FF14をはじめてから、たびたびそんな言葉をかみしめています。
こんにちは、Kujataワールドで暮らす犯人……じゃなくて半人前クラフターのNatsumiです。
なお、予想偏はこちら。
今の気持ちを一言で表すと……。
「ちくせう」
私が所属している今のフリーカンパニー(FC)は二つ目です。
意を決して最初に入ったFCは、私が加入してほどなくメンバーがどんどん抜けて実質的に無人状態になり、その後FF14公式のメンバー交流サイトである「ロードストーン」で検索・吟味して声をかけ、入れてもらったのが今のFCなのですが……。
その辺の経緯については過去の記事に書いていますのでここでは省略します。
その「誰もいなくなった」FCは、もともと「パーティ募集」欄でメンバーを募集をしていました。
なので、同じ時期にお試し加入していたメンバーが何人もいたのですが、私を含めて3人が今のFCに所属しています。
厳密には違いますが、移籍したような格好ですね。
一人は大ベテランで、バトルクラスよりクラフターメインの人で、私が「ギャザクラ大王」と敬服しているKさん。
この方は先日、FCのマスターと晴れて「エターナルバンドセレモニー」を執り行われました。
エターナルバンドにまつわる記事はこれ。
そしてもう一人は私よりも少し前にFF14を始めたとおっしゃる方ですが、その堂々としたプレイスタイルと含蓄のあるアドバイスはどう贔屓目に見ても「大ベテラン」の風格が漂っています。
なので私は「S師(氏ではない)」と呼び、頼りにさせていただいております。
今回は少し、そのS師について語りたいと思います。
ヒューラン♀のS師ですが、私に言われるとかなり個性的な方です。
いい意味で(いやホンマ)。
S師の魅力を一言で言い表すことは困難なのですが、強いて言えば「ツンデレ」。
いや、デレたS師を見たことはありませんよ? ジャンル分けするとそれに分類されているかな、というだけです。
あと、本人の名誉のためにも付記しておきますと「ツン」なわけでもありません。念のため。
あるいは「男前キャラ」というべきなのかも。
「ツンデレ」と「男前」が並列するところがS師の個性的なところ。
ツンでもなくデレもしないのにツンデレとはこれ以下に?
理由は「ツンデレ S師」で検索
ウソです。(;^ω^)
なんと申しますか、メンバーやプレイヤーの性格なんて、見た目ではさっぱりわかりません。
それはもう、リアル以上にわかりません。アバターですからね。
というか、見た目はみんな基本的には美男美女。あとララフェルはみんなかわいい。
なのでその人の人となりというのは言葉のやり取りでしか垣間見ることができません。
そしてその言葉も、FF14のようなゲームでは基本的に文字でのやり取り、つまりチャットだけです。
つまり文字のやり取りだけでその向こう側にいる人を推し量ることしかできないわけです。
決してそれを忘れてはいけないのです。
そう肝に銘じるべき、だと私は思っています。
だがしかし。
文字のやり取りだけでも個性って出ますよね?
