「なのでした」という事はつまり過去形。
これが意味するところは二つあって、一つはもちろん「今はもう禁忌ではない」というポジティブな意味こ。そしてももう一つは「禁忌を破ってしまった（どうしよう？）」というダークな意味。
今回のRX10 Ⅳはたぶん2つめ。
なぜこのカメラが禁忌なのかはおいといて、RX10Ⅳ購入にいたる葛藤の歴史を備忘録として記しておきましょう。
・ある日、夜中に突然「どうしよう。高倍率ズームレンズがついたコンパクトカメラが欲しくてたまらないぜ」という状態になる（今思い返すと、たぶん、この時点で既に呪いが発動していたと思われます）
・「そうだ、少し前まで使ってたP900の後継機にしよう、そうしよう」と思ってNikonのサイトをチェック
・P900に変わる高倍率ズーム系本気モデルがNikonには既になかく、絶望に陥る
・そんな心の隙間に、A900というポケッタブル系高倍率ズームレンズ搭載のカメラが目に止まる
・「この乾きを癒やすなら、まあこれでも充分か？」とポチる
・A900来る！
・（わかっちゃいたけど）EVFはなく、ポケッタブルな蒲鉾板型カメラなのでちゃんと構える事もできず、超望遠域で手振れせずに撮影することが困難である事が判明する
・あと、暗所AFがやっぱり全然ダメである事に懊悩する
・1月31日の怪奇……皆既月食を迎える
・つきの動きをチェックすると、我が家の場合はベランダの屋根の張り出しが大きく、ベランダにカメラを放置して楽してタイムラスプ撮影をするぜ、という目論見がおじゃんになる
・仕方がないのでベランダから身を乗り出しつつ空を見上げて手持ちで撮影する事に変更
・期待した（実はしてなかったけど）超望遠を誇るA900が手持ちではダメダメな事を再々確認する
・X-E3と50-230mm、GX7Ⅱと45-175mm＋デジタルズームの手持ち撮影に切り替える
・ベランダから身を乗り出しても月が見えなくなる
・あと、寒いので部屋に戻ってぬくぬくと過ごす
・ぬくぬくと過ごしながらA900の解雇を決心する
・Panasonicのwebサイトをチェックする
・Canonのwebサイトをチェックする
・SONYのwebサイトをチェックしようとして堪える
・それでもSONYのwebサイトをチェックしようとしている自分に自分でビンタを加え、思いとどまる
・ふて寝する
・G+でフォローしている人が高倍率ズーム付きのカメラを物色しているという
・長いな。
・まだ続くのかよ？
・もう少しお付き合いを<(_ _)>
・そんでもってあっと言う間にG+にPanasonicのLUMIX FZ300購入報告が届く
・別のオーナーからの高倍率ズーム機において私の懸念事項の一つである暗所AFが大丈夫そうだという証言を得、「店ざらし機種だから」という理由でwebで見たけどスルーしていたFZ300に俄然興味がわく
・Panasonicのサイトへ行く
・今度はキッチリFZ300の情報をお勉強する
・「いいかも！」と思う
・ポチりに行く。まずはAmazonで値段のベースをチェック
・思ったよりも安い事に衝撃を受け、ますまずポチる気になる
・と、そこでサイトページをスクロールすると、「類似商品と比較する」というコーナー？ があり、LUMIXのグリップ付き（いわゆるNeo一眼スタイル）高倍率ズームカメラがならんでいるのを見つける
・「ほほう」などと言いながら、一番右側にあったDMC-FZH1というモデルを見つける
・「そうだ、やっぱり1インチくらいのセンサが欲しいよね。このモデルをすっかり忘れてた！」
・Panasonicのサイトへ行く
・FZH1の情報をお勉強する
・「いいかも！」と思う
・ポチりに行く。まずはAmazonで……
・Amazonで値段をみて「いやいやいやいや」と絶望する
・その時天啓が！
・「そうだ、1インチのセンサだったらアレでもいいじゃんか」と思い出す
・Nikonのサイトへ行く
・Nikon 1の最新機種が未だにJ5のままであることに愕然とする
・気を取り直して値段のチェックに行く
・Nikon 1 J5ボディと1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の値段をチェックする
・なんか、既にNikon 1というシステムは生産されていないようなきがしてくる（まともに新品が売られていない）
・AmazonのFZH1のページに戻る
・「うーーーん」と唸る
・と、そこでサイトページをスクロールすると、「類似商品と比較する」というコーナー？ があり、別のメーカーのグリップ付き（いわゆるNeo一眼スタイル）高倍率ズームカメラがならんでいるのを見つける
・「しまった」と頭を抱える
・「みてはいけないものを見てしまった」とブラウザを閉じる
・寝る
・起きる
・起き抜けで意識がもうろう賭した中で、Macに向かいSONYのサイトへ行く
・意識が戻る
・手にSONY Cyber-Shot DSC-RX10M4が握られているのに気付く
・「うわあああああああ」思わず叫び、知らぬうちに自分が禁忌を侵してしまった事に気付く（←今ここ）
うわあああああああぁぁぁ ってな感じで、続く(･∀･)
※画像はすべてSONYのサイトから拝借しました