充電用のUSBケーブル、それも短めのものが5、6本必要になったことです。
USBケーブルなんて結構な数を既にもっているのですが、短めのものが欲しかった事もあって、同じものを揃え得ておこうかな、と考えたのです。
早速Amazonでチェックして、適当な3本セットを見つけ、試しに購入してみました。
つまり、この時点で100均ショップの事などハナから頭にありませんでした。
というか、そもそも私の購買行動の中にもともと100均ショップという単語はなかったのです。
理由は「行動範囲に100均ショップがないから」「100均ショップの製品は信じられない」という極めて単純な、そしてあるあるな理由です。
AmazonのUSBケーブルの話に戻りましょう。
私はAmazonのプライム会員です。
もう古いですよ。サービス開始とほぼ同時にメンバーになりましたからね。
書店に行くのが面倒なこともあって、昔は正しく? 本や雑誌の通販店として使っていました。なので、年会費を払えば送料がタダというプライム会員の特典は非常に魅力的だったんです。
昔は書店めぐりを目的に外出したりしていたくらい、リアル店舗の書店が大好きだったんですが、今は魅力を感じません。
私が欲しいと思った本や雑誌は必ず取り寄せになるというマーフィーの法則が発動し続けたのがきっかけで、Amazonの通販にシフトしてしまったのです。
書店に出向かなくても在庫がわかる。もちろん即読めるわけではありませんが、在庫さえあれば翌日か遅くとも翌々日には届く。
当然ながらリアルな書店の楽しみは目的の本を買うためだけではなく、本を選んだり、本と出会ったり、いわば本がある空間を楽しむ場所であったのは事実です。
同じことがレコードショップ(CDショップ)にも言えますね。
でも、そのうちkindleサービスが日本でも始まっちゃうと、私の中ではリアル書店に対する興味がどんどん薄れていったというわけです。
まあ、そもそもリアル書店への愛情が足りていなかったのでしょうね。
そもそもめんどくさがり屋なので、「帰宅途中にちょっと足を伸ばして本屋に寄る」という行為自体が億劫です。
だったら電車の中でブラウザを開いてAmazonの中をチェックしながら帰ったほうが家に早く帰れますしね。
まあ、それもこれも通勤に片道2時間もかかっているからそうなっていったのだと思いますけど。
まあ、そんなこんなでAmazonのプライム会員である私は、送料の事など何も考えずに、数百円のモノでも気軽にポチってしまうのでした。
あ、ヨドバシ.comも送料無料なので、同じものがヨドバシにあればヨドバシを優先しております。
多少高くてもヨドバシで買います。日本の会社だから、というそれだけの理由ですけど。
話をUSBケーブルに戻しましょう。
「さすがスイッチ」ならぬ「さすがAmazon」で、朝の通勤電車でポチったそのケーブルは、帰宅したら宅配ボックスに入っておりました。
朝頼んだら、1000円もしないUSBケーブルでもその日中に届けてもらえる、しかもタダで……という仕組みが出来上がっているなんて、高校時代の私に教えても絶対に信じないだろうなあ。
いい世の中……なのかなあ。
どこかに絶対しわ寄せが行ってますよね。
薄々わかっているんだけど、それでも便利さに負けてポチってしまう私。
さて。
届いたUSBケーブルを早速開けてみる私。
早速装着してみる私。
またって言うな!
