★注意
OM-D E-M5 Mark2をこよなく愛している方はこれから先は読まないようにして下さい。理由はもちろん、独断と偏見による罵詈雑言で溢れているからです。
というわけで注意しましたよ?
ちゃんと注意しましたからね?
では改めて。
E-M5に対する私のこの評価はなんといいますか、その、M5-2が悪いとかいいとかいう根本的な話ではなく、ポリシーの違いというか宗教の派閥争いみたいなものなので、あまり真面目に読まないでいただけると助かります。
「いや違う! お前は間違ってる!」
なんて言われても信じるものがちがうのだからどうしようもないのですよ。
という事で、M5-2、けっこう我慢しながらGX7と併用しておりましたが、いい加減イラっとしてきたので精神衛生宜しくないと判断して使用を諦めました。
使いにくいったらありゃしません。
理由は購入前から再々書いておりますが、M5-2の特徴である「バリアングル液晶」の存在です。
バリアングル液晶。
「待ってました!」なんて小躍りしているユーザーもたくさんいらっしゃるのでしょうね。バリアングル液晶を。
私に言わせればM5-2に搭載されているコンベンショナルというか、プリミティブなあのバリアングル液晶ってどうしようもないんですけどね。
もちろん「縦位置でのアングル自由度が上がる。もちろん横位置でも。そして自分撮りすら可能なフレキシブルさよ」なんていう大きなメリットはわかってます。
「ついでに使わない時に裏返しておけば液晶面の保護も可能」なんてちょっとこじつけっぽいメリットも十二分に理解しています。
でも、そんなメリットなんて屁の突っ張りにもならないほど使いにくくなるんですよ、バリアングル液晶って。
他の人の事はどうでもいいんですが、私にとってバリアングル液晶っていうのは
1)液晶のアングルを変えようとしたら、いちいち背面から液晶を掘り出さなければならない
面倒でしょ?
これ、面倒じゃ無いって言う人と私はそもそもゲンゴが通じないんです、言語が。
2)そして掘り出した後、液晶ディスプレイを横に突き出した上で、角度調整をしなければならない
アリエナイでしょ?
縦位置ならまだしも、横位置だと光軸とモニタが死ぬほど離れます。いえ、たぶん誰も死にませんけどものすごい違和感です。微調整とかする時、酔いそうです。ええ、繊細なんです、私。
3)横に出しっぱなしでブラブラできない
いえ、やろうと思えばできますよ。片手ストラップつけててもネックストラップで首からぶら下げてても。ただ横にディスプレイが広がってて超ウザイだけで。
というか、そのウザさがウザくないですか?
え?
ウザイならその都度閉めとけ、とか言うんですか?
いや、さんぽしながらボチボチ撮りたい時とかある意味電源オンのままスタンバイしてたりしません?
なのにシャッター押す時はイチイチ開閉&角度調整とかするんですか?
いや、するんですとか言われても私はそんな面倒な事したくないんですヨ。
4)あと、ネックストラップと干渉して殺意が芽生える
芽生えません? 芽生えますよねー。
いや、私はマジでイラっとするんですよ。
もうイライライライラです。
オコです。超オコ、激オコなんです。
つまりまとめるとこういう事です。
・液晶の角度を変えようとしたら、いちいち液晶をほじくりだす必要がある
・そんでもって横に広げて角度調整しようと思ったら
・今度は光軸と離れすぎててなんかピシっと決まらない
・そうこうやっているとネックストラップと液晶が絡んで壊れそうになる
・広げたままぶら下げてるとストレスで禿げそうになり、
・イチイチ畳んでるとなんかもう、写真撮るの嫌になってくる
・なのでM5-2はバッグにしまって、予備で持ってきたTG-3でいいや、って感じでその後はTG-3でしか撮らなくなる
というわけで、最近はM5-2を使っても液晶固定カメラとしてしか使ってません。液晶のアングルを変えようとも思いません。
でもたまについ指がチルト液晶的操作をしようとてしまうんです。
その度にイラっとするのはもちろんですが、同時に故障したM1を手放した事を後悔するのです。