「リアルで対面して言葉を交わすより、文字のやり取りをしたほうがよほど相手のことがわかる」という人もいますしね。
深い言葉ですなー。( ゚Д゚)
で、S師。
S師のチャットはそっけない。様に見えます。
S師のチャットはなんか冷たい。様に思えるときもあります。
S師ってなんか怒ってる。と思う人がいるかもしれないな、と感じるときもあります。
そう、S師のチャットはあまり無駄な言葉がないのです。
理由は、ベテランだから。
本人がそういったわけではありませんが、私はそう思っています。
以前話をしてくれたところによると、FF14自体は最近始めたところで本当に新人らしいのです。でも私から見るとその迷いのないプレイスタイルはどう見てもベテランのそれ。とても初心者とは思えません。
そもそもカンというかセンスがいい。ヘボな私だから自分との差がものすごくわかるんです。
それを言うと「FF11を長くやってたからかな」という回答が。
そう、FF11はFF14の前身? とも言えるMMORPGです(今もやっている?)。
「ああ、なるほどね」
と、私は勝手に納得しました。
こういう文字でのチャットを長くやっている人のうち、一定数はS師のように分化するのではないかな、と。
つまり「簡潔に完結」。
例えば、私があるクエストをやっていたとしましょう。
あるところで引っかかっている私は自分の行動に自信がもてなくなって、ちょうどログインしていたS師にこう尋ねます。
「S師、◎◎で迷ってるんですが、これって××ですよね?」
するとS師はこう答えてくれます。
「です」
「です」の後に補足はありません。だって必要ないですから。
これが「そっけない」ような印象を与えてしまうのかもしれません。
でも、私の問いかけが否、つまり間違っている場合はちゃんと説明してくれるんです。
言葉で説明するのは難しいのですが、つまりはそういう感じなのですよね。
そう誤解されていたら残念だな、と思ったのでこんなことを書いちゃいましたが、実は誰もそう思っていないのかもしれませんけどね。(;^ω^)
言い換えるならそう思っているのは私だけ、ということになりますが。
でも、S師がツンじゃないことは付き合いの長い私はよく知っています。
なのでS師のそんな簡潔な文字ががチャット欄に流れるたびに思うのです。
「本当は親切でやさしいのに、ツンぶっちゃって、もう~」って。
そんなS師ですが、決して寡黙キャラではありません。
手が離せないとき以外はチャットには参加してくれますし、結構実況もやってくれます。
個人的にはそんなS氏の実況独り言が楽しみだったりします。
というのも、S師のきめ台詞(と勝手に私が言っているだけですが)が2つほどあって、シーズニングイベントなどではおなじみになっています。
そのきめ台詞が流れてくると「やっぱS師ってステキー」なんて感じで、なごんでしまう私です。
せっかくですからそのきめ台詞をご紹介しておきましょう。
一つ目は、
「こんなん、わかるかーーー!」
そしてもう一つが、
「ちくせう」
そう、「私の推理は正しいはず。これはもう高得点間違いなし」とばかりに、意気揚々と臨んだ今回のファッションチェック。
その結果を聞いた時の心境を一言で表すのに最もふさわしい言葉は、S師のその決め台詞しか思い浮かばなかったのです。
「どチクショー」でも「ちくしょーー」でもなく「ちくせう」。これです。
このニュアンス。
さすが師とあおぐS師であります。
一回目のチェックに臨んだ姿はこれです。
頭:ベルベティーンベレー(ラストレッド)
胴:ツインシルクサスペンダーシャツ(ローズピンク)
脚:ルビーコットンボトム(バークブラウン)
足:ダイノレザーシューズ(ラストレッド)
今回のお題は「普段着の市民」ですが、私的アレンジのテーマは「ボーイッシュ・タタルさん」です。
タタルさんはドードーの羽根を使った「ベルベティーンベレー」ではなくチョコボの羽根をあしらった「ウールベレー」ですが羽根が目立つ「ウールベレー」より「普段着感」を重視してあえてベルベティーンベレーをチョイスしてタタルさんにリスペクトを表した次第でございます。
あとはタタルさんのおしゃれの法則を引用し、頭と足をラストレッドに、服は当然ローズピンクに。
脚の色はオリジナルの緑色でもいいかな、と思いましが、ここはミラプリに一家言をお持ちのFCメンバーのSさん(S師とは別人)の「タタルさんは茶系で」というアドバイスに従い、利用頻度の高いバークブラウンにしました。
タタルさんの選ぶカララントは全部三国のショップで安く店売りされているので助かりました。
で、結果ですが……。
35点!
ちくせう。
だがしかし。
がっかりしてばかりはいられません。
幸いなことにファッションチェックは再チャレンジが可能という、優しい仕様になっています。
こんなこともあろうかと、私は第二案を用意していたのでした。
どうやらあのオネエ・ルガディン……じゃなくてマスクドローズさんは胴装備と靴が気に入らない模様。
では、とばかり予告していた通り、第二案のこれを。
テーマは「ほぼエプロン・タタルさん」
タタルさんと違うのは、私のほうがかなり美人……なところ(個人の感想でっす)。
エプロン・タタルさんは2パターンあったのですが、ヒントは「シンプル」なので「アーティザンエプロン」ではなくシンプルな「スロップ」を利用しました。
足はこれもデザインが好みでなかったのでオミットしていた(でも準備していた)レザーシューズをラストレッドに染色して臨みました。
結果は……。
43点!
