景色も楽しみながら、一行は無事にカハラへ到着。
ここで昼食です。

オアフ島のガイドブックには、まず例外なく掲載されている(と思われる)カハラのジョバンニ(ジョバンニーズが正しい)という、ガーリックシュリンプ(スカンピ)で有名なトラック屋台(フードトラック)でランチです。


今でこそ有名になっているガーリックシュリンプですが、私が初めてノースショアをドライブした時にはそんなものは特に名物でもなんでもなかった用に思います。
まあ、前世紀の話ですけどね。
今ではホノルルでも「ガーリックシュリンプ」はフードトラックやフードコートでも定番のメニューになっているんですから、まあ大したものです。

もともとはカフクでエビの養殖をやり始めた事がきっかけで始まったメニューだそうです。
なので歴史的に言えば比較的新しいフードですね。

さてそのガーリックシュリンプですが、ジョバンニのメニューを見ると「ガーリックシュリンプ」というものは存在してなくて一瞬焦りましたが、どうやら「スカンピ」というのがいわゆる「ノーマルなガーリックシュリンプ」のようです。
ではノーマル以外、つまりバリエーションは何かというと、「ホット&スパイシー」と「レモン・バター」の2つ。

参加者にはジョバンニのリピーターも多く、話を聞くと「ホット&スパイシー」は日本の常識で予想すると、裏切られるほど辛いそうで「覚悟が必要」なのだとか。
「ホット&スパイシー」というメニューを見つけて「うむ。私はそっちかな」と内心決めていたのですが、そのアドバイスに怖気づいた私は同居人と緊急家族会議を開催。
協議の結果、「スカンピ」と「レモン・バター」に決定。

決定!
したのはいいのですが、何しろまさに昼時とあって激混み。
注文するために長蛇の列ができている始末。
まあ、だからこそ色々相談したり話を聞いたりして得た情報を元に選ぶべきメニューを固める余裕があったわけですが。

結構待たされて、いよいよご対面です。

ボリュームは充分と言っていいでしょう。
我が家的には1人前を二人で分けても充分な量です。
というか、私はここでもライスはほとんど食べられませんでした。^^;
もったいないなあ。

味ですが……。

私のおすすめはノーマルの「スカンピ」です。
「レモン・バター」はなんというか、ヌルいというか「なにか足りない」というか、「惜しい」というか。さっぱり系がお好きな方はどうぞ。
でも、こういうのを食べようと思っている人がさっぱり系を求めているのかどうかが疑問ですが……。

で、話題の?「ホット&スパイシー」ですが、こちらも食べてみました。
というのも「忠告は聞いた。だが私は食べる」という覚悟を持って「ホット&スパイシー」をチョイスした女性参加者が同じテーブルにいらして、味見ができたのです。
ええ、まさに「ホット&スパイシー」でした。

ひとくち食べて、私は思いました。
「頼まなくて良かった」

その女性も一口で後悔してらっしゃいました。
というわけで、みんなで色々シェアして味見をしつつ、楽しいランチタイムを過ごすことができました。
たかがエビの素揚げを話題に大の大人がワイワイとおしゃべりを続けられるって、平和ですよね、うん。

ちなみに結構な率で、現地の男性は2種類、つまり2皿頼んでペロリと平らげてました。
一人の人懐こい白人に「全部一人で食べるの?」と尋ねたところ「もちろん。1つじゃ足りないだろ?」だそうな。
勝てる気がしない。^^;

ちなみにお値段ですが、どれもざっと1600円といったところ。ボリュームを考えると安いかもしれません。

○ウミガメはいなかった

昼食を終えるとツアーも後半です。
通常ペースになったBグループで再びペダルを回す私達が次に目指すのは「ウミガメに出会えるビーチ」で有名な「ラニアケアビーチ」です。


ここは大休止場所でして「ビーチを楽しむ」時間が設定されているのです。
そんなわけで参加者の皆さんは自転車を放り出して? 靴を脱ぎ、砂浜へ。


あいにくウミガメには出会えませんでしたが、水遊びを堪能された様子で何よりです。
私は猫属性なので足が濡れるのが嫌でバイクの番をしながら? 皆さんがはしゃぐ姿を眺めて楽しませていただきました。

水の掛け合いから、結局完全水没に至っても平気? なのは常夏の島、オアフ島だからでしょうね。
まあ、日本でも夏ならオッケーそうですけど。^^;

さて、そろそろ出発かな……というタイミングになったところで雨が降ってきました。
今頃書くのもあれですが、当日は決して快晴、というわけではありませんでしたので、途中でシャワーが来るのはある意味で想定内だったのですが、「あともう少しでゴール」という最終スティント直前で雨に振られるのはちょっと悔しいところ。

しかし。すでに水没していた参加者にとっては「ざまあみろ、お前らも道連れだ、わっはっは」な雨です(誰もそうは言っていません。私の妄想です、念の為^^;)。

ま、そういうわけでビーチに足を踏み入れてさえいない私も、お付き合い?で、ずぶ濡れ状態です。
そんなわけで「いやあ、ずぶ濡れですなわっはっは」的にハイな集団は、ゴールのハレイワへと走り出したです。

