そもそもは去年の年末にAMAZONのAIスピーカー、echo dotを購入したのがきっかけですね。
その後echo dotをもう一台と、echo plusまで買ってしまい、基本的にどの部屋にいてもAlexaと会話ができるようになりました。
今の段階ではこういうAIスピーカーってなくてもいいようなものなのですが、真剣に聞かないBGMなんかを流す用途として「バロック音楽かけて」なんて思いついたら声をかけると音楽が流れる、というのはそれはそれでなれてしまうと非常に快適なものです。
それよりもなんというかメインはこれですね。
タイマーとアラーム。
朝の目覚ましはAlexaにお任せです。
もっとも、保険としてラジオもタイマー設定にしていますのでどちらかがダメになっても問題はなし。
まあ、停電になったら終わりですが。
というか、目覚ましが必要なのは同居人だけで、私は目覚ましなくても早朝に目が覚める体質なので停電になったら私が目覚ましになる感じ?
いや、Alexaの話でしたね。
タイマーとアラーム、ニュースのヘッドラインや天気予報なんかをきく相手として活躍してくれているAIスピーカーですが、まあ、付き合って日常化すると「こいつは実はもっとできるやつなんだよな」とだんだん欲が出てくるわけです。
というわけでそんな気分になります。
具体的には「やっぱり家電もコントロールしたい」という気分ですね。
とはいえ「じゃあ、どの家電をコントロールしたいのか?」ってことなんですが、改めてそういう命題?を突きつけられてもこれと言って浮かぶものはあんまりないんですよね。
強いて言えば照明くらい?
あとは家電じゃないけどカーテンの開閉はリモートとかタイマー設定でやってみたい。もしくは光センサーとか。
テレビやビデオも便利かもしれませんが、私は現在、ルンバや照明も含めてSONYのHUISという学習リモコン一台でほぼ手元管理ができてしまっているので、正直にいうと微妙なんですよね。
とはいえ、利便性じゃないんですよね、こういうの。
必要性じゃないんですよ。
ロマンというか、「使ってみたい」という体験願望みたいなもの。
でも、一応自分に対するもっともらしい理由がないと踏み切れないというのもまた事実。
そんなこんなで先送りにしていたのですが、冒頭に書いたようにボーナスが出たので強気?になって「まあ、とりあえずでもいいか」と本格的に物色を始めたのが、スマートプラグと呼ばれるもの。
要するにコンセントに指すコンセント。
プラグの間に挟んで、スイッチをon/offするだけの、まあ「手元スイッチ」的な製品です。
早速Amazonで機種選定。
星の数ほどというと大げさですが、この手のマーケットは盛況のようで選択肢は結構あります。
形も丸型とか角型、ただのプラグじゃなくて、いくつかの口があるタップタイプのものなど。
タップタイプのものもただのプラグだけじゃなくてUSBポートまであってそちらもコントロールできちゃうものなどなど。
プラグの形状も2Pやら3Pやら、まさに百花繚乱。
ただし、気になったのはこの手の無線製品を日本で使用するのに必要な技適マークの存在です。
Amazonのサイトを見ていただくとおわかりかと思いますが、技適マークについて言及している製品はほとんどないんです。
ついているともついていないとも書かれていない。
こういうのは要するに技適マークがついていないと判断できます。
都合の悪いことには触れないというやつですね。
なのでちょっと興味をひかれる製品もいろいろあったのですが、チョイスの基準としてまずは技適マークがついていることがきちんと説明されている製品にしぼりました。
次はこれ。
Alexa経由で使うことが前提です。
スマートフォンのアプリで動かせるだけでは全くダメ。
だって目的がAlexaで使うことなんですからね。
そもそもいちいちスマートフォンのアプリ立ち上げていじるなんて、めんどくさすぎでしょう?
