(初出:2012/08/30)
フィルムカメラを捨ててデジタルカメラに移行してからずいぶん経つわけですが、実はわが家にはまだフィルムカメラが数台、未使用のパトローネ入りフィルムが数本残存していたりします。
ええ、使う事もありませんし、カメラにいたっては防湿庫の肥やしにすらならず、文字通り箪笥の肥やしとなっているわけです。
さすがにフィルムは冷蔵庫の肥やしですが……。
何が言いたいのかというと、動作確認をするためにフィルムを突っ込んでみました、という話です。
中身を空けてみると、これが充分綺麗で、特に手を入れる必要はなさそうに見えました。
もっとも私はオールドカメラには疎いどころかこれが初めてです。カメラもクルマも家人間も(いやいやいやいや)基本的に中古品は買わない主義なので。
要するに素人目には、という但し書き付きですが。
で、まあパトローネを突っ込んで、スリットにベロを差し込んで蓋を閉じ、巻き上げレバーを動かしてシャッターを切ると……
一応、フィルムカウンターが動きます。
2,3枚シャッターを押すとフィルムカウンターが1に。
どうやらRollei 35Sのフィルムカウンターは加算計のようです。
まあ、だいたいは加算計ですが個人的には減算計の方がロジックとしては好きなんですケドね。
というか、ふと思えばデジカメのフィルムカウンター(とは言わないけど)って基本的に当たり前のように減算計ですね。(考え方は、ですが)
放り込んだ36枚撮りの135ネガフィルムを全て撮り終えました。
それまでシャッターチャージ、シャッターともに異音もなく動くには動いています。
試しにシャッター速度を変えてみたところ、スローシャッターでは明らかにスローシャッターになっているので、狂いはあるにせよシャッター速度ダイアルとの同調は出来ているようです。
同様にアイリスも数値に拠ってちゃんと変化しています。
全コマ取り終わったフィルムをパトローネに巻き戻してみます。
これもちゃんとそれなりの抵抗を伴って巻き取りが完了したようです。
うーん。
うーーん。
うーーーん。
うーーーーん。
こうなるとアレですよね?
「私、気になります!」
ですよね?
このカメラ、果たして写らないのか写るのか、それを確かめたくなりますよね?
今さらフィルム買って、DPEに出すとか、私ってアホでは?
アホな私の、明日はどっちだ? (・∀・)