チューブレスタイヤについては別項目で既に感想をいろいろと書いてますので、今回は簡潔に行きたいと思います。
「チューブレス、サイコー!」
これに尽きます。
同じクリンチャータイヤでもチューブド、それに「生きている化石」ともいえる? チューブラータイヤなど、自転車には現在主に3種類のタイヤシステムがあります。
もちろんそれぞれにメリットデメリットがあり、その人その人に「合った」システムがあるので私にとって最高でも他の人にとっては最低かもしれませんので、その辺りは個人の意見を鵜呑みにされないようにお願いします。
私はチューブドのクリンチャーからチューブレスのクリンチャーに変更したわけですが、そもそもの変更理由は
★速度が乗る下りで突然パンクする→大転倒→大けがもしくは死亡 という恐怖心を減らしたかった
というもの。
もちろんチューブレスタイヤの特性がもつ付随効果として
◆乗り心地の改善
も期待していました。
結果としてどちらも思惑通り、いや乗り心地に関しては想像以上に効果があり、もはや「チューブドタイヤなんてもう絶対いや!」と言うほどのチューブレスタイヤ信者になってしまいました。
とはいえ、チューブドからチューブレスに転換したことによるデメリットもあります。
◆シーラントを使用するといろいろとめんどくさい
◆シーラントまで考えると相対的に重くなる
要するにシーラントが必要になった事でシーラントがらみのストレスが発生することになりました。
これ以外はありません。
一般的には「タイヤ交換が超面倒(外しにくく填めにくく、オマケにビードが上がりにくいので空気を入れづらい)」というチューブレスタイヤの宿命、いや呪いともいえる大きなデメリットがあるのですが、私が導入したMAVICのUSTと呼ばれるチューブレスタイヤシステムはそのデメリットがまったくありません。
むしろタイヤ交換はチューブドのクリンチャーより簡単です。だってチューブの入替作業がないんですから。
以前からチューブレスタイヤには興味があったのですが、そのめんどくささが頭を離れず採用できなかったわけですが、その一番のネガがないチューブレスタイヤとホイールが発売されたということで、飛びついた私でございました。
以前も書いたことなので繰り返しになりますが、同じサイズのチューブドからチューブレスに換えただけで、乗り味はまったく別物になりました。
タイヤシステムの差というのはそこまで感覚的に大きな違いがあるんです。
それに比べたらホイールの500gの軽量化とか、カーボンホイール導入とか、アルミスポークなどのマテリアルの違いなんてほとんど誤差みたいなものです(私の場合、です)。
よく言われるのは「日本の道路はとても良好なので、乗り心地とか関係ないでしょ?」というもの。
東京の都心部の、それも車道オンリーしか走っていないとそうなるのかもしれませんが、少なくとも私が走っている道はサイクリングロードだったり郊外の府道や市道だったりで手入れが鏡のような路面ではありません。けっこう荒れたところがありますし、北摂の道路は平日ダンプが行き交っているので路面にはジャリなんかもアタリマエのように浮いてます。
自転車道も何を考えているのか頭を捻りたくなるようなタイルやレンガをちりばめた、ようするにわざわざ道路をガタガタにしている部分もすくなくありません。トドメは道埋め込んだ自転車道と道路が交差するたびに発生する段差の多さです。
一秒を争うようなレースではプライオリティとしては考慮にすら入らないのかもしれませんが、週末にちんたらと景色を見ながらサイクリングを楽しむ立場の私のようなサイクリストにとっては乗り心地のプライオリティはむしろトップに掲げるべき項目ではないかと思います。
そこでおすすめはチューブレスですよ。(・∀・)
ちなみにチューブレスタイヤにすると、今までの道路に絨毯を一枚敷いた上を走っているかのようなフィーリングになります。
今までずっとお尻を浮かせていたようなガタガタ道であっても、普通にシートに座ったままでも大丈夫になりました。
というわけで、時代はもはやチューブレスだな! と思いました。
考えてもみて下さい。このご時世でいまだにチューブを使っているタイヤなんて自転車くらいですよ?
遅れてるんです、自転車界。メーカーも、そして使用者であるライダーも。
なのでみんなでチューブレスに換えましょう。そしてチューブレスタイヤの開発を各メーカーのマストすることにより、より軽量なホイールやタイヤの開発をしてもらいましょう。
そうなればUCIのプロレースでもチューブレスがアタリマエになり、いつまでも過去の異物(チューブラー)を使う必要も無くなりますし、そうなればメーカーもチューブラー、チューブド、チューブレスなんて3種類のシステムを作る必要も無くなっていい事づくめだと思うんですがね。