つまりPORTABOOKにてかいております。
ではさっそく。
まずは購入前に「だろうな」と想定していた「ネガティブ」な部分についての検証から。
◎想定してたネガその1 キーボードの高さが高すぎるのではないか?
DM200と比べるとお前はダブルデッカーか? と思える程高い位置にあるのでけっこう危惧していましたが、全然大丈夫でした。(・∀・)
やっぱりこういうのはジツブツ触らないとわからない点ですね。
◎想定してたネガその2 ディスプレイが開く角度が足りないんじゃない?
足りませんね。
これは使うシチュエーションによって評価が分かれると思いますが、これで足りる人を、少なくとも私はモバイラーだとは呼ばない。(・∀・) 似非ですな。
キングジムの中の人はこういうところをいまだにわかってないのか、と思います。
所詮文房具屋であってモバイルマシン屋(なんだそれ?)ではないな、と。
120度って、かなり狭いんですよね。
以前レッツノートの開発の人に次期モデルではその辺考えて欲しいと要望していたところ、まさに次期モデルが対応してきて現在に至ってますが、というか最近レッツノートの動向は使わなくなったのでもう知りませんが、キングジムもPORTABOOKを「出張用ビジネスツール」なんてドヤ顔で売るつもりならこの辺もっと考えて欲しい。あまり開きすぎると向こう側に倒れるという心配もありますが、それは重量バランスでできるだけ堪えるように作っててつかあさい。
◎想定してたネガその3 キーボードの折り畳み作業に苛つくか?
はっきり言ってこれってユーザーにとってはまったく不必要な作業だと思うんです。ディスプレイを開いたら連動して自動で動くのがモバイルマシンとしては正儀でしょう。
キングジムは初代のpomeraからこの辺りをユーザーの仕事だと勘違いしてデバイスを作っていると思います。
歴代のpomeraは「さっと取り出してパパっとメモる」用途には向かないんですよね。DM100が出てようやくそれが実現しましたが、DM200になって今度は起動に時間がかかるようになった、と。
で、PORTABOOKですが、これは先祖返り。
こういうギミックは嫌いじゃないのですが、私は嬉々としてギミックの奴隷になるような性格ではないんです。面白いけど面倒くさいんです。というか、ユーザーにこんな事をさせるな、と思います。
何がぱっと取り出してサッと入力だよ! という感じで、これはマジで苛つきます。
救いは「別にキーボードを畳まなくてもディスプレイは普通に閉じられる」という点でしょうかね。
もっとも立て付け剛性? があまり高くないのでキーボードを広げたままでカバンに放り込んでいらぬ力がかかるとすぐに駄目になりそうで怖いんですが、デスクに置いたまま放置する時とかはイチイチ畳む必要が無いというのは不幸中の幸い的な仕様かと。
◎想定してたネガその4 起動時間が恐ろしく長いんじゃないか?
