画像は、大きい方がYOGA BOOKの10.1型
小さい方が9.7型です。
さて、結論ですが……
要するにYOGA BOOKはダメだったと。
理由は実は複数あります。
その1)やっぱりブックリーダーは4:3に限る。
もちろん私の個人的な好みです。
YOGA BOOKの10.1インチでも基本的に拡大しなくても充分な大きさで、当初の目的は果たせているのです。
コミックスだとご覧の通り、なんというか拡大というか、もうどうでもいいくらいでっかいわけです。
もっとも週刊誌サイズがオリジナルだとするとどちらもまだ小さいわけですが……。
だったら12インチのiPad Proにすれば幸せになれるでしょうね。
でもさすがにそのサイズだと毎日鞄に入れて頻繁に出し入れするにはチト大きすぎるというかツーマッチなので、バランス的には10インチクラスがベストだと考えております。
持ち出さない、主に部屋だけで使う、ということだと12インチクラスがベストだとは思いますが。
で、雑誌はまあOK。
でもコミックスもという事になるとこのサイズだと見開きで読みたい。
すると天地が狭い16:10のYOGA BOOKはチト物足りない。
いえ、充分なんですよ? 比べなければ充分なんです。
でもね。
私のタブレットの変遷というかスタートは初代iPadなんですよ。
9.7インチの4:3ディスプレイ。
つまり写真のYOGA BOOKと比較しているタブレットのサイズです。
このサイズだと見開きでも無駄がないというか大きく映し出されますので読みやすいんです。というか、その9,7インチのiPadを少し前まで使ってたんで、それに目が慣れていて、YOGA BOOKを横にするとどうにも「うーん、ちょっと小さい?」と思っちゃうんです。
期待値というかそういうモノと微妙に乖離している居心地の悪さというか。
そういう感じで「やっぱり4:3だよね」と使いはじめてからずっと思っておりました。
その2)でかい
写真を比較して下さい。
特に横向きの見開き状態にした時です。
画面というか、コミックスは小さ目なのに回りのフチ、すなわち「ベゼル」部分が広いんですよね、YOGABOOK。つまりブックリーダーとしては無駄が多い。
対して9.7インチの4:3ディスプレイ端末はご覧の通り、ベゼル部分がスッキリして必要充分という感じです。つまりそうとうコンパクトになるんです。
その3)重い
キーボードの分、重いです。
カタログデータとしての比較では、YOGA BOOKは690g。方は9.7インチのタブレットは440gです。250gはでかいんです。
いや、わかってます。キーボードついてますからね。9.7インチタブレットもケース点けたら差は縮まります。
でも、この700g弱という重さはけっこう「ク」るんですよ。
家で寝そべって読んでる時なんかもこの重さはかなりのストレスになっています。
その4)バッテリの保ちが悪い
カタログデータは完全な嘘っぱちだと思えるくらいバッテリ消費が速いです。
なんというか、ガリガリ減っていく感じです。
さらにスリープ中の消費がハンパじゃないんです。
socがatomベースだからなのかわかりませんが、取りあえずLENOVOのバッテリマネジメントはちょっとバグありなんじゃないかと思える程。
因みにiPad miniはYOGA BOOKの3倍ほど保ちますし、もう一枚(一台?)のAndroid TabletのXPERIA Z3 Tablet Compactも2倍以上保ちますね。
これにはちょっと驚きました。
具体的にはYOGABOOKの場合、私の使い方だと毎日充電しないとダメなんです。
他の端末だと3日に一回くらいでOKなんです。
加えて、充電時間が超長い。これも誤算。
毎日一晩中充電して運用という感じです。
その5)キーボードは無用の長物
極めて個人的な見解です。もちろん。
YOGA BOOKを見た時、「物理キーボードがあると長文書くときにちょっと便利かも」
「手書きメモをそのままデジタルファイルに取り込めるのも場合によっては便利かも」
なーんて思ってましたが、私、別に手書きメモをデジタルファイルに取り込むと便利だっていうようなスタイルがないんですよね。ビジネスでも、もちろんプライベートでも。
そもそもイチイチセッティングがめんどくさい。一度試しにやってみましたが「やってられねー。ノートに書いて、それをカメラで撮る方が楽じゃね?」という結論に。
キーボードについては2つの意味で無用の長物でした。
一つ目はそもそもAndroidで長文かきません。主にアプリの問題ですが。
二つ目は、あのキーボード、つまりタッチキーボードが全く私には使い物にならないからです。
もう少し詳しく述べますと、要するに私のスタイルだとタッチタイピングは不可能なキーボードだったということです。
私のタッチタイピングのスタイルは、常に何らかのキーに触れている、つまりホームポジションをキーとの接触によって得ているんです。
でもYOGABOOKのキーボードは「触れる」=タイピングなので私のようなスタイルのタッチタイパーは少なくともタッチタイピングでは運用できないと思います。
というか、殆どタッチタイパーって接触でポジションを常にキャリブレーションしているんじゃ無いかと思うんですが……。
で、いきおいキーボードを見ながらのタイピングという事になるんですが、普段キーボードを見てタイピングしていないので、これが慣れない。というか非常に疲れる。(´д`)
ムリ、という結論に。
で、キーボードが無用の長物と化した時点で、「でかい、重い」ということになってしまいます。
あと、これは蛇足というか個体差ですが、私の個体はSIMの認識が不安定で、全く認識しないかと思うとバリバリに受信したりと、日替わりだったり午前午後で変わったりと、要するに不良品でございました。
ということで、流れとしてはこうです。
SIMの認識不良
↓
それまでの不満が噴出
↓
4:3のタブレットを購入
↓
これだよこれ
↓
YOGA BOOK、いらね
と、そんな感じでした。(・∀・)