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☆Living in Eorzea ~初心者に捧げるFFXIV~ その4 FF14を持ち出してみた

私は別に冒険者になりたいわけではない。エオルゼアの住民になりたいのだ

こんにちは。
はじめて二週間にもならないのに、なんだかんだでレベル50直前です。
ええ、園芸師が!^^;

そうなんです。
以前の記事で最初に選ぶクラスだのジョブだのと、初心者ガイド的な事も書きましたが、実は個人的にはそういうのはまあ、どうでもいいかな、なんて思っています。
私がFF14を、というかオンラインゲームをやろうと思ったのは、モンスターと戦いたいわけでもなく、この手で世界を救いたいわけでもなく、美しい異世界でゆる~く生活してみたいな、と思ったからなんです。

モンスターと戦いたい、ボス戦をクリアしてカタルシスを得たい、そして達成感を(どこの誰かもわからない)仲間と分かち合いたい、という気持ちもわからなくはないですし、それはそれで感動するだろうしとても楽しいだろうなと思うのですが、「そっちの方向」ばかりに目が行くとなんかブラック企業的な沼にハマりそうな気がしてならないのですよ。

そんな感じでFF14を楽しもうとしている初心者プレイヤー日記、その4です。

◎バトルクラスと生産クラス

既に書いたとおりFF14の仕様としてはキャラクターを作る際にどれか一つの「クラス」を選ばなければなりません。
それはいわゆる「バトルクラス」と呼ばれる、言ってみれば「殺しのライセンス」が与えられるクラスです。
そう、モンスターを始めとする「敵」と命の遣り取りをする為に身に着けなければならない血なまぐさい、そしてある意味で呪われた「クラス」なんです。

実はあえて最初には説明しませんでしたが、実はFF14にはそれら「戦うクラス」とは別のクラスがいくつもあります。
それらは生産・採集クラスとでも呼ぶべき、つまり「職人コース」なのです。
FF14を始める前にざっくり下調べをして「ああ、私はそっちがやりたいな」と思ったのです。

とはいえ、仕様ですからメインストーリーの担い手となるバトルクラスは選ばないといけません。
とはいえ、どうにも剣や槍、弓などはなじまない。
武器よりは魔法。
そして同じ魔法でも相手の命を狙う攻撃魔法を使うより、味方の援護をする支援系のほうがいい、ということで、ヒーラーを選びました。

綺麗事を書きましたが、ようするに「自らの手を汚さない」のがヒーラー。なんとも卑怯な……げふんげふん、じゃなくて「仲間の役に立てる」ところが気に入ったわけです。
まあ、そうは問屋がおろさなことはすぐに理解しちゃったんですがね。

◎私には夢がある

実は私、数多ある異世界転生もののアニメを見ながら、「もし私がゲーム的異世界に転生したら、その時はマイスター的な職人になって異世界を満喫してみたいなあ」と常々思っておりました。

モンスターを倒す?
世界を救う?
わっはっは、ンなもんは「勘弁しまくらちよこ」。

そういったしんどそうなのは、「そういうのが好きな人達」に任せておけばオッケーでしょう。
というわけで既に書いたとおり、私が選んだクラスは幻術師。

だがしかし。
残念ながら幻術士といえども基本的に戦いは避けられませんでした。
どうやら仕様としてFF14の場合、自らの手を汚さないとエオルゼアでは生活することはできないのです。
実際問題として、私……じゃなくて私のキャラの手は既に血まみれです。既に軽く千体以上の「命」を奪ってきました。
まあ、とはいえ武器など持っていませんので離れた場所から魔法で殺していることがほとんど。なので手は汚れないし返り血も浴びないので「命を奪う感触」とは縁遠いのは確かです。

それだけに、だんだんと感覚が麻痺していくのがわかります。
まるでこの殺戮があたかもゲームのような……?
もっともそこが私のような正確のプレイヤーにとっては救いではありますね。