そんなことやっている間に立ってスイッチ押せや、という気がします。
音声だけでコントロールできるからものぐさ用なんですよ。スマートフォンのアプリをいじるなんて、ある意味上級者専用装備といってもいいかもしれません。
なので、AmazonのAlexaで動作するという保証がなされているのが「works with amazon alexa」というマークです。
今回、最初からスマートタップはAmazonで選ぼうと思っていたのはコレがあるからです。Amazonで製品を選んで、他で買う、と。^_^
結局チョイスしたのはTP-LinkのHS105という製品です。
TP-Linkといえばネットワーク製品の大御所というイメージでそもそも安心感があります。
加えて技適マークもAlexa動作も保証付きですからね。
さらに言えば3年保証。これはすごい。
その分価格は高めです。こだわりがなければ半額で売っているものもけっこうあります。もしくは同等以下の価格で2個セットとかね。
そういうのにチャレンジするのもいいですけど、私は安心安全を選ぶことにいたしました。
さらに言えば完全日本語版というか、パッケージもマニュアルもちゃんと日本人向けの製品になっているところに好感がもてまくりです。
なんというか、四角い壁のコンセント版に丸いコンセントを乗せるのはどうよ? という見た目の問題です。
ものはご覧の通り2P、普通の2ピン仕様です。
実は我が家の壁のコンセントはすべて3Pで統一していますので3Pでも何ら問題はなかったのですが。
2Pでも注意しないといけないのは日本の多くの製品に付属するプラグと違って、2つのピンの大きさが違うというところです。
あまり気づいていない人も多いようですが、実はコンセント側も違うんですよね。
違わないコンセントもあるんですが、本来は違うはず。
つまりアースを取っているので、きちんと合わせましょうというお話なんですが、いい加減な施工をしている家だとコンセントにアースをとっていない場合もあるそうです。
全くおすすめしませんが、機会があれば電気屋さんに頼んでコンセントのチェックをしてもらうといいかもしれませんね。
ちなみに大きいほうのピン側に「N」の文字がありますが、これが「アース側」の印です。Nとはニュートラルの意味だそうで。
N以外にもWと書かれているものもあります。
さて、では早速Alexaで使えるようにしていきましょう。
手順は次の通りです。
そもそも前提というものがあります。
1.自宅Wi-Fiが存在していること
2.スマートフォンをWi-Fiに接続しておくこと
3.HS105は2.4GHz専用なので、2.4GHzを有効にしておくこと
1.専用アプリ「Kasa」をGoogle PlayやApp Storeからダウンロード
2.Kasaを立ち上げる
3.アカウントを作成しログインする(スキップもできますが、面倒だけどこの段階でやっておきましょう)
4.この後の詳細な手順はここでグダグダ書くより、TP-Linkのwebサイトをご参照ください。
詳細な手順はここでグダグダ書くより、TP-Linkのwebサイトをご参照ください。
という感じで、結構めんどくさいですけど、書いてあるとおりに事を運べば完了です。
設定が終わったとたん、次に訪れるのは根本的な問題。
しばらく考えて、扇風機はどうだろう? ということに。
早速アプリを使ってプラグの名前を「扇風機」に変更です。
名前を変更したらアレクサアプリ側で再度設定をし直す必要があるのが面倒ですね。
エアコンの補助として使っている我が家のサーキュレーター的な扇風機がこれ。
GREEN FANの、多分初代ではないかと。
早速設定しました。
Alexa、扇風機をON
動かないんですけど?
「はい」って反応はしているし、カチって音がなってるから動いているとは思うんだけど
扇風機側のスイッチを入れたら動いたよ
あー、そういうことか
これ、ダメなやつじゃん
でも、電源を切るときには使えるはず。
「Alexa、扇風機をOFF」
ホラね。
オフしかできないんじゃん
そうなんです。通電しても本体スイッチを入れないと動かないというこの手のある意味安全なロジックがある家電系はアウト。さすがにオフはできるんですけどね。
思いついてデスクスタンドにつなげてみました。
Alexa、扇風機をON
デスクスタンドなのに「扇風機」って……
そしてこいつも本体スイッチでONしないとダメじゃん
そういうわけで、高いおもちゃを買ってしまった私でございました。
いや、そもそもタイマー内蔵で30分で保温も切れるしなあ。
いや、なんの得があるのか?
強制再起動の為? それだけのために使うってどうなの? そもそもほとんど使わないし。
そうだ、旅行の時に部屋の明かりをON/OFFするのに使うのはどうだろう? 在宅偽装で空き巣を排除。
それってプラグ抜き差しで点灯する照明を別に買う必要があるじゃん。
まあ、安いのを探せば……
あと、それってKasaアプリで操作するんじゃないの?
Alexa関係ないじゃん。
あ……
どなたかいいアイディアないでしょうかね?