と、自虐気味に書いてみました。
マジでMADONE SL Discの方が軽いんじゃないでしょうかね。
とは言え、スケールに表示される数値以外はとても気に入ってます。
主に見た目が!(^o^)
というわけで今回は親バカシリーズ第二回。
「ここが可愛いんだよおおお」編 その1です。
最初にお断りしておきますが、美醜感覚は人それぞれ。
蓼食う虫も好き好き。
美人は三日で飽きるがブスは三日で慣れる。
山高きが故に尊からず。
などなどいろいろありますから、「アホがまたなにかホザいている」程度に流していただけると幸いです。
人にとってどうでもいい事が、自分にとってはチャームポイント、なんてことはよくある話です。
私はヘッドチューブにエンブレムというか、独立したバッジが付いているのがとってもカッコいいと思う派なのです。
メーカーによってはただのシールだったり印刷だったりしますけど、TREKはメタル風のバッジを貼り付ける方式です。
エアロバイクなのに!?
いいんです。TREKだってここは絶対譲れない部分なんです(たぶん)。
アイデンティティと言うやつでしょうか。
ORBEAがただの印刷で、なんか寂しい感があったので、MADONE SLRに乗り換えてからは、ヘッドチューブを見るたびに「ムフフ」とにやけてしまうのでした。
エンブレムと言ってもドドーンとしたどでかいものではなく、本当に小さなものなのですが、それでも同居人のTREKのヘッドチューブのトレックのマークを見るたびに「くそ、カッコいいじゃないか」って思っていました。
もちろん私が以前のっていたMTB(Y3)にも独立したTREKのエンブレムのバッジが貼り付けてありました。
正面からバイクを見た時……。
気になるのがヘッドチューブとフロントフォークの段差。
ここがなだらかなラインを描いているかどうか。私の「かっこいいバイク」の基準です。
MADONE SLR。
どうです? 実にシュッとしているじゃありませんか!
ここ、取って付けた感じのデザイン、というかデザインなんてしていない……というと言い過ぎですが、ヘッドチューブはヘッドチューブ、フロントフォークはフロントフォークで別々にデザインして、ただくっつけた、みたいなバイクが多いと思うんですよね。
それだけに、ここがシュっとしているとそれだけで全部カッコよく見えてしまいます。
さらに!
ここにブレーキがないというのが、いかに素晴らしいことなのか。
純粋にフレームの造形が楽しめますね。デザイン上、ここに鎮座ましましていたリムブレーキの存在がどれだけ邪魔だったのかがよく分かる構図です。
陳腐な言葉で恐縮ですが、後方から眺めるMADONE SLRのメインチューブから連続してチェーンステーへ続くラインは、実にセクシーです。
メインチューブはシートチューブと出会って2つに別れ、チェーンステーと名を変え、そのままグッと後輪の軸に向かって降りていく造形には、力強さと頼もしさしか感じません。
エアロバイクの多くはメインチューブとチェーンステーに連続したラインがありません。
チェーンステーは全く別の場所から唐突に生えていて、造形的な色気がなくてつまらない。
MADONE SLRはエアロであることと同時に美さも与えられたのだな、とデザイナーに感謝するしかありません。
そしてここもブレーキを取り付ける必要がないおかげで、実にスッキリとした空間が生まれています。思わずなにかを取り付けたくなるくらい広大な空間がありますね。
太い。
そしてまっすぐ。
従来のロードバイクでは考えられないハブ軸付近の彫刻的とも表現すべきデザイン。
曲がっていない。
そして太い。
それは持っている剛性をそのまま体現しているデザインです。
「さぞや突き上げがすごいんだろうな」
そう思わせておいて、実は全くそんなことはないという、意味不明な見た目と乗り心地。
なんかすごくてカッコいいとしか言いようがない、私の大好きなチャームポイントでございます。