いるといいのですが。
ではなくて、迷走もいい加減にして、そろそろマジで幕引きにしたいというのが本音です。
疲れてきました。
とはいえ、この手のパッションによる迷走を止める手段はすぐに5つほど思いつきますけどね。
なにせ私、この手の旅のベテランですから。
おもいつく手段のうち理想的なのは、「これだ、これなんだよ!」的なデバイスに巡り合うこと。
というか、これは旅のゴール、すなわち目的そのものでもあるので手段とは言えないのかもしれません。
では次善の対策。
「これが駄目ならもはや諦めるしかなかろう」と思えるものをとっとと試すこと。
そういうわけで私は次善の対策を講じ、あわよくば「これだ、これなんだよ!」という理想の結末を綴るという手段をチョイスしました。
SONY Xperia Tablet Pに試すべきはもうコレしかないでしょう。
フルセットのWindows 7と携帯電話(いわゆるガラケー)の2つのハードウェアそのものを一つにまとめ、同じDisplayを共有し、切り替えて使いわけてしまおうという、ある意味で究極のハンドヘルドデバイスでした。
ええ、もちろん過去形です。
2011年発売なので、日本的にはiPhone以外のスマートフォン元年的な年でした。
まあ、コイツはアンドロイドじゃなくていわゆる携帯電話でしたが。
そんなことよりofficeがバンドルされたWindows 7 Home Premiumフルセットが手のひらの中で動いていることが驚異的でしたっけ。
驚異というかもはや変態としか言えません。ディスプレイサイズ4インチですからね。
あと、スライド式物理キーボード付きです。
2018年の今でもWindows7は立派な現役OS。2011年であろうがなかろうが、WZ Writing Editor2もdropboxも使い放題。まあ、2010ですがMS officeも使えますからね。
言ってみればGPD Pocketのご先祖様です。
早速引越荷物をひっくり返してその過去の遺物を発掘する私でしたが……。
「ない!」
たぶん、残ったすべてのダンボールをひっくり返しましたが、あるはずのものがないじゃありませんか。
「うーむ」
冷静になって引っ越しのドサクサの様子を思い返してみたところ、荷物を梱包する際に「コイツは今でもけっこうな値段で売れるんじゃね?」と思って売却していたようです。
この頃引っ越し荷造りの途中でけっこう膨大な量のガラクタや本を売り払っていたのですが、その中の一つにF-07Cが入っていたようです。
「ようです」ばかりなのは、はっきりとした記憶がないのです。
売ったような、そうでもないような……。
でも手元にないのですから、たぶん売ってしまったのでしょう。
で、例によってF-07Cについて書いた過去の記事を探してみましたが、こちらも例によってもはや電子の藻屑となっており、残滓すら見つかりませんでした。
おぼろげな記憶を辿ると、
・Windowsの起動が異様に遅い
・Windowsを立ち上げているとバッテリの消耗が異様に速い(1時間半くらい)
・メモリが1GBしかなく、そもそも何をやるにも「よっこいしょ」だった
・スライドキーボードのスライド機構が弱く、すぐにユルユルになってしまった
とまあ、こんな感じで早々に見限ったような……気がします。
まあ、どちらにしろWIN2と比べてしまうとすぐに叩き壊したくなるシロモノには違いありませんので、そういう事にしておいてください。
さて、また次の端末を探す旅の始まりです。
なのでここまでを振り返ってみることにします。
F-07Cを引き合いに出しておいてこういうのもアレですが、「親指タイプで文字を打ち、それをクラウドで共有可能にするだけであれば、フルOS搭載PCである必要はない」ということはわかりました。
キーボードの配列がどうにも受け入れられないので、IS02は無理めでしたが、Xperia Tablet Pについては、最新のOSであれば、たとえスクリーンキーボードであってもそれなりに使えるという手応えを掴みました。
もっともPは他にもバッテリの保ちが心もとないという別の弱点があるのですが。
とはいえ、タッチパネルのキーボードよりは物理キーボードの方がミスタイプなどが少ないのは間違いないところです。それもよくわかりました。
そういうわけで、いったん「ちっちゃいWindowsフルOS付きデバイス」を考えるのはやめて、ここはアンドロイドOSでなにか他に適当なものがないかをかんがえてみたところ……「そうだ、アレがあるじゃないか」と思いついた次第です。
そう、かつてビジネスシーンを独り占めしていたスマートフォン、BlackBerryです。
私もdocomoが正式に国内販売を始めたのをきっかけに購入してから、都合3台のBlackBerry端末を購入しています。
※購入したのは、BlackBerry Bold、BlackBerry Bold 9780(以上、docomo端末)、BlackBerry Q10(海外版)
すべてにおいてレビュー記事を書いた記憶があるのですが、現在残っているのはこれだけでした。
うーん、感想にすらたどり着いてない半端記事ですね、すみません。
いや、そもそもこれは記事ですらない。(^_^;
メインのレビュー本体は数回のブログ移動で消えちゃってますなあ。
まあいいでしょう。ないものはない、無い袖は触れないのです。
できれば過去記事で自分自身の感想を読んで、つまり覚悟を決めてから購入に踏み切りたかったのですが仕方ありません。ここは改めて「今の目」で評価するしかないでしょう。
「ちょっと?」
「何?」
「BlackBerryって、独自OSなんじゃ? だからiPhoneやAndroid OSに駆逐されたんだよね?」
「ちっちっち」
「ん?」
確かに以前に私が買ったやつはどれもBlackBerry OSでしたが、今はもう時代が変わっているのだよ」
「どう変わってるの?」
「BlackBerryはもはやハードウェアの名称。OSはandroidなのだよ」
「ほほう」
ということで、android OSを搭載したBlackBerryは私も購入するのは初めて。
使えるアプリが揃っているandoroid OSを手に入れた、最新の物理キーボード付きスマートフォン、BlackBerry Key2は果たして「文字書きデバイス」として使えるのでしょうか……ね。
調査したところ、正式な日本版は未発売。発売は決まっているようですが、さすがに待てない。
ということで、海外版を取り寄せました。
ええ、技適ありませんね……。
ということで、今回はプロローグでした。
次回はKey2のスマートフォンとしての魅力について少々語りたいと思います。