残念ながらというか幸いなことにというか、リアルの世界の科学の発達はなんだかんだでまだまだです。
だってソード・アート・オンラインやログ・ホライズンのような現実との境がわからないほど、五感、いや第六感以上の感覚までリアルと違いがわからないような感触のゲームなど存在していませんから。
なので、FF14のグラッフィックがいくらキレイだろうと、所詮眼の前の画面の中。
つまりはただのゲームだと認識せざるを得ないのですね。
ここがある意味で「救い」のような気がします。

いや、ぶっちゃっけると、私は実はすでに麻痺してきています。
魔法で敵をやっつける快感は幻術士より呪術師。つまり「黒魔道士」が大好きになってきました。
「一瞬で大勢の命を奪える」という、その理不尽な力を崇拝しています。
極大暗黒魔法とかあると最高ですよね。
そんな極大魔法に比べると、剣だ槍だ弓だ斧なんて必殺技だなんていっても所詮は児戯に等しいもの。
例えるなら、高性能な戦闘機を神がかったテクニックで操る無敵のパイロットがいたとしても、何のことはない、そいつがいる戦場に原爆を一発投下すれば灰すら残りませんからね。

まあ、アレです。
詠唱が終えると立つことすらままならなくなるのを承知で、頑なにエクスプロージョンしか使わない「めぐみん」の気持ちが私にはよくわかります。
まさに快楽追求者。極大魔法ジャンキーですな。
エクスタシーなのですよ、全身全霊で放つ極大魔法とは!
たぶん。

などとリアルで魔法を使ったことないのにそんな妄想をしてしまう私ってキモいですかね?
いやあ、どちらにせよこの世界にリアル黒魔道士がいなくて本当によかったって思いますね。

閑話休題。
そういうわけでお手軽にジェノサイドを行える力を手の中に置きたいなどという夢を見つつ、理性で選ぶはやはり幻術士。ってやつです。
どちらにしろ他人に殺戮を行わせておいて、自分は直接手を汚さず。ただその殺戮者を癒やす立場として存在意義があるのは幻術士であって呪術師ではないのですから。

しかもこのヒーラーというポジション、「気に食わいヤツは回復しない」選択ができる立場にあるところが私の腹黒さを満たすのです。
「仲間の生殺与奪権」をこの手に握っているという高揚感。
これはもう、回復ジョブならではですよね、うぇっへっへ。

いえ、冗談です。

ヒーラーは本当に胃が痛いです。
自分のミスでパーティの仲間が死んだら、このクエストが失敗に終わっちゃったら……なと思うと手が震えます。
「今日はなんとか大丈夫だった。でも、明日はうまく行くなんて保証はどこにもない」
夜中に汗びっしょりで目が冷めたことも一度や二度……的な感じなんですよ。

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私、いわゆるプレイヤースキルとか無いですからね。
コントローラーの操作もアレですし、何よりバトル中に全体をなかなか俯瞰できないんです。
仲間のヒットポイントを気にしているとそのゲージだけしか目に入りません。
なので敵モンスターの範囲攻撃などを避けることが苦手です。
そしてパーティメンバーのステイタスゲージを見ていても、他人のHPにばかり目が行って自分のステータスが全く見えない。
そんな感じで昨夜挑んだレベル20で受けられるメインクエストの「イフリート」戦であえなく戦闘不能になりました。
「え?」という感じでしたね。
タンクさんに回復魔法を書けても全くHPが回復しない。
おかしい。
そう思って何度もコントローラーを操作するんですが、ぜんぜんダメ。
「これはやばい」
コントローラーの不具合か、はたまた端末がおかしくなったのか……。

などと思ってふと自分のキャラを見ると……。
「死んでるやん!」
(正確には「戦闘不能」)
そりゃ魔法はつかえませんよね。

ヒーラーはタンク、つまり的役の人やパーティのHP回復をするのは当然です。
が、そもそもとして「自分が死んだら何にもならない」んですよね。
そんな基本がなっていないということを昨夜実感いたしました。

