（初出：2010/04/25）
インタバル撮影機能がないG11だけど、ディテールにはほとほと感心させられています。
このメインホイール周りに配置された四つのボタンの位置関係とインタフェイスなんかを見ると、コレに慣れるとほかのコンパクトカメラは使い辛く感じてしまうんじゃないかと思う程です。
手放しで褒めているわけではないのですが、一番よく使うであろう十字キー周りのレイアウトはやはり秀逸だと思います。
さらに、上下に二つずつ配置された丸い四つのボタンの形状を見ると、CANONは余裕あるんだな、と感心せずにはいられません。
これ、ただの丸いボタンじゃないんですよね。
ただの丸いボタンだと、十字キーと近すぎて、さらにいえば十字キーが結構お山のように出っ張ってますので押しにくくなります。
で、ボタンを遠くに配するか、小さくするか、と別の方法を考えるのが他のメーカーなのでしょうが、CANONはボタンの形状を変える事によって対処しています。
こんな感じです。
よく見ていただけるとわかりますが、端の方を高くした形状になっているんです。
これにより、指掛かりが確かなものになっています。実際に押しやすいんです。
狭いスペースを有効に使うよい手法だと脱帽しました。
で、DP系のボタンを見ると……
いやいやいや、比べてはいけませんね。
DP2sは、上下のスペースを稼ぐために楕円ボタンにして頓知を効かせていますけど、そのボタンの質感とかね、もう……。
実売価格はG11が1.5台程変える値段なのにぃ、なんて言ってはいけません。
でも、G11は目と感触と操作性の毒ですね。
G11を触っていると、本当にこの中にDP入れたいっていう思いが募ります。
というか、キヤノン、Foveon買いませんかね？
いや、SIGMAからDP部門を買ってくれればいいです。
SD15？
いや、SIGMAの一眼レフにはもう未来はないのでキヤノン的には全く必要ないでしょう。
今後はあいうニッチ系商品は一眼レフである必要はない、むしろ一眼レフであることが足かせになると、私はきっぱり言えます。
ミラーのないレンズ交換式でいいと思います。いや、マジで。
なんだかんだいってSD15は予約してまで買うつもりでいますが。