車で(^_^;)
降ったりやんだりのあいにくの天気、というか予報通りなんですが、前日に高島入りした我が家です。
走る気満々?
いえ、予約していた宿をキャンセルしてもキャンセル料が発生するので、「だったら走る用意をしてでかけて、奇跡を期待しよう」という思惑です。
当日参加という手も考えましたが、我が家からスタート会場までは結構な距離があるんです。
ざっと110km。
うち、半分以上が下道、つまり一般道の移動です。
時間にして約2時間かかります。
なお、2時間というのは道が全く混んでいない状態で、制限速度プラスアルファで巡航して、つまりそれなりに快調に走って2時間なんです。
当日参加だと出走前に受付を済ませる必要がありますし、逆算していくとかなり早く起床しないといけません。
寝坊するとパーですし、スタート時間に間に合うかどうかハラハラしながら運転するのは嫌だったのでエントリーした後、すぐに前泊することに決めて宿も確保したのでした。
2018高島ロングライド100は前日受付もしています。
スタート/フィニッシュの会場下見がてら受付だけは済ませておくことにしました。
スタート/フィニッシュのアーチから少し山手の建物の二階で受付は行われていました。
手渡されたのはウェアにピンどめする大きいものと、ヘルメットに貼る小さな2種類のゼッケン。
まあ、よくあるパターンです。
ヘルメット用はステッカーになっていて、ウェア用のゼッケンには安全ピンをつけてくれます。
2018高島ロングランド100のイベントとは関係ない話なのでアレですが、個人的には、ウェアが痛むから安全ピンで留める方式はやめてほしいんですけどね。
高島ロングライドだけじゃなくて、ホノルル・センチュリー・ライドもその方式ですし、デファクトスタンダードになってはいるのですが、参加者としてはそろそろ違うやり方を考えてほしいな、と思います。
現在は思考停止状態。知恵を出し合って、もっとクールなやり方を模索して紅でしょうか。
というか、ヘルメットのゼッケンだけで十分なんじゃないのかなあ。
後ろから追い越していく一般の自動車などにアピールする目的を兼ねている(あと、スポンサー名を入れてスポンサーフィーを取る)という考え方もあるでしょうが、参加者にとっては結構いい迷惑です。
特に私のような「水平恐怖症」にとって、ビチっと水平がでるように留める行為自体がストレスなんです。ちょっとでも曲がっていたり中央じゃなかったりすると何度もやり直しをしなければいけませんし、ゼッケン取り付けるだけで結構な時間がかかります。で、何度もピンでウェアを刺すとウェアが痛む……。
嗚呼!
事前に得た情報だと、直前に近畿を襲った台風21号の影響で、湖北エリアも結構なダメージを負い、土曜日の時点でも通行止めになっている区域があったりで、やはり当初のコースからは変更が行われるようでした。
受付時にゼッケンと一緒にユポ紙(多分)を使ったコース全体図を渡されたのですが、「実際はこのコースとは違うと思います」とのこと。
だったらンなもん、渡さないほうがいいんじゃね? などと思いましたが、エイドステーションなどは変更がないようなので、その場所をチェックするだけでもオッケーなのかもしれません。
受付を済ませたものの、奇跡待ちの私なので、要するに当日に走るつもりは殆ど無いので、だったらここは一つ、前日にコースをチェックしておこうということで、車でインスペクションを行いました。
ただし、ライドのアクチュアル・コースは歩道(サイクリングロード)を通る区間もあるため、試走自体は当然ながら車が走れる一般道区間のみ、でしたが。
高島市の名物といえば、メタセコイヤ並木。
なんと約2.5kmにも及ぶわけですが、2018高島ロングライド100ではそのメタセコイヤ並木を走り抜けた先がゴールという演出がなされております。
結構いい感じなんじゃないでしょうかね。
で、そのメタセコイヤ並木のメタセコイヤも、台風の影響で数本が倒れてダメになっていました。
道を塞いで倒れていた木などはきれいに撤去されていましたが、掘り起こされた根本部分が痛々しく残ったままで、今回の台風の凄さを改めて思い知りました。
コース上も、というか、窓の外を見ているだけで台風21号の爪痕が目に入ってきます。というか、痕跡だらけです。
コースの一部は山間を走る部分があるのですが、多分状態が悪いところはカットされているようです。
私が走ったときも復旧作業中で、とても明日サイクルイベントで使えるような状況ではありませんでした。
おそらく一番勾配がきつい区間がまるまるカットされたのではないでしょうか。
コースではありませんが、近くの一般道の中にはバリケードがはられて通行止めになっているところがありました。
まあ、理由は一目瞭然で、道路脇の大木が斜めに傾いていていつ倒れてもおかしくない状態だったからでしょう。
伐採などをして安全を確保してから開通されるのでしょうが、作業がまだ追いついていない状況のようでした。
それを考えると、台風直後にコースの再インスペクションをして、迂回路などの策定をされたスタッフの方々には本当に頭が下がります。
去年は台風直撃で中止に追い込まれただけに「今年こそは!」という意気込みが感じられます。
まあ、雨なんですが……。
コースには案内標識が設置されていて、一般路部分では主にそれをチェックしながら走りましたが、これが非常に見やすいというかわかりやすいいい標識だと思いました。
決して大きな標識ではないのですが、ダイヤモンド型で、白地にブルーのアクセントをつけた赤い矢印は、結構遠くからでもそれとわかりますので、まずミスコースはありえないと思いました。
ひと目でそれと分かる視認性をもたせつつ、個性のある案内標識。
素晴らしいじゃないですか。
田舎だと言ってしまえばそれで終わりですが、湖と山、田んぼと畑、川や高原や渓谷などなど、日本の原風景というと大げさですが、走っていて自然に「景色がいいなあ」と口にでてしますような、そんなコースでした。
白髭神社はまあ、写真を撮ったりするのにはちょっと危ないところにありますが。
湖岸を走るコースの一部は、いわゆる「ビワイチ」の推奨コースでもありますので、ビワイチをちょっと体験できる点もいいのではないでしょうか。
◎メタセコイヤチョコレート
昔からフルタのセコイヤチョコレートという準チョコレート菓子がありますが、高島市のメタセコイヤ並木とタイアップしているようです。
メタセコイヤ並木の途中にあるピックランドという、観光果樹園やレストラン、地場産農産物販売書などを兼ねたところで地元限定品? を販売しているということで寄ってみたのですが「売り切れ」だそうで。
「次回入荷は金曜日」という張り紙あり。土曜の昼過ぎに行ったのに?向こう一週間売り切れ状態?