もっとも他のプレイヤーが上手だったのでイフリート自体はそのまま倒せちゃったのでクエストは死んだままクリアするという、なんともしょっぱい事になってしまいましたが……。
まあ、その辺の話はエオルゼアではじめてできた仲間の話と絡ませて、また後日に。

そもそも私、シューティングゲームが絶望的にヘボいのですよね。
だからゲームと言えばバトルが難しくないターン制のRPGくらいしかやったことがないんです。

どれくらいヘボいかというと……。
ファミコンの「スーパーマリオ」をご存知の人は想像して下さい。
私、あの1面をクリアしたことがありません。
何度も何度もチャレンジして、ダメなんです。
知り合いの家ではじめてそのテレビゲームを見て、面白そうだからやらせてもらったんですけどね。
何時間もやらせてもらって……一度も二面目を見たことがありません。
でもゲーム自体は面白かったので、後日ゲーム機とソフトを買って自宅でリトライしたのですが……二面目を見ることはありませんでした。

その他のゲームもアクションゲームやシューティングゲームなどについてはほぼ同様です。
特にアクションゲームにおける「二面」というのは私にとって未知の世界なのです。

そしてFF14。
ソロでちまちまやるにはまだいいとして、パーティを組んでのバトルとなるといきなりハードルが跳ね上がるこの仕様……。
どうなっているのでしょう? などと考えるのは私だけ?

しかし、です。
夢である「エオルゼアでのゆるい暮らし」を獲得するためには戦いに背を向けるわけにはイカないのです。
つまり「定年まではしっかり働け。年金生活はその後だ」というのがFF14の世界観……。
リアルと何も変わらない世知辛さですな……。
というか、みんな本当に上手ですよね。

◎そういうわけで、職人への道

マイスターになりたい。
職人として世の中の為に尽くしたい。
晴耕雨読を実践したい。

そんな私ですから、メインジョブのストーリー(つまりメインストーリー)もまだぜんぜん進んでいないのにもかかわらず……つまり序盤なのにメインジョブをほっぽりだしてバトルクラスとは違うクラス、つまり職人の修業に勤しんでおります。
(「レベル20のイフリート戦」を先延ばしにしているとも言えます)

夢は大金持ち……はなんとなくエオルゼアでも現実的ではなさそうなことがわかってきましたので、「つましく暮らせていければいいや」と考えております。

◎園芸師、木工師、そして革細工師

ヒーラー、すなわち幻術士をチョイスした私は、グリダニアからスタートすることになりました。
もちろん、最初の国(都市)がグリダニアである事にはわけがあります。
FF14にはいわゆる「ギルド」がいろいろとあるのですが、その一つにクラスごとのクラス専用ギルドがあります。
いわゆる「冒険者ギルド」というのもありますが、こちらは総合ギルドと言うイメージです。
そしてグリダニアには私が選んだ幻術士の為の幻術士ギルドの本部があるのです。

冒険者ギルドは「総合ギルド」で他のクラスの冒険者と交流するところ。
つまりFF14的にはいわゆる「メインストーリー」はここを中心に進みます。
一方でクラス別ギルドはそのクラスの能力を育てる為のストーリー(クエスト)の舞台となっています。
幻術士であれば、幻術士ギルドで発生するさまざまなストーリーを追いかけることで、いわゆる魔法的なものの種類が増えていく、という寸法です。

メインストーリーが血管だとすると、クラスストーリーはリンパ腺みたいな感じでしょうか?
よく「幹と枝」みたいな例え方をする場合がありますが、幹と枝ってだんだん離れていきますよね? なのでそういう例えにはなりません。両方のストーリーはずっと絡まっていくものだからです。

