(初出:2012/10/30)
とりあえず、XZ-2を開封してみて非常に驚いたので、コイツから簡単な感想を。
・XZ-1の後継機とは言いつつ、一目見てこれはもはや別物と判断。
理由は
「E-PL5よりデカイ」
というか、XZ-2と体積比が二倍ほどあるんじゃないかと思えるほどです。
ストラップホールも、ホールじゃなくて一眼レフに付いているのと同等の三角アイレットが左右にぶら下がっている時点で、もはやXZ-1の仲間ではないと思えます。
もちろんレンズがキャリーオーバーされている、センササイズはほぼ同じなど、まるで後継機のような名前もあって「わーい、XZ-1の新型だ!」なんて見ずテンで買うと「こんなハズではなかったorz」と思う人もいTARIいなかっTARIするかもしれません。
XZ-1はその形もありますが、Pocketに一時的に入れておく、などがなんとか可能なサイズと重さでしょう。
創刊がるとXZ-1はミドル級。でも後継機のXZ-2はもはやCanonのGXやNikonの7000系と同じヘヴィ級に属する選手になってしまいました。
無差別級が基本のコンパクトカメラだとは言っても、さすがに同じ土俵で戦う相手ではないと感じます。
特に「XZ-21台でほとんどこなす」人であればあまり問題にはならないのでしょうが、XZ-2を「ちょっとしたメモ用」みたいな位置づけに考えている、つまり私のような人間にとっては
「これなない」
カメラです。
・大きさと重さを問題にしない場合
というか、普通の人は買う前に大きさ・重さを許容できるかどうか吟味してから買うので私の文句はお門違いというか、言いがかりに近い(というか言いがかり)のは間違いありません。
で、評価軸から大きさ重さを外して考えた場合、XZ-2はけっこういいと思います。
XZ-1を使っている私が日々感じている不満のいくつかは解決されています。
すなわち
1)ISO Autoがちゃんと機能している。(XZ-1は特定のシチュエーションを除き、200以上はまず上がらない)
2)AFが速い
3)マクロモードがなくなった(マクロ域も通常のAF-SでカバーできるほどAF自体が速くかつ精度が高くなった)
4)チルト液晶がついた
5)UIがμ4/3系に準じた
6)ユーザーカスタムがモードダイアルで呼び出せるようになった(2つ)
ISOオート、プログラムモード、AF-Sにしておけば、あとは画角を決めるだけでシャキシャキ撮れます。
旅行に1台、ということならお勧めできるカメラの一つですね。
少なくともXZ-1より守備範囲はかなり広いです。
という事で、XZ-1のネガを潰したらでかくて重くなりました、というのがXZ-2の正体、ですね。
あと、STYLUSという名前ですが、PENに対してそのプリミティブな前身という意味あいがあるのかなあ、などとつらつら考えました。