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★BROMPTONのオプションを決める(その1)

モデルは決定。色も決めた。
あとはオプションです。(初出:2014/01/12)

Y3の時はこだわりの自転車店の店主に「昔ちょっと乗ってたけど、MTBは初心者だし、お任せするから必要なモノは適当に付けといて」と丸投げしていたのですが、今回はさすがに自分で考えました。
取りあえず必要な前照灯とかなのですが、その前に今回はBROMPTON本体のオプションで必要と思われるものをいくつか。

まずは「イージーホイール
BROMPTONの特徴の一つとして、シートポスト付近にコロ、つまり転がし用の小さなホイールが付いています。スーツケースのアレを想像してもらえばいいと思いますが、そのコロ、標準のものはかなり小さく、転がり性能も低いというのが通説のようで、これを薄型で直径のすこし大きな「イージーホイール」に交換しました。
というか、交換して納車してもらうという話ですが。
ちなみにBROMPTON純正品です。
つか、最初からなぜ付けないのか? +αをせこく儲けるつもりなのでしょうかねえ?
多少ナゾです。

お次は「シートピラーエンドキャップ
これもBROMPTON純正品です。
一体何なのか? と申しますと、シートピラーの下側、つまりエンド部分に填めるゴムクッションです。
ガレージ付き一戸建てでなければ、ほぼ100%室内保管されるであろうBROMPTON。
シートを下げると、クリアランスがギリなので勢いでシートエンドがフローリングなどにガツンと当たって深い傷が付いてしまうわけです。というからしいです。
我が家はマンションで、ご多分に漏れず床はフローリングなので「あちゃー」となるまえの転ばぬ先の杖として装着。
床に当たるなら最初から付けておくべきパーツだと思うのですがね、これも。

続いてはバッグです。
バイク選びの最中にBROMPTONについて調べているうちにわかったのですが、BROMPTONは他のモデルと比べてもキャリングバックのシステムが優れているバイクです。
バッグなんてどうとでもなるじゃーん? と言うのはまあおっしゃる通りです。そもそもバイク側にバッグなど付けないという主義の方もいらっしゃる事でしょう。そう言う人にはまったくもって魅力的には見えない特徴なのでしょうが、私の様に「緩いバイカー」を目指して? いる人間にとって、BROMPTONのバッグシステムはとても魅力的に映りました。
具体的にはフロントのヘッドチューブに当たる部分にブリッジ(アタッチメント)を取り付ける事により、専用のバッグを「カチャ」っとワンタッチで装着&ロックできるというものです。
このシステムの利点は
1)着脱がワンタッチで手軽
 →せっかくのフォールディングバイクなのでバッグの脱着もササっとやりたいよねー
2)荷重はすべてフレーム側で、ハンドルに余計な重量がかからない。
3)バッグ側にあるフレームを活用すれば、ビジネスバッグなどの取り付けも容易。
と言ったところでしょうか。
特に2番は重要です。
私はスポルティフでもランドナーでもいわゆるフロントバッグを使っていましたが、それはハンドルに取り付けるものでした。
フロントバッグに重いものを入れるととたんにバイクの取り回しが重く不自由になります。
なのでできるだけフロントバッグには重いものを入れず、サイドバッグやサドルバッグ、あるいはリアキャリアなどに重量物を分散搭載するようにしていたのです。
今回BROMPTONを選ぶにあたって、リアキャリア付きを敢えて避けました。
リアキャリア付きのモデルの方が畳んだ時に安定しますし、転がすについても圧倒的に楽なんだそうですが、キャリアを使うような使い方はほとんどしないであろうという事と、優秀な専用のフロントバッグに入りきらないものはバックパックなどに分散させれば対応可能だろうと判断しました。
リアキャリアで1kgも重量が変わるというのがその理由です。
つまりほとんど使わない機能の為に常時1kgを背負うのは極めて非合理だという判断ですね。
BROMPTONに惚れ込んで、まかり間違ってロングツーリングなどを頻繁にする人になったら、その時は必要なものだと判断して後付けすればいいだけの話ですから。
さて、バッグに話を戻しましょう。
この純正バッグシステム用のバッグですが、純正・サードパーティ含めて結構な数があります。
が、取りあえず今回は純正品で選ぶ事にしました。
理由は即納品が欲しかったので店の在庫から選ぶ必要があった事、サードパーティ製の多くは「装着用フレームなし」である事です。
そう、本体ブロックに装着する為のアタッチメントがバッグ側に必要なのですが、純正品はフレーム込みのものを選べるのに対し、社外品だと基本的に純正バッグのフレームを「流用」するものが多く、一つは純正を買っておくべきだろうと言う素直な判断をしたまでです。
で、その純正ですが、こちらも種類が多くて悩みます。
一番人気は「S-Bag」というバッグだそうです。

これはフラップがベルクロで固定されているので交換して楽しめるらしいです。
限定車に標準装備されているS-Bagの多くはそのフラップを「限定車用のもの」にしてまさに「限定感」を演出しています。ブログなどを検索すると猛者は手作りでワンオフのフラップ作って楽しんでいるほど。
容量も20リットルだそうで、まあ常識的に考えて充分すぎるほどありますし、私も当初はS-Bagを考えていたのですが、店頭在庫にあった「C-Bag」というを見て、そちらにしました。