いい換えるなら「結局レベルが関係する」ということなのですよ。
そしてクエストを進めていくと、どうしてもレベルに応じた「バトル」が発生します。
一人で戦うバトルはまあ、いいんです。100%「自己責任」で勝手にやれますから。
問題はパーティで臨まないとクリアできないバトル。
それがどうにも面倒で、ついつい避けて通っているレベルが43の幻術士の私は、まだレベル20のクエストすらこなせていないのでした。

レベル20のクエストがこなせていない幻術士って、かなり微妙です。
まず、テレポートなどを別にすると、フィールドの移動は基本徒歩です。
決まったルートを走る「路線チョコボ」的なものは利用できますが、好きなところにはいけません。
「マイ・チョコボ」があると道中モンスターに襲われませんし、何より速いので楽ちんなんですが、レベル43になっても、メインクエストをクリアしていない私には、チョコボを持つ資格が与えられないのです。

そうですね。
FF14を知らないとピンとこないですよね。
そんな方の為にリアルに当てはめて説明してみましょう。

彼女いない歴43年のサラリーマンがいたとします。
彼に最近、ようやくガールフレンドができました。
彼女はいいます。
「海が見たいわ」
そして言います。
「星のきれいな高原で流れ星を数えてみたい」
更にいいます。
「私をスキーに連れてって(古い!)」

だがしかし。
43歳彼女いない歴サラリーマンの彼は、クルマを持っていません。
でも大丈夫。カーシェアリングやレンタカーという選択肢があります。
だがしかし。
43歳彼女いない歴サラリーマンの彼は、運転免許証も持っていないのでした。

そう。
彼女は暗にドライブデートをおねだりしているのですが、彼はそれに答えることができないのでした。
「これはもう、別れるしか!」

とまあ、アレです。
「免許持ってないとダメなんか?」
という極めてごもっともな、要するに正論のツッコミにはそのとおりとしか言いようがありません。
しかし、人は正論のみにて生きるにあらず。
43歳彼女いない歴サラリーマンの彼の心中を考えるといたたまれなくなりませんか?

そして実は幻術士はレベル30になると、晴れて「白魔道士」という上位に進化? できるのですが、レベル43になっても私はまだ幻術士のままで白魔道士ではありません。

そう。
教習所に通う、もしくは運転免許試験場で私見をパスしないと免許証が交付されないのと同様に、「レベルに合ったメインクエスト」を進めていかないと得られないものなのです。

だがしかし。
「はあ……面倒な……」
ヘタレな私はクラスチェンジ。
幻術士から園芸師に早変わり。
バトルやらパーティやらとは無縁の「採集者」としての作業に没頭することで逃避をしているのでありました。
おかげで園芸師はレベル50目前ですよ……。

説明が前後しますが、つまりグリダニアには幻術士ギルドのような戦闘クラスのギルドとは別に「戦わないクラス」のギルドが複数あるんです。
すなわち、「園芸師」、「木工師」、「革細工師」の3つです。
私はこれらのギルドにすべて弟子入りして、「戦わない生活」に逃げ込むのでした。

◎ギャラザーとクラフター

「戦わないクラス」にも大きく分けて2種類あります。
まあ、名称にあまり意味はありませんが、要するに「(材料を)採集するクラス」と「(材料を使って)モノを作り出すクラス」です。
その採集クラスを「ギャラザー」といい、ものを作るクラスを「クラフター」と言います。
私のメイン? クラスである園芸師はギャラザーで、木工師と革細工師はクラフターというわけですね。

本部が冒険者ギルドにほど近かったこともあって、私が最初に弟子入りしたのは「木工師」でした。
指定されたものを作ったり、作ったものを納品するとレベルが上っていく仕組みです。

低レベルの時は加工や制作用の材料はギルドにある売店で買えますので楽ちんです。
が、レベルが上がるに従って売店で売っている材料では賄えなくなってきます。
例えば、特定の「原木」と言われる「木材」の材料となるものがない。
ギルドの売店になければマーケットに行って買うことになるのですが、低レベルだとそもそもマーケットが使えないのです。
仕方がないのでマーケットが使えるようになるまでメインの幻術士のレベルを上げるのですが、今度はマーケットで売られているそれら素材の値段が高すぎて駆け出し冒険者、つまり貧乏な私にはとてもじゃないけど買えないのですヨ。
買えないのなら自分で調達するしかありません。

