筐体がより薄くなって、CPUの能力は二倍以上にパワーアップ。
そう聞くと多くのPocketユーザーは「理想に一歩近づいた」と思うのではないでしょうか。
Pocketを見送っていたユーザーはもちろん、Pocketユーザーにとってもこれは魅力的なプロダクトに違いありません。
・パワフルになったCPU
・薄くなった筐体
・microSDスロットの搭載
・微妙ながらも軽量化達成
これらはもちろん大歓迎です。
充電まわりに神経質なWIN2と違い、5Vのモバイルバッテリーからも充電可能というのも素晴らしい。
それからmicro SDスロット搭載は「めっちゃ嬉しい」ですよね。
・ポインティングデバイスが光学トラックポイントに変更
・クリックボタンが独立
この辺については実際に使ってみないとなんとも言えませんので保留とさせていただきますが、それでも
「これは買うしか!」
でしょう。
GPD WIN2は親指入力マシンとして気に入ってますが、用途は「ライトな執筆モード用」。翻ってPocketは「タッチタイピングマシン」として「どっぷりとした執筆モード」に対応できます。いろいろとスープアップされているのであればぜひ買い替えたいと考えるのはデジタルガジェット好きの性です。
もう少し詳しく仕様チェックすると、「むむむ」という感じで気になる部分が見つかりました。
それはキー配列。
「Aキーの左になにもない!」
通常のキーボードだとAキーの左側には、Caps LockキーもしくはCtrlキーがあります。
それが削られて(正確には移動されて)何もありません。
もちろん意図はわかります。頻繁にタイプするアルファベットキーなどの通常キーを大きく、あるいはキートップの間隔を広くとり、タイピングがしやすいようにとの配慮からでしょう。
これを歓迎するユーザーは多いのかもしれません。
少なくともGPDではそう考えたのでしょう。
「ユーザーに歓迎してもらえるぞ」と。
おそらくそうなのでしょう。
想定ユーザーのマジョリティは歓迎するのではないかと思われます。
でも、私を含むマイノリティユーザーは椅子を蹴ってこう叫ぶのではないでしょうか。
「冗談じゃない、なんてことをしてくれたんだ!」
ダイヤモンドカーソルユーザーをディスったGPDに地味で軽微な災いあれ!\(^o^)/
とさ。
非常に残念です。
GPD Pocket3に期待