雨、といえば水しぶき。
ご存知のようにロードバイクにはいわゆる「泥除け」はありません。
そんなロードバイクが濡れた路面を走るとどうなるかというと、盛大に水しぶきを巻き上げながら走ることになります。
これ、結構恐怖なんですよね。
前のバイクが上げる飛沫は辛いものです。
だって、その飛沫、口に入りますからね。
鼻呼吸だけではペースが保てませんから口はどうしても開けますから、それはもうどうしようもないのです。

もっとも私は例によって前を行くバイクとは車間を開け、かつ直後ではなく左右どちらかにズレて走っていたのでほとんど飛沫は浴びていません。

ありがたいことに雨はまさに挟範囲のシャワーだったようで、少し走ると止み、やがて道路もドライに変わりました。

○ハレイワでアフターライド

路面が乾いて少し走るとハレイワの町に入りました。
道路脇には町の入り口を表す看板が掲げられていて「ハレイワに来たぜ」感を盛り上げてくれます。

そして程なくしてハレイワのショッピングモール的なところへ到着。
ええ、ゴールです。

一時はどうなることかと思ったハイペース・ライドでしたが、途中からはなんとか私が考える「楽しいサイクリング」の範疇にかすったようなペースに落ちてくれて、正直にいって「やれやれ」でございます。

同居人の1ドル(紙幣入り)タイヤもハワイイでの最後のライドを無事に終えてくれました。
帰国したら即タイヤ交換ですね。
いい機会なので全後輪とも交換してしまうつもりです。
よく考えたらすでに3年目。
距離よりも経年劣化を考えるとそろそろ買え時ですからね。

なんてことを考えながら我々の到着を待っていたトラックにバイクを預け、ヘルメットなどはバスの座席へ置き、出発まで一時間ほどの自由時間をハレイワ・タウンで過ごすことになりました。

何人かはバスの中でジャージから普段着に着替えてらっしゃいましたが、我々はそのままの格好です。
むしろサイクルジャージが話の種になって店の人との会話が弾みますからね。
で、結論から言うとその目論見は結構当たりました。^^;

我々は適当に見つけた店に入っておやつにアイスクリームをいただきました。
何の下調べもしていない我々でしたが、ぶらっと入ったその店のアイスクリームが殊の外美味しかったので大満足。
抹茶とか、ハワイイではもう当たり前のフレーバーっすね。^^;
ぼーっとして抹茶アイスを口に運んでいると、「あれ、ここはどこだっけ?」などとプチ混乱する一時でございました。

その後は自分たち用にチョコレートやら部屋着用の?Tシャツやら「ワッフルの素(ミックス粉)」などを思いつきのままに買いあさりつつ、散策。
野生の鶏の親子などを見つけて撃殺……じゃなくて激撮したり、「あ、そう言えば!」と突然思いついた同居人のリクエストで「天使の壁の落書き」まで歩いて撮影したりして、気がつけばバス出発ギリギリまで遊んでしまいました。

※天使の壁の落書きについて興味のある方は「ハレイワ・ウイングス」で検索^^;

ツアー一行はバスの人となり、夕刻前にホノルルへと帰り着いたのでございました。

○夕食は、「あ、忘れてた!」ということでハンバーガー

ホテルに帰った我々は、いつものようにランドロマットで汚れ物を洗濯。
待ち時間の間に代わる代わるシャワーを浴びながら帰国の準備に取り掛かりました。

雨の中を走ったバイクはそりゃあもう汚れておりまして、部屋に広げたブルーシートの上でお掃除。その後SCICONに梱包。

その他の荷物類もスーツケースに詰め込んで、あとは明朝、グルーミング道具一式や着替えなどを詰め込むだけ、というところまで済ませました。

「夕食どうする?」
「うーん、最後の夜だから、ちょっと贅沢しますか?」
とはならないのが我が家。
「めんどくさいから簡単に済ませよう」
で決まり。
ジッピーズあたりで弁当を買ってきて、冷蔵のに残っているビールを撲滅しようかとも思いましたが、フト思い出したのです。
「そういえばまだアレを食べてなかったっけ」

「アレ」
ソレはアレです、ハンバーガー。
「いいね」

ということで、めんどくさいのでホテルから一番近そうな店へハンバーガーの買い出しに。^^;

Teddy’s Bigger Burgers Waikikiという店です。

Google Maps
Find local businesses, view maps and get driving directions in Google Maps.

テディーズのハンバーガー、普通に美味しいですよ。
少なくとも亀岡の例の……げふんげふん……○○○クバーガーの数倍は美味しいです(個人の感想でっす)。
というか、ホノルルで食べたハンバーガーで美味くなかったものは無いような気もします。

SNS受け、インスタ映えとやらを狙って超特大とかを売りにしているところもありますが、超特大の妙なヤツじゃなくて普通のを選ぶとバランス取れた味で美味しいです。

私はノーマルのハンバーガーにパイナップルを加えたものを注文しました。


サイドメニューはオニオンリング。
おすすめ、というかその時なんとなく食べたくなったので。^^;

部屋に戻って今年も怪我などせず、無事にサイクリングを終えられたことに感謝し、ハイネケンで乾杯。
しばらく歓談した後、最後の夜も早めに就寝するよいこの我々でございました。

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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