いきおい、μ4/3のレンズを使う場合はGX7を持ち出す事が増えました。
GX7、いいですね。
しみじみといいカメラだと思います。
10点満点でM5-2が3点だとするとGX7は8点です。内蔵手振れ補正がもう少しいいと10点挙げます。それくらい、満足度に差があるんです。
そこで私はM5-2はスッパリ諦めて売り払うことにしました。で、その変わりに別にボディを買おうと思って色々物色したわけです。
第一候補はオリンパスのE-PL7。
第二候補はPanasonicのGX7。ええ、同じモノを色違いでもう一台買おうかな、と。
第三候補はE-M10。
E-M1をもう一度買う、という選択肢もあるんですが、実は私、12-40プロとか、40-150プロというプロ系のでっかいレンズを使う事が本当にないんですよ。
12-40とか素晴らしい標準ズームなんですが、μ4/3ってやっぱり小型軽量で軽やかに使いたいって思うんですよ。そりゃあどうしても必要がある場合は使いますよ。でもその必要がほとんど無い。
だったら明るい単焦点を付けて使いたいな、と。
とは言え標準ズームが必要になることもあるので、TG-3とかNikon 1ボディに標準ズームとか、さらにコンパクトなモノで補えばいいわけです。
私にはわざわざでっかい標準ズームをメインで使うメリットがないのです。
というわけでE-M1はもういいや、と。でっかいくて重いから。
で。
いやあ、本当に久しぶりに量販店の店頭に行ってカメラを障っちゃいましたよ。
E-PL7。第一候補なんですが、webサイトを見てても一つだけどうしても解決出来ない部分があったので実機をチェックしに行ったんですよ。
それは稼働する液晶部分の質感とかデザインです。
いや、見に行って良かったですね。
もう少しでポチるところでした。
で、残った第二候補のGX7。
これにしようと思ったんですが、実はモデル末期なのに意外に安くないんです。
ボディ単体より20mmのキットの方が安いんですが、期待値よりかなり高い。
で、特殊なダブルズームキットなんていうのがあって、これは初めてμ4/3を買う人なんかにはマジでイチオシなくらいリーズナブルなんですよ。
標準ズームと望遠ズームがついて7万円台。
でもねえ。
私、どっちのズームレンズもいらんのですよ。
バラして売れば差し引きで本体は安くなるんですが面倒くさいわけで。
じゃあ、M10か? というと、M10はいいカメラだと思うんですが、なんというか、食指が動かないんです。
で、失意の中? で悶々としていたら、思い出したんですよ、アレの事を。
アレ……。
そう、忘れ去られたアレです。
PEN E-P5。
いやあ、発売当初は興奮したものです。
なのに今では記憶から完全に抹消されるような扱いを受けているE-P5ですよ。
ということでさっそくE-P5を前線に再投入。
中継ぎや抑えがボコボコに打たれてしまったので、ライトに回っていたエースが再登板するような、私の中ではそんなイメージでした。
EVF、あったら欲しいですよ。というかVF-4持ってますカラ付けられます。
でも、付けてみて思い出しました。
「でかくてウザイ」
なので付けなくてもいいや、と。
そう思うとEVFないわりにちょっとでかくて重いんですが、モノとしての質感がE-PL7の比ではないんです。性能・機能面から評価すれば、もはやまちがいなくE-PL7の方がもはや上でしょう。でも、使っている時の満足感は比較にすらならないんです。
つまり性能・機能の差を妥協できれば2年も前のE-P5の方が私はいいな、と。
で、電源オン。
「あー、そうだった」
Eye-Fiカードを使ったら、E-P5って撮影可能になるのに異様に時間がかかるんでした。M5-2なんかはその点天国的に速くなったんだな、と改めて時代の流れを感じます。
これを妥協することができれば、E-P5の返り咲きは確定なのですが、こればっかりはちょっと使って見ないとね。
まあ、Eye-Fi使うなよ、という話なのですが。
でもメインはGX7なので、E-P5がサブだと考えると我慢できるかな、とは思います。
という事で「さようならM5-2。お帰りなさいE-P5」というお話でした。