そこで同じグリダニアにある「園芸師」ギルドに弟子入りです。
園芸師は斧や草刈り鎌などを駆使し、原木や草花、作物などを手に入れることができるのです。
なんというか、木工師と実に相性がいいと思いませんか?
そういう感じで、グリダニアがスタートだと最初のギャザラー・クラフター(まとめて「ギャザクラ」と呼びます)はこの2つが楽に始められるクラスだと思います。

これとは別にある革細工師ですが、皮と木を組み合わせた製品を多く作り出すこともあり、これは園芸師や木工師との相性がいい、ということになります。
皮はフィールドにいるモンスターを倒すことでドロップするアイテムを使いますので、これは戦闘クラスでも調達が可能。

という感じで、園芸師で調達した素材を木工師になって加工し、木工師が加工した材料で革細工師が製品を作る、というシステムで、グリダニアにいればこの3つのクラスを相互的にレベルアップしていきやすいのです。

私は途中までこの3クラスを同時にレベルアップしていましたが、いろいろ面倒になってきたので「まずは園芸師をレベル50にあげよう」と思いたち、各個撃破作戦をとることにしました。
園芸師がレベル50になったら、次は木工師を50に、そして革細工師を50にして……その後はまた考えよう、という感じですね。

◎レベル50

ではなぜレベル50か?
それはFF14の世界において、レベル50というのが一つの大きな節目にあたるからです。
これは度のクラスにも当てはまります。
それ以上のレベルになろうと思うと、どうしても世界を広げなければならなくなる……つまりメインストーリーを進めないとダメになるのです。

このあたりはまた別途。

◎ゲーム機として使うGPD WIN2@FF14

ここからはハードウェアネタ。それも前回の記事の続きです。
すなわちゲームコントローラー一体型ハンドヘルドPC、GPD WIN2が、果たしてFF14で使いものになるのかどうか?

さっそく試してみました。

◎使い物になりまくり

いや、ナメてましたね、GPD WIN2。
「紙芝居系のゲーム、いわゆるギャルゲーなどは問題なさそうだけど、MMORPGとか無理でしょ」
そう思っていた頃が私にもありました。
やって見もせず決めつけていた私を殴ってやりたい気分です。
まあ、もともとハンドヘルドな文章執筆マシンとしての使い勝手の良さで選んだのでゲーム機としてはどうでもよかったんですけどね。
そしてFF14を始めた事で、まさに「たまたま」GPD WIN2の実力を試す機会に恵まれたわけです。

○Windows版 FF14の購入

何はなくともソフトウェアが必要です。
Mac版は持っています。
つまりアカウントはあるのです。
でも、PCでプレイしたければPC、つまりWindows版を「別途」用意する必要があるのです。
それがスクウェア・エニックスの企業方針です。
もちろん、PS4でやりたければPS4用ソフトウェアが必要なのは当然です。

「月額制」なんだからソフトウェアくらい無償で提供すればいいじゃん、と思うんですがねえ……。
もしくは一つのプラットフォーム用ソフトウェアを購入したら、他のプラットフォーム用ソフトウェアは無料とか。

文句をいっても仕方がないのでここは素直にWindows用ソフトウェアを購入するしかありません。
Mac用は全シナリオが入ったコンプリート版に、おまけアイテム付きの「コレクターズエディション」をチョイスしましたが、おまけは要らないので、「コンプリート版」をチョイスしました。

