ちゃろ~(^^♪
9月も中旬なのに暑い……。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
というわけで、初心者向けアドバイスシリーズです。
今回はいわゆるサイクルボトルに入れておく液体は何がいいか? というお話です。
珍しく短いです。(*^_^*)
これです。
究極的にはこれです。
もちろん、毒とかそういういわゆる「飲み物として不適切なもの」は除きます。常識です。
「最近、『飲むカレー』とかありますけど、あれは飲み物でいいですか?」
好きにしてください。(^-^;
スープカレーだろうが、味噌汁だろうが、おかゆだろうが、血液だろうが、本人が飲み物だって言い張るなら入れたらいいんじゃないでしょうかね。
私はそこまで面倒もみられませんし、責任も持てません。そもそも判断自体ができません。
というわけで、そういう質問をしてくるような人以外に向けたお話だとお考え下さい。
いわゆるスポーツドリンク。
昔ならゲータレイド(HCRはいまだに極彩色のゲータレイドですが)、少し前ならポカリスウェットやアクエリアスみたいな、あの手のスポーツドリンク。
サイクリングの水分やミネラル補給としては最適なんじゃないかと考えがちですが、私に言わせると「やめときましょう」でございます。
理由はいくつかあります。
スポーツドリンクってのはまあ、要するに砂糖水です、ハイ。
特に夏場のサイクリングではがぶ飲みしがちですから、そりゃもう普通のサイクリングだと糖分の取りすぎで太ります。
というか、下手をするといわゆるペットボトル症候群で最悪死にます。
死ぬ可能性があるような液体は入れないようにするというのが、私の方針です。
冬場は不味くないかもしれませんね。
夏場も入れた直後くらいは不味くないかもしれません。
でも、どんどん温度が上がってくるような夏場のサイクリングだと、ボトルの中身なんてすぐにぬるま湯になります。
微妙に暖かいスポーツドリンクって、不味いです。
もちろん味覚は人それぞれなので、「俺はあの暖かいスポーツドリンクの味が大好き」という人はスルーしてください。
また、前項で「スポーツドリンクは当分多すぎ」と書きました。
なので、実際はそれを見越して薄くする、という手段があります。
そして薄くすると……薄さにもよりますが……人工的な味が際立って、冷たくても不味い飲み物になります。
結局不味いのですよ、スポーツドリンク。
カフェインの取りすぎはよくありません。
適度なならいいのですが、摂取過多の人って、すぐにカっとなったり、攻撃的な性格になったり、暴力的な行動を起こすなんて言われてますし昔から言われていたのに最近また問題になったりしていますね。
なのでがぶ飲みするサイクリング用ドリンクとしては適しません。
夏場は発汗が多いのであまり関係しないかもしれませんが、ご存じのようにカフェインには利尿作用がありますので、トイレに入るのが趣味だという稀有なロードバイク乗りの人以外、つまり多くの人はあえてカフェインを摂取するのは避けるべきだと考えます。
特に冬場は不味いかもですね。
コーヒーが好きなら、コンビニや喫茶店に入って、休憩時にゆったり味わうようにしましょう。
これが鉄板です。究極の答えといっていいでしょう。
水さえ入れておけば間違いありません。
水だけだと、塩分をはじめとするいわゆるミネラル不足になるんじゃないの? だからスポーツドリンクが……という話の流れになりそうですが、平地の50㎞程度なら、ガタガタ言うほどミネラル不足なんかになりません。もちろん普段がやばい食生活の人はアレですけど、普通に生活している人なら目くじら立てるようなものではありません。
問題は「脱水症状」なので、それには水があればとりあえずオッケーなのです。
もちろん、言い換えるなら、負荷が高いヒルクライム練習とか、距離が長いロングライドイベントなどの場合は話が別です。
でも、そういうときほど水分以外からミネラルはとれるのです。
だって、160㎞のロングライドイベントで口に入れるのって水だけですか?
補給食を口にするでしょう?
そこからミネラルは補給できます。
言い換えると積極的に補給食でミネラル補給をすべきだと考えます。
見寝られる成分でも特に重要になる塩分は、走りながら塩タブレットなどで補給すればいいでしょう。
それ以外のミネラルはサプリもありますけど、BCAA補給などでオッケーです。
コンビニなどで小休止するときに、オレンジジュース(果汁100%)でビタミンCや糖分をとる、なども大いに効率的です。
スポーツドリンクと違って、水はぬるくてもあまり抵抗なくのどを通ります。
もちろんこの辺は個人差があるので、どうしてもいやだって人は無理に水にするひつようはないでしょう。
次のような点で、サイクリング用の水分補給用ドリンクとして麦茶が優れていると考えています。ただし、ボトルを二本持つときは一本は水にします。
「茶」という名前がついていますが、麦茶はいわゆる茶の木の葉を使いませんので、カフェインが含有されていません。
もっとも、そのあたりは製品をチェックしてから購入しましょう。
おせっかいにカフェインを添加していたりするものがないとも限りませんし。
水よりも個人差はあると思いますが、それでもスポーツドリンクの比ではありません。
これも麦茶のいいところです。
出発前に、ボトルに水だしの麦茶パックを放り込んで、後は水を入れるだけ。
簡単・超便利です。科学の勝利を叫びたくなる瞬間といえるでしょう。
ロードバイクとパックの麦茶の相性がいいのは、道路をただ走るだけで、振動により麦茶の「出」がいいこと。
なので走り出して5分もすれば、しっかりとした味の麦茶になっているはずです。
※製品により違いがあります
ボトルの洗浄はこまめに、確実に。
スポーツドリンクやお茶、コーヒーなど、水以外の成分を入れる場合全般の注意ですが、中に成分が残っているとろくなことになりません。
カビや細菌が繁殖したり、茶渋で真っ黒になったり、要するに不潔になる可能性が真水より増えるのです。
いわゆる簡易系のものではなく、ステンレスでできていて真空層が強力な保温機能を発揮する手の、なんというかマジな奴の話です。
これはもちろん機能としては◎ですが、個人的には×です。
理由は単純で「重い」からです。
言い換えると重さを気にしないのであれば、良い選択ではないでしょうか。
私は普段「バイクが多少重くなっても関係ない。だって貧脚だもの」なんて言ってます。
それなのにボトルの重さを気にするのか? 言われそうです。
いや、実は自分でもちょっとそう思ってます。
なので、ひょっとしたらこれ、導入する可能性が無きにしも非ずです。(^-^;
ストロー仕様の時は「ふーん」だったんですが、新型はちょっと欲しい……。