仕入れ担当はちょっと自分の仕事を見直したほうがいいんじゃないかなあ……。などと余計な心配ですね、はい。
「こんなの、コンビニにいくらでも売ってるんじゃね?」と思って寄ってみたら、ありました。売るほど。(^o^)
なお、宿泊したホテルの売店にもふんだんにありましたので、やっぱりピックランドの仕入れ担当は反省スべき。
で、調子にのって3箱(30本)も購入。
何やらパッケージが違う二種類があったのですが、あまり考えずにどちらも購入。
家に帰ってさっきパッケージをよくよく見たのですが、二種類あるうち、一方は「セコイヤチョコレート」で、もう一方は「メタセコイヤチョコレート」になっているではありませんか。
さらに裏面をよく読むと、「メタセコイヤチョコレート」はメタセコイヤ並木の保全に対する寄付金込みだそうで。
両者の賞味期限をみると「セコイヤチョコレート」の方が早い、つまりメタセコイヤチョコレートのパッケージの方が新しいということがわかりました。
つまり、従来は単純にフルタのセコイヤチョコレートを「流用」しただけのものだったのが、フルタ側が高島市とタイアップして名称を「メタセコイヤチョコレート」に変え、現地限定の商品に仕立て上げた、というストーリーなのではないかと推理しました。
それも最近。
なのでコンビニでも在庫品と混在していたでは?
というか、コンビニの品出しは古いのが売り切れてから新しいのを出すべきだったのではないかなあ。
ちなみに中身は全く同じものだとおもわれます。
私は中学高校時代からアウトドア系の遊びを嗜むガキンチョだったのですが、その頃から基本的なポリシーを貫いております。
「前日の天気予報で、降水確率40%を超えていたらアウトド系のイベントは中止する」というもの。
ハイキングとか軽登山とか、キャンプとかサイクリングとか、そういうイベント系の話ですね。
で、前日の時点で40%を軽く超えていたため、基本的にDNSを決めていたのですが、一応今回は現地入りはしてしまっているので、最終的には当日の朝に決定を下すことにしました。
で、当日の朝ですが……
ホテルの窓から見える山には、雲が低く垂れ込めています。
眼下の路面自体はまだ濡れていませんでしたが……。
複数の天気予報をチェックしましたが、すべて40%以上。
今降っていなくても、走っているうちに絶対雨になる的な天気です。
というか、多分今現在も山間は雨が降っているでしょう。
ということで、最終的にDNSを決めた私達は、朝食を済ましたらすぐに帰宅することにしました。
残念ですが、天気が左右するアウトドア・スポーツなんてそんなものですからね。
ロビーでチェックアウトをしていると、ライドに参加されるグループが、ジャージ姿で臨戦態勢に。
ただし、ホテルの玄関先で彼ら、彼女らの視線の先、つまり空からはその時点で雨が降っておりました。
スタートまで保たなかったようです。
スタート時点はマキノ高原という名称ですから、浜にあるホテルより標高が高い。つまりすでに雲の中。
それでも走ろうとする彼らに敬意を表しつつ、我々は小雨の中、駐車場に停めている愛車のもとへと走りました。
これを書いているまさに今、イベントは真っ最中です。
参加されている皆さんが怪我なく、風なども惹かずに無事にメタセコイヤ並木を抜けた先のゴールにたどり着けるように願っております。
余談ながら子にベント、スタート待ちの場所は芝生というか、草地です。
靴が汚れるからヤだなあ、滑って転びそうでヤだなあ、と前日のインスペクションの時に感じておりました。
ただし、このイベント。ゴール時にちょっとした救いがあるのです。
雨の中冷え切った体を温めてくれる銭湯があるんです。
そこで体を温めて、着替えてさっぱりして帰る、というのはなかなか魅力的かもしれません。
なお、この銭湯ですが、2018高島ロングライド100のスターターキットに割引券が入っていたので、利用させてもらいました。ホテルには大浴場がないので、せっかくですしね。
我々が選んだ下駄箱の番号札。
車好きならわかるチョイス。(^_^;
何にせよ、イベントが無事に終わり、また来年開催されることを願っています。
来年こそ、いいお天気の中であの素晴らしいコースを走りたいと思います。
そうそう、止まったホテルが値段の割にイマイチ、いや、かなりがっかりしたので、来年は頑張って当日参加で走ろうと思っております。
あと、アレです。
参加された方のブログなどを検索して楽しませていただこうと思います。