「ちくせう」
じゃなくて「なんでやねーーーーん!」
これでもダメか。
シンプルじゃんね?
うーん、しまった。第三案は用意していなかったのですよ。
どちらにしろ私の予想では100点がムリなのは確定したわけです。
今回は負けを認めるしかなさそうです。
(認めたくない……(-_-;))
というわけで、個人的に候補に挙げていた別の胴装備を用意することにしました。
実はちょっと眠かったのかミスしちゃって、上の画像をご覧の通りウールベレーじゃなかったんですよね。
で、金をもらっているのにも関わらず「あ、ウールベレーに替えてなかった」なんて感じで頭装備だけ変えて3回目チャレンジしちゃったんですよね。
点数は当然43点で同じでした。
さて、その胴装備ですが、私が予想として挙げていたのは、次の2点です。
候補1:「スプリングシャツ」
候補2:「エクストリームサバイバーシャツ」
エクストリームサバイバーシャツはシンプルにもほどがある、というかチェックのパンツに合うのか? という個人的が疑問があったので、まずはスプリングシャツをチェック。
これは製作では作れず、ゴールドソーサーでMGPを交換することでゲットできるアイテムです。
が。
私にはまだこのシャツは解放されていませんでした。
ゴールドソーサーのご新規様むけではなく、ごひいき筋用に用意されたアイテムなのです。
なんでも「ファッションチェックで累計300点を取ったら交換できる」そうです。
今回2回目の私は到底無理。
というわけで残るは「エクストリームサバイバーシャツ」です。
レシピをチェックしたところ、手持ちの素材でサクっと無駄なHQ品を作成できます。
が、ここで私は守りに入ってしまいました。
眠かったから……という言い訳はしません。
自信満々で臨んだ装備で100点がダメってなった時点で心が折れていたのでしょう。
そう「正解とわかっている装備」にすることにしました。
ゴールドソーサーのファッションチェック・ポイントでしばらく眺めていると、ある特定の装備が何度も出現するのがわかりました。
調べてみると、それは「ラミーシャツ」もしくは同型グラフィックもの。
どこがシンプルなのかさっぱりわかりませんが、出題者がシンプルだというのだからあれはシンプルなのでしょう。
レシピを調べてみると、これまた都合のいいことに手持ちの素材で作れます。
ということで着てみました。
「これでまちがいなし」って感じでいい笑顔でチェックに臨みました。
結果。
51点。
全部金なのに!?
厳しいな……orz
先日のパッチで、ついに「ワールド間テレポ」なるものが実装されました。
当日は三国のエーテライト付近は結構な人だかりでしたっけ。
それを利用して、FCメンバーのMさんが、他サーバーで育てているメインのキャラクターで遊びに来てくれました。
FCメンバーのMさんキャラも「おでこ」な愛らしいキャラですが、オリジナル? のAさんもかわいすぎ。最新かつ話題?の服も迷わずゲットされています。ほしい。
そう、FCメンバーとしてのMさんはAさんのセカンドキャラ。Kujataワールド用にレベル1から育てているララフェルなのです。
オリジナル? というか1stキャラAさんは、大ベテラン。われらがFCでは最ベテランかな?
