(初出:2012/11/21)
まだ使い込んでいないので、色々と不満の方が先に立つんだけど、それでもこの大きさ(小ささ)が素晴らしいと思う。
これでEVFが内蔵されていたら、細かい事はどうでも良くなって手放しで褒めちぎりたいところなんだけど、さすがにそれはまだ数年先かなあ、と諦めましょうか。
小さいけど重い。
でも、小さくて軽い。
だから軽やかで、鞄への収まりもいい。
35mmという画角だけが問題で、でもそれは個人個人の問題で。
同じ画角、一見似たようなコンセプトのLEICA X2とはしかし、使い比べてみれば画角とレンズフィクスカメラだという点しか共通項がないな、ってすぐに気付く。
RX1は多少ノスタルジーに後ろ髪を引かれている部分はあるにせよ、やっぱりSONYだから「遊べる」事を忘れていない。
もちろんX2が遊びじゃないカメラだとは言わない。
だから遊びの方向が全く違うんだと思う。
X2は図書館で遊ぶイメージ。
RX1は、外でどろんこになって遊ぶ自分が見える。
もちろん妄想で思い込みで決めつけだけど。
コンパクトカメラの遊び心を持つ、本格的な基本性能を持つカメラ。
そんな第一印象。
出てくる絵は、清涼飲料水みたい。
でも、蒸留水じゃなくて、ミネラルウォーター。
そしてそれは硬水じゃなく、紛れもなく軟水で、そしてノンガスタイプ。
そんな感じかなあ、RX1。