悩ましいことにBROMPTONは十種類以上のカラーが設定されています。
また、ショップが独自にオーダーしたツートーンカラー(もちろんたいがいは在庫のみのワンオフ展開)などもあって悩みます。
その悩みに拍車をかけるのが、通常カラーとカスタムカラーという区分。
通常カラーとはモデル毎に多少違いますが、売れ線と想定される3色展開で、それ以外は1万円のエクストラフィーを支払う必要があります。RAWカラーという茶色いラッカーで塗られたクリア塗装のモデルはさらに1万円高いようです。
つまり、BROMPTONは色によって値段が違うのです。というか純粋に色が違うだけで性能や機能が変わるわけではありません。
これも自動車と同じですね。
私の車もソリッドが基準で、メタリック系は特殊塗装代金として10万円を申しつけます、だそうで。パールなどメタリックより特殊な塗装はさらに倍、みたいな感じでしたっけ。
さすがに数百万円の車の場合は10万円程度の違いで色の選択肢を狭めたりすることはあまりないように思いますが、バイクの1万円はそれなりに分子として大きい気がします。
とは言え今回のお題目は「長く可愛がる(乗る)」なので、それぞれが在庫の中から気に入った色をチョイスする事にしました。
ショップに在庫があるP6Lは5色。系列店で取り寄せればあと2色ほどの選択肢があるようでした。
まずはこちらも同居人から先に選択してもらい、残りから私が選ぶという方式を(私の提案で)とりました。
「皆さん、色決めで一番長く迷いますねえ」とはショップのスタッフの弁。
店の中にずらっとならぶ折りたたまれたBROMPTONのを見ればさもありなんと納得です。
そのショップは本当に在庫が多くて、ハンドル形状、ギアの種類を問わなければ全ての色を実物で見られます。
気の良いスタッフのお兄さんはご親切にも折りたたんだ状態でDisplayしているBROMPTONのうち、在庫のP6Lを全色展開した状態で確認させていただきました。
同居人は実は実物を見に行く前の第一印象としては「オレンジのBROMPTONが可愛い」という意見でした。
が、在庫にはないとわかると切替も速く、選択肢の中からさほど時間をかけずにホットピンクを選択。
私は「お揃いの色構図その1」と「その2」を想定していました。
この場合同居人は「その2」を選択したので、私の色はこの時点で決定しました。
とは言え迷いがなかったかというとウソになります。ちょっとだけありました。
なので決めていたとはいえ、最終決定までには多少時間をようしました。
しかし、結果としては「その2」を素直に踏襲することにしました。
いやあ、マジで迷いますよ。
BROMPTONって基本的なカタチが可愛いからなのでしょうか、どの色もステキに見えちゃうんですよね。
同居人がオレンジを気に入ったように、店に実物を見に行く前段階では、私はセージグリーンが一番気に入っていました。
とは言えPCのディスプレイで見る色なので実物とはけっこう違いますからね。
で、実際にショップで見たセージグリーンは想像していたよりも少し「弱い」と感じたのです。
いえ、良い色なんですよ、セージグリーン。
でも、私が乗るには上品でおとなしすぎる感じがしたのです。
代わりにノーマークだったホワイトが魅力的に映りました。
白にしようかなあ、と考えたのもつかの間。
よく考えたら買い替えたばかりの自動車の色が真っ白なのですよ。
「白い車のトランクに白いバイクって、ちょっと絵的にどうよ?」 とか思ったりしたわけです。
というか、P6Lにはセージ・グリーンもホワイトも在庫はありませんでしたのでそもそもチョイスはできなかったわけですが。
で、「お揃いの色構図その2」とは「ビビッド篇」。
在庫5色のウチ、ビビッド系と私が判断したのは二色。そのうちの一つがホットピンク、もう一つがアップルグリーンでした。
ちなみに「その1」は「クラシック篇」で、レーシンググリーンとコバルトブルーの組み合わせ。
残る5色目は「ターキッシュグリーン」で、こちらはセージ・グリーンと同じパステル系に分類されていて、もしこれが選ばれていたら私はなんでもアリで残りから好きな色を選ぶ事にしておりました。
同居人がこれを選んだ場合、実はここだけの話、私はホットピンクにしていた可能性が高いです。別に、というか全然ピンク好きでもなんでもないのですが、BROMPTONのピンクってちょっと良いな、と思いまして。
あと、男性でピンクに乗ってる人も少ないだろうし、いいかも、と。
そんなこんなでめでたく色も決まり、チョイスしたホットピンクとアップグリーンを展開して並べてもらいました。
最終的に並べてみて自分達のチョイスが間違いないかどうかの再確認のような儀式でしょうかね。
で。
「うーん、どちらも色に力があっていいね」「並べるとパワー倍増で実においしそうだね」とお互い自画自賛?
ということでそのまま最終決定しました。
白い車のリッドを開けて見えるのはトランクの内張の黒。そこに並ぶキャンディー色のバイクって、ポップでちょっといいね、と思いました。
ブルーとグリーンだったら「シックでいいねえ」とこちらもそのままOKだったに違いありません。
まあ、どの色買っても満足いくのがBROMPTONということでしょう。