そして実はこの方、このブログにコメントをしてくださったりしている貴重な(希少な?)読者さまなのですヨ。
私がFF14を始めたという記事を読み、そのあまりのヘボヘボっぷりに「見ちゃいられない」と業を煮やして? わざわざKujataワールドに別キャラクターを作ってコンタクトを取ってくださったのです。
もう、なんというか面倒見の権化のような方です。
FCメンバーのMさんになったAさん(ややこしいな(;^_^A)には、その後も何かとアドバイスをもらってます。
ほんと、S師といいKさんといい、このAさんといい、私はエオルゼア仲間には恵まれているなあ、と感じます。
FF14をやっていると感謝の気持ちがたくさんわきあがってきて、自分の中にまだ優しい感情が残っていることを確認出来てうれしくなります。
そして重要なのはそのキャラクターの向こう側には人間がいるということ。
「まだまだリアルの世界も捨てたものじゃないな」と思わせてくれる、言ってみればエオルゼアという異世界(?)は、この現実世界の美しい部分、優しい部分を映し出してくれている数少ないメディアになっているのかもしれないな、なんて考える今日この頃です。
そのMさんですが、今朝ログインして私がいるのを見つけ、「ちょっと待ってて」といってログアウト、Aさんに変身してワールド間テレポを利用して会いに来てくださったわけですが、その際プレゼントをいただいてしまいました。
製作できるレベル70クラフター装備としては最強のアクセサリ一式です。
はじめは私のクラフターが70になったお祝いに? 服系のものを用意してくれるつもりだったそうなのですが、私が意を決してかき集めたお金でそちらをそろえてしまったことを知り、代わりにまだ手が届いていなかったアクセサリを作ってくださったのでした。
なんというか、もう感謝しかありません。
本当にこんなに良くしていただいていいのかな、と思いつつ、それでも善意は素直に受けるのがエオルゼア流だということも理解している私はありがたく、本当にありがたく頂戴することにしました。
というか、本当にありがたい。(__)
記念にお揃いのクラフター70装備で2ショット。
いただいたアクセサリも早速装着……わかりませんけど。
ありがとうございます、Aさん。
改めてこの場でもお礼申し上げます。
考えてみれば、私は本当に周りの人に甘えさせてもらっています。
最初のFCに入った時は、幹部のベテランさんに白魔導士レベル50で装備できる最強のアクセサリ一式をいただきました。その人もベテランのクラフターだったのです。
そして記憶に新しい飛空艇を製作していた頃には、素材集めのために飛空艇で行ける通称「空島」ディアデム諸島に行こうとしていたものの、いざその段になると私の装備のILが低くて飛空艇に乗れないことが判明した、という出来事がありました。
その時は最初のFCから一緒のギャザクラ大王のKさんがILを満たす装備一式を作ってくださったりと、もはや私はみなさんの善意で生かされている、的な感じですね。
少なくともNatsumiという私のキャラの半分以上は「みんなの好意」が成分になっています。残りは私の感謝の気持ち、でしょうか。
本当にありがとう。
この世界に裏と表があるとしたら、表の世界はむしろエオルゼアなのかもしれません。いまのリアル世界はただ通勤しているだけなのに、みんなの表情が暗い。時がたつにつれどんどん光の感情が削り取られていくような感じがして、なんか辛いんですよね。
私がいそいそとそんなエオルゼアにログインするのは現実から逃避するわけじゃなくて、リアル世界を構成している人々はままだ大丈夫だということを確認したい為なのかもしれません。
「ちくせう」の解説の為に紹介したS師の話はともかく、なぜ突然Mさん(Aさん)の話になったのかというと、感謝したかったことはもちろんですが、ファッションチェックの話のつづきがあるからです。
サーバ間テレポでやってきてくださったAさんと雑談している時に「これでチェックしてもらったけど35点って言われちゃったんですよー」なんてグチったわけです。
そして今回のファッションチェック用に保存していたギアセットを呼び出してAさんに披露。
Aさんはそんな私のコーディネイトをしばらくチェックしてくれた後、こうアドバイスしてくださったのです。
「装備類に空きを作っちゃだめですよ。全部埋めなきゃ」
ヒントの部分は当然ながら、ほかの部分も何かを装備していないと基本的に点にならないのだとか。
全部装備した上で、金を2つもらえたら、それで80点はとれるのだそうな。
あー。
じゃあ、これ。この51点だった最後のチェックって……
ほかの装備を外してなければ、楽々100点取れてたんじゃ!?
そしてほかのセットも80点は取れているので参加証と合わせて満額の60000MGPゲットできていたはずなのに……。orz
ちなみに51だとポイントはゼロ。参加証の10000MGPのみなのでした。
こういう基本的なルールを理解せずに行き当たりばったりでやっている私を見て、Aさんも改めて私のヘボさにめまいを覚えたにちがいありません。
とはいえ、これからもよろしくお願いします。
そして待ってろ、来週のファッションチェック!
今度こそ満点をとって高笑いをしてさしあげますことよ、おーっほっほっほ。