ちゃろー
純正リアライトを優先したので、MADONE SLRにはサドルバッグをつけないことにした、という記事はこれ。
さて、これで「サドルバッグに入れていた荷物はいったいどうするのか」という問題が生じるわけです。
なので今回はその回答編。
最初に答えを書きますが、「サイクルジャージの背中ポケットに全部入れる」です。
何のひねりもありませんね。^^;
これを買いました。
LEZYNE CADDY SACK
SとMがありますが、私はMをチョイス。
Sはさすがに小さすぎると判断しました。
中に入れるものはこんな感じ。
・傷テープ
・ポリ袋(ゴミ袋用途)
・メンテ作業用手袋(薄手のシリコン)
・ミニツール(TOPEAK)
・トルクレンチ(TOPEAK)
・クイックショット(瞬間パンク修理剤)
・サコッシュ
サドルバッグは基本的にパンク修理道具入れ、みたいなポジショニングです。
以前はスペアチューブだのタイヤレバーだのCO2ボンベだのインフレーターだのを入れてましたが、今は断捨離が進み瞬間(というか応急?)パンク修理剤の「クイックショット」一つになりました。
サコッシュは、サイクリングの途中で新鮮な野菜などの買い物をしたくなった時に使います。
本当は体への固定力が微妙なサコッシュよりもリュックの方がいいのですが、サコッシュと比べると少しかさばるので妥協案。
トルクレンチはサドルの高さ調整用です。
これも緊急用。
具体的には私と同居人でバイクを入れ替える(乗り換える)必要が生じた時、サドルの上下高を調整する為のものです。
どちらもカーボン素材のポストとフレームなので、トルク管理は必須と考えています。
なのでトルクレンチであることが前提。
でも、ここまでコンパクトなものがあるので助かっています。
ちなみに、同居人のバイクと私のMADONE SLRのペダルは同じメーカーのもので、当然ながらクリートは互換性があります(というか同じ方式)。
状況に応じて、これにワイヤー錠が加わります。
ワイヤー錠は「どこか店に寄る可能性がある場合」に使います。
入った店の席から必ずしもバイクが監視出来るわけではないですしね。
もっともこんな錠、その気になればワイヤーカッターで一発終了なんですけど、多少なりとも精神的な抑止力になればという感じです。
使ってみて感心しました。
これらを全部飲み込むレザインの防水袋はなんというかサドルバッグの代わりにドンピシャというか、一般的なサイクルジャージの背中ポケットに絶妙に収まるサイズになっています。
写真は最大、つまりワイヤー状も入れた場合の状態ですが、これでもポケットに入ります。
さすがジャージというべきでしょうね。
四角い形なのでどうしても角が突き出ます。
なのでポケットに入れる時には引っかからないように工夫しながら入れる必要があります。
そこが難点と言えますね。
私の場合はポケットにすんなり入りましたが、サイクルジャージのポケットって別にUCIでサイズが規定されている、なんてことはないので正しくは「ものによる」と書いておく必要がありそうです。
念のために私が持っているサイクルジャージのポケットは、どれもオッケーでした。
サドルバッグをオミットしたから言うわけではありませんが、以前からできればサドルバッグは使いたくないのがホンネでした。
サドルバッグに入れようが、人間様が持とうが「バイクを含む総重量は変わらない」わけですけど、同じ重量がサドルバッグとジャージのポケットにあるのとでは実際の走行にはそれなりの違いがあります。
サドルバッグは要するにロードバイクの重心部から離れた場所につけられた「おもり」みたいなものです。
「(荷物が入った)サドルバッグを取り付けることで、バイクの重心位置が少し上がる」と言い換えるとわかりやすいかと思います。
一方で人間が重量を背負う事で、重量はペダルとサドルとハンドルの三箇所に分散されますから、サドルに入れたときよりも重心位置が下がる計算になります。
重心位置は低いに越したことはありません。
私はほとんどやりませんが、立ち漕ぎを多用する人などはサドルバッグの有無はライディングに直接影響するのではないでしょうか。ある程度バイクを振る人は重量物が上の方にあると、バイクの切り返し多少なりと重く感じるのではないでしょうか。
というわけで、さほど大きなサドルバッグを運用していない人は、サイクルジャージへの移行が可能では? というお話でした。