短期間で決して安くないのに同じタイトルのソフトを2つも買うとは……。
せめてもの救い? は、製品版に付属する「30日間無料プレイ権」が1つのアカウントに追加された事です。
つまりMac版で30日分が無料になっていた私がWindows版を買うと、無料プレイ期間が30日増えるのです。
もちろん、同じアカウント(つまり同じキャラクター)に紐づけしなければダメですけどね。

○インストール時間は約3時間

Macと同じようにインストーラーからプログラムをダウンロードして行くわけですが、これが相変わらず遅い。
遅いのはどうやらサーバ側の問題のようですね。帯域制限も甚だしい感じ。
Amazonのkindleの方がマシかも知れません。

ダウンロードをした時間帯や端末側の処理能力の問題もあって、結局プログラムをインストールし終えるのに3時間以上かかりました。Macの時の二倍くらいですね。

なのでダウンロード時間についてはそれなりに覚悟が必要ということのようです。

○FF14の基本設定

今の所次のような設定です。

・基本:標準ノートPC
・ダイレクトX 11
・ざっくりと、自分のキャラ以外の過度なエフェクトをカット

詳細は省きますが、ざっとこんな感じです。

話は前後しますが、GPD WIN2のビルトイン・コントローラーについては、プログラムを立ち上げると最初にキャリブレーションが行われ、問題なく認識されます。

GPD WIN2のレビュー記事に書いたと思うのですが、「PS4のコントローラーにもないR3ボタンやL3ボタンって何?」って思っていましたが、このキャリブレーション中に「ああ、そうか」と理解することができました。

実はGPD WIN2のアナログスティックって、「押下」できないんですよ。
そのかわりをR3とL3ボタンで補うという寸法のようです。
最初はそれがわからなくてアナログスティックを押し続けて「コイツ、壊れてる??」と思ってました。もう少しで押しすぎてアナログコントローラーを壊すところでした。
危ない危ない。

○実用性は?

さっそく自宅でテストです。
GPD WIN2にはLANポートがないのでWi-Fi接続です。
というか、もともと無線接続でしか使う予定はありませんが。

まず「さすがゲーム機!」と感心したのは、動作速度じゃなくて画面表示です。
ゲーミングノートがどうなのはは持っていないのでわかりませんが、普通の(つまり主にビジネス用の)ノートPCの場合、ゲーム用で使うと画面が暗すぎて見えにくい、ということがよくあるのです。
これは過去の経験上知っています。
輝度調整である程度は改善するモデルもありますが、そもそも「そうじゃない」んですよね。
それはいわゆる「ガンマ」です。
デフォルトでは、特に暗部が潰れて認識不能になる設定になっている場合が多くて、画面の設定をほじくってガンマの調整をする必要があることが多いのですが、やりすぎるとただ白っぽい画面になって没入できないし、要するに多少なりとも手間と試行錯誤が求められるわけですが、GPD WIN2はデフォルトのままで全く問題なし。
ダンジョン的な場所でも暗部がちゃんと認識できますし、夜や悪天候でもぜんぜん大丈夫です。
液晶バックライトの輝度をムダに上げるなんていうこともしなくて済みました。
(ちなみにiMacはデスクトップPCということもあって、ガンマ調整の必要はありませんでした)

次に反応速度ですが、これが思いの外快適です。
画質を落としているとはいえ、GPD WIN2の6インチサイズだと「落とした」感がありません。十分高精細かつキレイな世界を堪能できるレベルです。

デフォルトでは流石にボタンや文字などが小さすぎるので、こちらは設定で150%に拡大しています。
もともとGPD WIN2で文字などが問題になるようなプレイをするつもりはないのでこれも満足です。

そしてアナログスティックやボタンを使って実際に移動したり低レベルモンスターと戦ってエフェクト負荷などをチェックしてみたのですが……。
「ぜんぜんオッケー」
それが感想です。
流石にシビアなバトルなどをしたいとは思いませんが、いわゆる「雑魚狩り」には十分でしょう。
そもそも私がGPD WIN2でやりたいのはそういうバトルじゃなくて、「ギャザクラ」と呼ぶクラスを使っての生産・採集作業です。

 

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草を買ったり、木を切ったりというアレです。
これらはある意味で単純作業。
とはいえそれなりに時間をかけないといけないもの。
それを通勤時間や休憩時間に少しでもやれるなら、
「園芸師や木工師=外で」
「幻術士=自宅で」
という分業? 性がとれます。
つまり自宅ではメインのクエストに費やす時間が増えるというわけです。
これはチョコボを手に入れる日が多少なりとも早くなると言うことにほかなりません。

○外ではテザリング運用。ではそのパケット量は?

