我が家がいわゆる「朝練」と称している休日早朝のライドで時々休憩ポイントとして使うのが、北摂の山間の集落にある「見山の郷」という場所。
ここはいわゆる地元物産販売所というか「道の駅もどき」でして、ターゲットは車でやってくる家族連れなのですが、立地に恵まれている？関係で、サイクリストにも人気の休憩スポットになっております。
まあ、私達が使うくらいですから、北摂の山中の休憩ポイントとしてはかなりメジャーじゃないかと思っておりますが、要するにサイクリストに人気＝サイクルハンガー完備、なのであります。
一昨年くらいに初めていったときよりもサイクルハンガーの数が増えていますので訪れるサイクリストは増えているのでしょうね。
我々もサイクルハンガーが満杯で使えなかった事もありますし。
で。
同居人の指摘で今回初めて気づいたのですが、サイクルハンガーにバイクを架けるさいの「向き」がまちまちだな、と。
というか、我々だけが逆方向にかけている感じでございました。
「これは！」
私はここで思い出しました。この問題は「目玉焼はサニーサイドアップか、はたまたターンオーバーか」という世界的論争に匹敵するのではないだろうか？ と。
いやまあ、冒頭に書いたように正しいとか正しくないとかいう判断ではなくて、好みとか「最初にそう教えられたから」とかそういう感じで皆さんそれぞれ習慣化されているのではないかと思うのですが、実際どうなんでしょうね。
具体的に説明しますと、私達は前向きに引っ掛けます。
乗ってきた感じでそのまま突っ込む感じですね。
でも、その日の見山の郷のサイクルハンガーでは、その逆、つまりこちら側に前を向けて引っ掛けている方ばかりだったのです。
互い違いに引っ掛けているのなら、スペース稼ぎかな？ という感じで納得できるのですが、揃って同じ方向なのでそういう意味ではなく、確固とした意思によって行われたものだと見て取れます。
私がそれを見てまず思ったのは「それって引っ掛けにくくね？」というもの。
あと、先客が6－7人ほどのグループのようでしたので、グループ（チーム）のローカルルールというか、そんな感じでこうやっているのだろう、なんて考えておりました。
要するに「自分の方法がスタンダード」という見方だったのです。
だがしかし。
休憩している時にやってきたソロサイクリストの方、つまり先にテーブルでくつろがれているグループとは関係のない方が、これまたあえてハンガー前でバイクをぐるっと回し、サイクルハンバーにはリバース（あえてリバースといいましょう）方式で引っ掛けているではありませんか。
そうなると途端に自信がぐらつく私。
「こ、これはひょっとして私の方がマイナーなのだろうか？？？ サイクルハンガーにはああやってかける流儀が存在していたのかも？？」
うーん……とうなりつつ視線を駐車場に移した私は「！」となり、ある仮説を思いつきました。
ヒントは駐車場に止まっている車です。
地域によって違うのでしょうが、少なくとも関西地方では、駐車場ではいわゆる「後ろ向き駐車」がスタンダードです。バックで駐車スペースに止める、アレですね。
後ろ向き駐車のメリットはいくつか考えられますが、多くの人が感じているのはおそらく「（駐車スペースから）出やすい（というか出る時に相対的に早く出られる）」からでしょう。
個人的には「安全確認の面で圧倒的に優れている」からです。
なので前向き駐車を指定されていなければほぼそうやって駐めております。
余談ですが、この春越してきた新築マンションですが、駐車場を見渡してみると、ほぼ「後ろ向き駐車」なのですが、ちらほらと「前向き駐車」の車がありまして、チェックしてみるとことごとく関東圏のナンバーでした。
これを持って関東は前向き駐車がスタンダードなのだろうな、という話ではないのですが、面白かったのでご紹介まで。
なお、いずれも前向き駐車の方が出やすい場所、とかそういう理由ではなさそうでした。
確か駐車場の規約には「後ろ向き駐車」が条件として記載されていたと思われますので、管理組合からの指示で早晩全車後ろ向き駐車になるとは思いますが、さて。
話をもとに戻しましょう。
そいうわけで「後ろ向き駐車」の感覚で、自転車もフロント側を「コチラ側」に向けて駐輪しているのかなあ、と思ったのですが、果たして真実はいかに？
というか、よく考えたら聞いてみたら良かったんですよね。
次回、そういう場面に遭遇したら訪ねてみようっと。
「Just because」という回答が帰ってくるような気がしないでもありませんが。
というか、アンケートをとっても面白いかもしれませんな。
Google+にそういう機能あったような……。
というわけで、ご協力いただけると幸いです。