と思ったんですが、心の中のもう一人の私が待ったをかけました。
「OLYMPUSのカメラなら、なんで2014年中に買っておかなかったの?」
そう。
2014年中に買っていたならば、5%のデフォルト割引に加え、通常15%までポイントで割り引きになるところを、20%にパワーアップしていたのですよ!
「さすがに今買うのは業腹だな」
こう思ってしまう私に罪があると思う人だけが石を擲つと良いでしょう。
このたった5%の差が私に冷静さをもたらしたわけですが、冷静になって能くかなえてみると、
「そもそもE-PL7ならGX7でよくね?」
と思いました。
ペンタ山のないストレートタイプで、かつEVFまであるGX7はここでも結構な存在感を見せ付けてくれました。
「だよねー」
だいたいE-PL7とか「なんか見飽きた」的な感じがして新鮮みがありませんもん。
かくしてE-PL7のセンはあっさりと消滅したのです。
ではどうするか?
というか、色々考えてみると、ヤツしかないんじゃないかという事がわかってきました。
できれば避けたかった。
だがしかし。
いつかは買うんだろうな、と諦めて? もいた。
それが、ヤツ。
そう。
本郷猛と一文字隼人に改造されてしまった哀れな若者。最弱のライダーの名をほしいままにした、あのライダーマン……じゃなくて、ライダーマンを助ける装飾過多のライダー。
その名もV3。
すっかり忘れてましたよ、コイツの事は。
発売直後は「これは買うかも!」と思ったものですが、スペックを見て椅子を蹴った私です。
「マイクロSDカードだとおおおおおおお?」
Nikon 1。ようやくまともになったかと思ったらこれです。
どこまでも実験機ですな、Nikon 1のV系。
でも、冷静になって考えてみると、大きなネガはそれくらい。
小さなネガは星の数ほどありますけど、致命傷ではない。
画質が悪い、という根源的な呪いがどうなっているのかわかりませんが、まああまり期待しなければTG-3よりはマシなんですからダイジョウブ……なはず。
マイクロSDカードは……面倒ですがまあ、慣れれば……。
でも標準の10-30は結構寄れるし、LX100より私に向いているはず。
ということで、やってきましたV3。赤い仮面じゃないけど。
ではさっそく、撮影倍率対決といきましょうか。
それぞれの望遠端でもっとも寄れるところまで寄った画像をご覧あれ。