ええ、Amazonの発送ミスなんかじゃありません。私の注文ミスです。
「ぐぬぬ」
返品は可能ですが、こちらのミスで買ったものですから送料がかかります。数百円の商品にそれ以上の送料をかけて返品するメリットは全くありません。
USB Type C対応のデバイスもいくつか持っていますし、それはそれで在庫することにいたしました。
で、買い直しです。
性懲りもなく? Amazonでポチろうとブラウザを立ち上げると、ヘッドラインだったかに「100均のUSBケーブルは使える」的な記事を見つけました。
いや、記事は読んでないんですが、こう思ったわけですよ。
「なるほど。100均ショップという手があったか」
USBケーブルまで売っているとは知りませんでした。
ええ、100均ショップにほとんど縁がない生活を送っていたもので。
もし100均ショップにUSBケーブルがあって、それが使い物になるとすれば、一本108円ですから、Amazonで売っているお得なセットものの1/3以下の値段で揃えられるじゃないですか。
これが去年までの私だったらそんなことは考えませんでした。
なぜなら100均ショップが生活動線にないからです。
ものぐさな私は生活動線にないものは「架空の存在」だと認識しております。
ですが、引っ越した事により100均ショップがまさにその「生活動線」に存在することを認識しておりました。
つまり通勤の途中に「足を伸ばす」事なく寄れる100均ショップがあったのです。
ということで翌日帰宅途中に買ってきました、100均のUSBケーブル。
「充電専用」ですが、充電にしか使わないので問題ありません。
間違って取り寄せたUSBケーブルよりは長いのですが、これくらいなら問題ありません。というか、むしろ「ちょっと短か過ぎたな」と反省していたのでこれくらいでちょうどかも。
そして使ってみました。
昔と違い、現代のロードレーサーは電子・電気機器とは切っても切れない関係になっています。
しかも少し前まではそれらを動かす動力である電源は「乾電池」を始めとする一次電池が主流でした。
だがしかし、私の方針? もあって、現在、我が家にある4台の自転車に装備されている電子・電気機器はすべて充電式になっています。
そういうわけで、ライドから帰ってきたらそれらの機器を充電してきちんと準備する必要があります。
次回ライドに出発する際は満タン(満充電)スタートができるように。
その電子・電気機器の数ですが、我が家のロードレーサーの場合は1台に付き5つもあるんです。
1.サイクルコンピューター
2.ヘッドライト
3.テールライト
4.予備テールライト
5.リアビューレーダー
これを二台分ですから、10個。
それをどうやって充電するかというと、いわゆるモバイルバッテリーを使います。
USBのスロット付きのACアダプタにすると、コンセント周りがごちゃごちゃしてしまうので、引っ越しを機にすべてモバイルバッテリにつないで、チェストの中で完結させる方式です。
これだとごちゃごちゃしたコーナーができないのでスッキリしますし、なんだかんだで数が増えているモバイルバッテリの活用にもなります。
それで家の中にあるUSBケーブルを引っ張り出したところ、長さや太さや色までまちまちで、なんとなくゴチャついて、絡まって面倒な状態になってしまったので「揃いのケーブルでスッキリさせよう」と思い立った次第です。
なお、さすがに10個のデバイスを全部同時に充電することはありません。
例えば予備テールライトなんかは予備で、デフォルトの設定だと暗くならないと光りません。
基本的に夜は走りませんので、トンネルで光るくらいです。
あとは早朝出発のHCRの集合場所までの数分とかですね。
なのでこれはシーズンに数回しか充電しません。ライドイベントの直前に充電している感じです。
あとは念のために毎回満充電にしますので、最大8個という感じでしょうか。
で、問題の100均のUSBケーブルなんですが、これが全く問題がなさそうです。
さすがに「しっかりした作り」だとは思いませんが、機器におまけでついてくるケーブルと比べても遜色はないと思います。
で、試しに3本だけ買って使用(充電)してみた感じですが……。
全く問題ありませんでした。
まあ、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。
むしろ心なしか今まで使っていたテキトーなおまけケーブルよりも満充電になるのが早い気がします。
最初は気のせいかな、と思っていたのですが、「いつものように」やっていて「どれ、いくつかの充電は終わっているかな?」と見に行くタイミングで、いつもなら4つのうち2つは終了して残り2つは充電中なのに、100均ケーブルに変えてからは全部が充電終了になっていたのです。
……気のせいかもしれませんが。
そういうわけで今更ながら「100均の商品を見直した」というお話でございました。
まさに「おみそれしました」です。
なんでも感でも「Amazonが安い」なんて思っていましたが、身近に100均ショップができると「これは100均で売ってないのかな?」的な頭になってしまいますね。
でも、なんというかそれでもモヤモヤはするんですよ。
「こんな商品を本当に100円で買っていいのだろうか?」って。
うーん。