実のところ、このネガについては楽観的でした。
なぜなら最近というか、Windows10搭載マシンは基本的に「シャットダウン」という名のスリープ機能にはいるわけです。
PORTABOOKもWindows10マシン。つまり起動速度を確保するためのスリープ機能がついているわけで、使っている人はご存じの通りさほど待たされる感はありません。
KING JIMの中の人がPORTABOOKに変な事をしていない限り問題無いだろう。というかDM200より早いんじゃないかとさえ思っていましたが、まさにその通りでございました。
もちろん瞬時に起動するわけではないですが、キーボードを展開している間には問題無く画面が点っているので、実質待ち時間は無しと考えてもいいかもしれません。
◎本体以外のいらぬ? 出費のお話
portabookを買った功罪が早くも一つ。
出費がかさみました。
というのもしばらくスルーするつもりだった愛用のエディタソフトの最新版があるんですよ。なのにそれを「この際なので」と勢いにまかせてVersionUpしてしまいました。(・∀・)
私が現在メインで使っているエディタソフトはWZエディタではなく、WZ Writing Editor(WZW)というWZエディタの小説執筆特価版? なのです。WZエディタはしばらく使ってませんです、ハイ。
で、そのWZWがつい先日Ver.2にアップデートしたところだったんですよ。とはいえ私には特に必要な機能もないし、VersionUp価格も意外に高いしで、スルーする予定だったんですよね。
でもWindows 8以上でしか使えないフォントをサポートしたなどという情報を見て多少気にはなっておりました。
そこへもってきてWindows 10ノート? なので「これは行け、という合図に違いない」とばかり。
因みにこれもWZW2で書いております。ええ、私に必要な機能だけ使う分には当然ながら何の恩恵もないヴァージョンアップです。なので積極的に新しく実装された機能を使ってみないとモトはとれませんですね。
◎セットアップ。搭載ソフトと導入ソフト
いわゆる日本のメーカー系のPCと違い、PORTABOOKにはいわゆる「お仕着せプリインストールソフト」が皆無といっていい状態です。
お仕着せソフトがない海外系PCでもセキュリティソフトの30日間の体験版くらいはついて来るのが普通ですが、それもありません。
実に清々しいですな。(・∀・)
まあ強いて言えばMSのOffice365の1年間の使用権がついてます。
私には必要無いので本体の値段から6000円くらいさらに安くして欲しいところですが(さらにか!(・∀・))。
で、新しいPCを買う時の一番の楽しみであるセットアップですが、今回はこのPORTABOOKの私的用途はテキスト入力マシンであることと、PORTABOOKのスペック上の都合も勘案して執筆中心、必要最小限のサポート系ソフトのみ、というテーマ? でインストールソフトは厳選しました。
なお、PORTABOOKのハードウェア的なスペックについては、
・メモリ(RAM)2GB
・ストレージ 32GB
です。
Windows10をテキストマシンとしてつかうには問題無いスペックではありますね。Photoshopをガシガシ使うというならアレですが。
ということで、インストールしたソフトウェアはツール系を含めて以下の通り。
アプリケーション系
・ESET Family Security
・ATOK(PASSPORT)
・WZ writing Editor 2
ツール系
・keyswap(キーアサイン入れ替え)
・lhaplus(アーカイバー。解凍だけなら必要ないけどアーカイブも時々行うので)
・clibor(クリップボード拡張ツール。これがあるとないのとでは効率がまったく変わります)
それから、これも必須のツールですが、クラウドストレージはOne Driveを使用。
理由はWindows10に標準だから。つまり追加でインストールする必要が無い為です。
私はクラウドサービスは3種類つかっております。
dropbox、Box SyncそしてOne Driveです。
で、メインで使っているのがOne Driveなのですが、執筆用テキスト管理はBox Syncで行っております。が、PORTABOOK導入に併せてOne Driveに移行しました。なお、それについての影響は特にありません。
ブラウザもWindows10標準のEdgeのみにしました。
基本的に殆ど使用しませんしね。というかメーラーも愛用のBecky! 2 を入れようかとも考えたのですが、ここはGmailにしようと。つまりEdgeはほぼGmail用。時々G+でしょうか。ならばEdgeで充分だろうと。
その2カ所は「スタートにピン止め」設定してタイルからクリックで即使える用にカスタマイズ? しました。
以上のソフトウェアをインストールした状態でストレージの空きを見ると約11GBでした。
これにクラウドサービスで同期するファイルで塞がる容量がざっと1GB弱なので10GBくらいの空きがありますので、テキストベースのマシンとしては果てしないほどのストレージ容量があると思って差し支えないでしょう。
CPUの処理能力もATOMだからとやや不安視していましたが、実際問題としてEditorとIMEを動かすだけですから、そりゃもう何の痛痒もありません。光の速さを誇る? 私のタイピング速度にもちゃんと付いてきます。まあアタリマエでしょうけど。
ということで、PORTABOOK、スペックについては充分です。
書き落としていましたが、書庫を作成する際はたいがいパスワード保護したいのですが、Windows10標準のアーカイバーでは今のところ対応できていないようなので。
おっしゃるようにこの手のツールは大した容量でもないですしね。