α77にそっくりといいつつも、α99はα77よりもそのルックスは断然個性的です。
その個性はここ。
いわゆるペンタプリズム部分(ペンタプリズムないんだけどね)です。
他の一眼レフ系カメラのようにリーゼント的オーバーハングしているのにα99はご覧のように絶壁。
α99を見ると他のカメラがヤンキーに見えます。
私はこの部分が実は大好きです。
オーバーハング、ずっとかっこ悪いなーって思ってましたので、α900もそうですが、カタギなデザインには好感が持てるのです。
おそらくSONYの人達もあまりにα77改なα99のプロトタイプを見て「やっぱストロボ削って個性を出そうぜ」みたいに考えたに違いありません。(いやいやいや)
まあリーゼントの話はさておき、α77とそっくりなα99は、つまり135フルフレームのセンサを搭載したボディとしては実はけっこう小型軽量です。
α77がAPS-Cとしてはちょっとデカかったのですが、実はα99の寸法取り? の役目を負っていたのかもしれません。
ボディもマグネシウムアロイなのは77も99も同じですが、マグで張りぼてしている77と違って99はボディがマグ、という感じがします。
それは持った瞬間……いやウソです。持ち比べてみればわかります。99のほうが充実した手応えなのですよ。
そう言う意味ではα99はα77よりも満足感が高いと言えますね。
さて、α99に於ける私的指令は「便利カメラ」
意味不明ですが、要するにズームレンズ前提運用カメラです。
当初は「せっかくの135フルフレームのセンサなんだから、単焦点で楽しみましょう」と思っていたのですが、単焦点はミルクス系の方が軽やかで楽しいと思い知ったのです。
だって、例えばE-M5だったら、小さな鞄にレンズを3-4本放り込んでも余裕なんです。
でもα99に24mmディスタゴンと85mmのプラナーと135のゾナーとマクロ50mmなんか持っていこうとした日には……
いえ、持って行ける人もいるでしょう。
レンズ一本だけで行け、という人もいるでしょう。
でも、メンタルと体力が弱い私にはムリ。絶対ムリ。
持ち出す事を考えるだけで萎えてしまうので、二ヶ月以上もの間防湿庫の肥やしとなっていたわけです。
そういうわけで、今、この辺 ↑ にいます。