やっはろ~(*^^*)
これはHCRのようなイベントにおける重要なルーティンだと考えます。
そしてこの出発前点検は、ぜひショップでやってもらいましょう。
「ショップのぼんくらスタッフより俺のほうが腕は確か」なんて言う人は好きにやっていただければいいと思いますが、HCR完走が目標の初心者からインターミディエイトにかけてのサイクリストの皆さんは素直にショップを頼りましょう。
人間とは人に頼って生きる生物なのですから。(^_-)
できれば出発前直前の休日ではなく、2週間前の週末くらいに見てもらうことをお勧めします。
理由は、何かあった時、例えば点検の結果、交換が必要なパーツがあった場合、店舗在庫がないと取り寄せになってしまいます。
よくあるのは「そろそろタイヤを替えたほうがいいかも」とか「チェーンが伸びていてそろそろ替え時かな」という「まだ少し保つけど、気をつけておいたほうがいいよ」みたいなアドバイス。
このような「替えなくても多分大丈夫だけど、替えておくと安心」というアドバイスをもらった時は、迷わず替えておくことをおすすめします。
「あの時替えておけばよかった」系の、行ってみれば後顧の憂いを断つためにもぜひ。
好みのタイヤとかこだわりのチェーンがある人なんかはその場で交換ができませんよね?
なので出発直前だと会社勤めで週末しかショップに行けない私のような社畜……じゃなくて勤め人だと、その時点でアウトです。
もっとも関西国際空港(KIX)発ホノルル行きのJAL便は、2便とも夜の出発。なので、そういった最悪の場合でも、いったんバイクを預けておいて出発日の朝一番に引き上げて梱包でも間に合う可能性がありますが……当然ながら取り寄せに一定時間がかかる場合だとアウトの場合もあります。
もっとも「2週間なら絶対大丈夫なのか?」なんて言われると「知らんがな」としか言いようがないんですけどね。
目安です、目安。^^;
安全性のためのタイヤやチェーンなどの消耗系パーツ交換だけでなく、例えば「せっかくホノルルを走るんだし、いい機会だから古くなっているバーテープを交換してみようかしら?」なんてこともあるでしょう。バーテープの色や柄を変えると結構バイクの雰囲気が変わりますから、きっとホノルルではけっこう気分が上がるはず。
そんな場合でも店頭にあるもので妥協するのではなく、好みの柄や色にこだわりたいでしょうし、だとすると取り寄せなんてことも容易に考えられます。
あとはディレイラーやこの期に及んでシートポジションの微調整などをしたら少しは実走しないと調子はわかりませんし……。
つまり、実走して、結果によってはもう一度寄るだけの余裕が必要ということです。それには目安として2週間くらい前にやっておくと安心かな、というアドバイスでございました。
老婆心ながら付け加えさせていたきますが、点検に持っていく際はあらかじめいついつに持っていくけど見てくれる?ってことは伝えておきましょう。
いきなり持っていったら、その日、その時にたまたま納車が重なっているだとか、来客が多いとかだと双方にストレスが発生します。
事前につたえておけばそのショップ側も「そのつもり」で対応準備をしているはずですから。
ショップとのいいお付き合いをするというのはつまりはそういうことだと思います。人というのは気遣いができるからケダモノとは違うのですよ。
パッケージツアーの場合は帯同するプロのメカニックによる現地での組み立てや、点検が特典としてついているのが普通ですよね。
だからと言って「プロメカがいるので、あえて事前点検とかいらんわ」なんて甘い考えは持たないようにしましょう。
帯同メカニックがあなたのバイクに必要な専用パーツを持参しているなどというお花畑な話はまずないと考えるべきです。
頼めるのはいわゆる始業点検、走行前点検と同じです。
ホイールが正しく取り付けられていて振れなどはないか、ブレーキはクリアランスが適正でシューブロックは残っているか、そしてちゃんと効くか、ディレイラーのインデックスや稼働幅は適正で変速は大丈夫か、異音が出てないか?
ケーブル類やチェーンは伸びていないか、オイルは大丈夫か、空気圧は適正か、タイヤ表面に傷など懸念材料はないか……とまあ、この程度のチェックと適正に戻す調整くらいでしょう。
彼らのメインの仕事はイベント中のパンク修理ですしね。
あ、そうそう。
よく輪行する人には常識かもしれませんが、私のように輪行といえば年に一回の飛行機輪行だけ、なんていう人もいるでしょうからあえて書いておきましょう。
「御守り」のつもりで予備の「エンド金具(ディレイラーハンガー)」は必ず持参するようにしましょう。
ここは輪行時に外からの力がかかって曲がることがよくある「そうです」。
ここが曲がったりするとリアの変速がおかしくなりますし、チェーンラインが曲がったりしてパワーの伝達ロスにつながります。そうなると必然としていわゆる「チェーン落ち」しやすくなり、チェーン落ちは下手をすると落車につながりますし、落車はすなわち命に係わることにもなりかねません。ディレイラーハンガーとはそれほど重要なパーツなのです。
普段は意識することなどないと思いますが、落車などによりディレイラー側からバイクを倒したりすると曲がることがありますし、後ろから突っ込まれたりして曲がることもあります。
ので、倒すなら右側にしましょう。
このパーツはそれこそメーカーどころか車種ごとの専用品なので、帯同メカの方が予備を持っていると考える方がどうかしてます。
多少の曲がりなら修正してもらえる可能性がありますが、予備があれば万全です。
ただ……他のメーカーのはよく知らないのですが手持ちのTREKのディレイラーハンガーを見ると、ごつ過ぎて「これってどうやったら曲がるの?」と思わなくもありません。これが曲がる前にディレイラーかフレームのほうが破損するんじゃ?
いや、本来フレームを守るために犠牲になるパーツのはずだから、見てくれに反して材質はバターのように柔らかいのかもしれません。ピューター製とか……。
まあ、あれです。さすがはアメ車の中でも飛び抜けた丈夫さで定評のあるTREKというところでしょうか。
(メリケンでは「デブは黙ってTREK買っとけ」と言われてるらしいです)