FF14はネットに繋がっていないとプレイできません(そもそもソフトが立ち上がらない)。
そして通勤時は基本的にスマートフォンのテザリング機能を使うことになります。
最近増えている各種無線LANサービスを使うことも、場所によっては考えますが、面倒がないのは今使っているiPhone XS Maxの回線に繋ぐことでしょう。
その際気になるのが、FF14がどれだけのデータ量を使うのかということです。
なのでざっくりした方法ですが、一応チェックをしました。

結果から書きますと「パケット量は気にする必要なし」です。

これがGPD WIN2を繋ぐ直前の数値。
消費データ量2557MBからスタート。

そしてGPD WIN2をシャットダウンした直後の数値。
2561MB

この間約55分。
つまり伐採作業だと、1時間FF14で繋いでいても消費するパケット量はわずか4MB程度。

少なっ。
もっともこの手のオンラインゲームって、サーバとやり取りしているのは座標やコマンド、アイテム番号といった文字データだけでしょうから、実際は軽いのでしょうね。
求められるのは通信速度じゃなくて、むしろ安定性ということがよくわかります。

なお、この数値はシェアリングSIMのすべての消費データの合計値です。
我が家は同じ一つのBIGLOBE モバイルの契約で複数のSIMを使っています。
つまり同居人と私のそれぞれのケータイとタブレットなどが同じ原資(一ヶ月12GB)を分け合っているということです。
ということは、この消費パケットには私のFF14で使ったパケット意外に、同居人のスマートフォンとタブレット端末で使ったパケット量も含まれているんです(この時間帯には使ってないかもしれませんが)。

まあ、ご覧の通り我が家の場合、二人分のデータ消費量を合わせても一月に6GBあればオッケーな感じですし、FF14で多少増えようが、上限の12GBを使い切るなんてことは全くないでしょう。

パケット量よりはむしろテザリングの安定性の方が問題ですが、電波が危ない場所でなければそれも問題にならないと思います。

○GPD WIN2はFF14のギャザクラとの相性が抜群!

まとめとしては、そう言っていいと思います。
この日はずっと園芸師で原木の伐採を行いました。
場所的にアクティブモンスターがいないエリアだったこともあって周りに気を使うこともなくただひたすら伐採に集中できました。
カクつくこともなく、むしろグリグリと動いて快適でした。

問題があるとすれば……GPD WIN2のハードウェアの方でしょうか。
ボタンやレバー配置については特に問題はありません。
筐体の厚みの問題もあって、R2やL2ボタンがやや小さいな、とは思いますが、これもバトルしなければ気になりません。
問題はアナログスティックのフィーリングです。
これは好みの問題だと思うのですが、キャラクターを動かすのに使う左側スティックですが、どうにもフラフラと安定感がないのです。ピーキーというか。
私が下手なだけかもしれませんが、それでもMacで使っているコントローラのように安定してキャラを動かせるフィーリングとは明らかに違います。

言い換えると、このセンシティブな動きだと、ダンジョンなどでパーティと一緒に移動したり素早い位置取りをしたりするのにストレスがたまりそう。
少なくとも私はやりたいとは思いません。

あ、個体差かもしれませんが……。

ということで、まとめとしては「GPD WIN2はとっても良かった」という事で。
長くなったので今日のところはこの辺で失礼します。

 

N.A.

記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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