こちらはフラップが固定式で交換はできませんが、私の場合は「しないだろう」と判断。
そもそもフラップ単体に6000円も10000円も出すならフレームを流用して別のバッグ買うわ、みたいな?
で、フラップの取り付け方法以外のS-BagとC-Bagの違いですが、20リットルに対して25リットルと容量が大きくなっています。
これはサイズが違うからです。C-BagはS-Bagより9cmほど高さがあるんですね。幅もカタログデータ上は1cm違うようですが、まあこれは誤差の範囲でしょう。
とは言え容量でえらんだわけではなくて、決め手は色です。
黒一色のS-Bagに対し、C-Bagはフラップ部分がグレー。要するにツートーンです。
黒一色よりツートーンがいいかな、と単純に思った次第。
ちなみに値段はどちらも同じです。
これとは別にも色々とあって悩みますが、一つ目は外せばメッセンジャータイプになるバッグが使いやすいだろうと判断いたしました。
とは言え、実はT-Bagという35リッターもの容量を誇る純正最大容量のバッグが主に名前だけの理由で気になっておりますが。

もう一つ。
BROMPTONの工具を買いました。
工具といっても簡易のツールキットです。
ただし、よくあるヴィクトリノックスのアーミーナイフ風のバイク用ハンディツールではなく、これです。

なんというか、実用性とかそう言う見地からではなく、単にブツを一目見て惚れたというか。
これ、BROMPTON専用です。
どこが専用なのかというと、折りたたむ際に現れるフレームの穴にすっぽりと搭載できるようになってるんです。
BROMPTONの折り畳みアイコンも可愛いですよね。
実用性のあるキャリアの重量を嫌うくせに、ツールキットの重量をバイクに加えてどうするんだ? というツッコミは敢えて受けましょう。でも、これは「モノ」として欲しくなってしまったんです。
パッションです。
リアキャリアにはパッションは生じませんでしたので。

さて、ここまでは純正品。
ここからはサードパーティの製品です。
とは言え、購入時にショップでお願いしたのは専用品が良かったからです。
それは、BROMPTONの行動半径を広げる為に必須となる周辺機器。輪行袋です。
輪行袋というと、古いバイク乗りの私には、ランドナーを分解して包み込んだ、あのちょっと大げさな輪行袋がまず頭に浮かぶのですが、そこはBROMPTON専用品。
輪行袋と呼ぶにはあまりに簡素で小さくたよりないものばかりでしたが、ここはショップのスタッフオススメのものをチョイスしました。
BROMPTONですから、その特性を活かすべく純正の輪行袋も当然ながら用意されてはいるのですが、日本の特殊な輪行事情にはそぐわない製品なのです。
昔からランドナーで輪行してきた私のような人間にとっては常識だったことが、今はかなり緩く解釈されていたようで、アタリマエの事を再周知、徹底しているようなのです。
それは「バイクを輪行する時には完全に専用のバッグに入れて運ぶ」というもの。
なるほどBROMPTONはコロコロっと転がせるコロがついているので、この手のバイクがブームになって、それで駅構内を移動したりする人が増えた事、輪行が事実上無料になって(知らなかった!)、折り畳み小径車が溢れた事により、そもそも輪行袋に入れず裸のまま電車に乗る人が見られるようになった、等々で苦情が上がったのでしょうね。
それまでお目こぼしだった事が増えてきた苦情をムシできず、告知を行っている、と。
まあ、バイク乗りのマナーの悪さは本当に世界でも有数じゃないかと思いますし、仕方が無いのでしょうね。
欧米、とくにヨーロッパの先進国を旅行しているとわかりますが、バイクはそのまんま電車に乗せられますし、バスもOKな場合が多くてびっくりします。
それをもって「ヨーロッパだとそのまま乗せられるのに、日本は遅れている」なんて言うのは大間違い。
彼らはマナーがスバラシイですからね。
今のマナーレベルでバイクをそのまま電車に乗せてOKなんてことになったらそれこそケンカで死人が出ますよ。
バイク乗りはマジでワガママで周りの迷惑を考えない人が目立ちますから、日本ではそこのところに大鉈を入れない限り解放はムリだと思いますね。
件のJR輪行に関する注意のポスターなどをwebで見るとびっくりしますが、使われている折り畳みバイクが、BROMPTONなのです。
要するにBROMPTON狙い撃ちってヤツですね。
言い換えるとBROMPTON乗りはマナーが悪いということになります。
下手に転がせるから「オレのバイクはこうやって運ぶように作ってあるんだよ」なんて勘違いしてひんしゅくを買いまくっているに違いありません。
いろんなブログを見ていると、まさにそういう輩が多いのにびっくりします。
「パンクしたので履行して帰ろうと思ったけど、輪行袋持ってないのでゴミ用のポリ袋買ってそれに包んでOKだった」なんていけしゃあしゃあと書いている人とかを見るとJRのご苦労が忍ばれます。
私はああいうバイク乗りにだけはなるまいと思いますから、専用の輪行袋で完全に覆って鉄道に乗りたいわけです。
ただし、駅構内以外で他の方に迷惑にならないのであれば、できれば転がして移動したい(その後、JRではプラットホームなどでは転がしてはいけないという事が判明しましたが)。
なので、コロ、つまりホイール部分のみを露出できるようになっているモノを購入。
ショップのスタッフの方がその輪行袋を推したのもそういう機能があるからでした。
スタッフの理性的かつ合理的な推薦に感謝です。

イマドキ日本製というのも泣かせますね。
でもアレです。
尖った部分が多くて完全カバーしないと色々あぶないバイクを完全に覆うのは当然として、実際問題滅多に見ない輪行バイカーよりも異様に増えたコロのついたキャリーバッグの一般乗客の方がよほど迷惑だと私は思います。
多くの方は気を遣ってくれているようですが、他人の動きなど意に介さない乗客も多くて私もしょっちゅう引っ掛けられてます。
当然ながら客同士のいざこざも絶えないようですし、JRはじめとする各社はそろそろ大昔に決められたルールを頑なに掲げるだけでなく、トータルな考え方で新しいルールを作る努力をして欲しいなあ、と思います。
ええ、難しい事は承知で無責任に提言してます、はい。

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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