OLYMPUS PEN-Fを購入。
購入直後に事故にり路上に落下、故障。
「修理の間もバリアングル液晶に向き合う必要がある為(修理の間の無聊を慰める為)」にPEN-Fと同じμ4/3ボディのPanasonic GX8を購入。
こんな流れで、手持ちのμ4/3のレンズを専らGX8で使っておりました(GX7MK2を使うとチルトディスプレイを使いまくってしまうため封印中)。
そう。
「使っておりました」
「おりました(注:過去形です)」
当初は「コレジャナイ」と思っていたGX8ですが、実際に使ってみると、なんというか「コレイイジャン」という評価をせざるを得ない出来映えでございました。
キットレンズの高倍率ズームの出来が思いの外良い事もあって、「こいつぁ、便利だ」とけっこうハマっています。
いやあ、古さを感じさせませんな、GX8。
巨大だと思っていたボディサイズもG 14-140mmをつけると丁度良いバランスに思えてきます。
というか、SONYのCyber-shot RX10M4より小型軽量なのでむしろ軽やかに思えます。
それどころか、一回り以上小型軽量のGX7MK2にG14-140mmを装着して運用するよりも大型のGX8と組み合わせの方が断然使い勝手がいいんです。
これは当然ながら望遠レンズを安定して構えるのに必要なグリップの有無が評価に直結するからでしょうね。しっかりしたボディグリップはマジでその有効性が高いということを思い知りました。
わかっちゃいるけど比較して体感しちゃうと納得レベルが上がりますね。
そんなわけでグリップは見た目の軽やかさはスポイルしますが、運用時には極めて有効であるという事を改めて思い知りました。
GX8にG14-140mmをつけるとRX10M4の出番が無いかというと、コチラは換算28-280mm相当。アチラは24-600mm相当ですから、ンなもん比較しちゃダメですけどね。
何が言いたいかというと、RX10M4を使ってからこっち、高倍率ズームと、それからグリップ付きボディに対するアレルギーがちょっとおさまってきたというお話でございます。
なお、ボディに対するツーマッチ感をカットすると、小型軽量レンズを装着した場合でもグリップがある方がしっかり撮れるというこれまたアタリマエの事に感動します。
なので、良い意味で画角の中途半端さがあるLEICA DG15mmF1.7なんかはその描写の安定性もあってGX8にもドンピシャなレンズじゃないかと思います。
そういった構え心地というか「ホールド性」の高さに加え、AFが速いので使っていて軽快感があるのが、GX8の良いところ。
そもそも「大きく重い」といっても、それはμ4/3のファッション系カメラと比較しての話。
なんだかんだで機能、性能重視系のレンズ交換式カメラとしては別に重量級というわけではありませんからね。
という事も、GX8としばらく付き合ってみて納得がいったわけですが。
軽快感といえば、PanasonicはOLYMPUSと並んで安定してAFが雲に合います。つまり基本的に「取りあえずその辺のものには全てAFが合う」という感じ。
これはGX7MK2やE-M10MK2、PEN-Fなんかでもまったく同じなんですが、そこにグリップによるホールド力が加わると軽快感にプラスして安定感、安心感が「増し増し」されて信頼感が大きくなっている気がします。主に私の中で。
これで
「コイツのディスプレイがチルトであったなら!(ボトムズ風に)」
などと言ってはいけない、言ってはいけない……。
という事でGX8は大変気に入ってますよ、というお話です。
初販時に比べるとものすごく安くなっているので、気になってたんだよな、なんて私みたいなスタンスの人は是非今のうちに確保しておくべし。
初販時から値段は下がっていても内容が変わっているわけではないですからね。今でも充分一線級のスペックだと思いますし。
そうそう「過去形」の話ですが、それはまた別のレビューで。(・∀・)