いや、ぶっちゃけ(←こういう言葉は私にとっては文語。通常の口語としては使わないなあ、というか、「つか」とか「マジ」とかも私にとっては文語ですな。ああ、そういえば顔文字なんて文語? の最たるもんですよね。改めて気付きました)、要するに、端的に言って「ティッシュ」と「ゴミ箱」の話です。
考えてみたらテッシュの行き先はゴミ箱です。という事は、この2つは切っても切れない関係にありますよね。改めて気付きました。
で、皆さんはこの2つをどうされているのでしょうか?
新しい車を導入した当初に、私はいつもこの問題に頭を悩ませます。
結果としてここ20年くらいは答えを出せぬままにティッシュ問題のみ解決し、ゴミ箱(袋)問題は消化不良のまますごしておりました。
具体的には、ティッシュについてはケースを車内の手が届く場所に設置。ゴミ箱は都度グローブボックスなどに常備しているレジ袋なりポリ袋なりに入れ、ドアポケットやバッグをテンポラリの保管場所として使っておりました。
まあ、明確にゴミ箱と言うモノを車内に置きたくない、という観点からそういう運用になっているわけです。
基本的に一人で運転する事はすくなく、助手席に人がいる場合が多いのでゴミ類は助手席に座っている人間が面倒を見る、という方法で特に問題は無かったわけです。
一方、テッシュはなんというか、必須です。ポケットティッシュではなく箱です。
なぜなら我が家はハナタレ家族ばかりだからです。
ええ、花粉症なんですヨ。
とは言え、ティッシュの箱をゴロンと車内に放り出しておくのは私の矜持が許しません。
外から車内を見られても目立たない所で、かつ運転席からアプローチできる場所に「ソレ」はないと困ります。
そういうわけでEVOQUEに乗っていた時は以下のようなティッシュボックスケースを以下のような場所(センターコンソールの後端)に設置して、それなりに満足しておりました。
ちなみにこのティッシュケース、マグネットでフラップが止まる構造になっていて、テッシュの飛び出し口を隠して於けるので外から見られてもユニオンジャックのオシャレな?バッグが目立たずひっそりそこにある、という個人的に理想的なシーンを演出してくれておりました。しかしその状態でティッシュを引き出すと引っかかりが大きくて破れてしまうという欠点もございました。
なので使用する時(というか運転中)はフラップのマグネットを開放し、ティッシュを取り出しやすくしておく必要があります。
ストラップを調整すれば、ポケットにアクセスするのにも問題ありません。
このバッグはフィッティングも良好で場所も運転席はもちろん、助手席からもそれなりにアクセスしやすく、後席の人のスペース的にも視界的にも邪魔にならないという点で自画自賛ですが「グッジョブ」だったと思っております。
さて地味子ことXC60に乗り換えた時に、気に入ったこのバッグを流用する事をチラリと考えましたが、そこは妙にマッチングというものをこだわってしまう私ですから「ユニオンジャックはないだろ、ユニオンジャックは」という事でお役御免と相成りました。
メソッド自体はOKだったので、同じモノでユニオンジャック以外の柄にしようと考えた私は入手すべくネットを漁りましたが……。
かろうじて「OKかな」と思われたチェッカー柄のソレは、在庫無しで納期未定状態でした。
まあ、この世をとことん検索したわけではないのでどこかにソレは存在していたのかもしれませんが、ティッシュケースを探すのに一時間も二時間もかけられるほど、余命が長くありませんので、イラっとして「もういいや」ということになりました。
実はEVOQUEのモノクロユニオンジャックのケースも、そもそもが「受注生産」でして、これは注文して待ちました。少々の時間はなんてことなく待てたんです。
だって、EVOQUEが納車されるまでに注文から六ヶ月という膨大な時間がありましたから。
今回の地味子の場合、注文から納車まで二週間もありませんでしたので、殆どが現物が来てから用意するような状況で、
「今欲しい。すぐ欲しい。即欲しい。明日? 待ってられるかべらぼうめ!」的な心理状態なのでありました。
ティッシュケースが見つけられずにいるうちに、同居人が言いました。
「ここでいいんじゃない?」
「ここ」とはすなわちグローブボックスのことです。
そう。
EVOQUEと違い、XC60のグローブボックスは広くて深くて大きかったんです。
薄型ティッシュケースなら、あの分厚いマニュアルケースを放り込んでも余裕。マニュアルケースだけで、あとあまり私物? を入れなければフルサイズのティッシュケースも余裕で呑み込む容量があるんです。まあ、そうは言ってもグローブボックスは特等席。何も入れないわけにはいかず、燃費記録用のノートやいざという時の携帯トイレ、いざという時の万能工具であるスイスアーミーナイフ、いざという時のLED懐中電灯、肌寒くなった時の膝掛け用フリースブランケット、ドライブ用サングラス、畳んだレジ袋、ペン、ちょっとした時に何かと使いでのいい大判マイクロファイバークロス等々を放り込むと、フルサイズのティッシュケースはムリで、薄型の箱ということになるのですが、それでもいろいろ入れてもティッシュケースが放り込んでおける容量があることが素晴らしいと思いました。
EVOQUEのグローブボックスは上部にマニュアルケース専用隠し棚? があるのはいいのですが、そのせいか意外に上下が薄くて奥行きがなく、記載したモノのうち、ティッシュケースはもちろんですが、メガネケースとブランケットも入りませんでした。
ちなみに日本仕様のEVOQUEの場合、マニュアルケースに車検証やら自賠責証書やらを挟み込むと、隠し棚? には入らない太さになっておりますが……。
そう言うわけでティッシュケースは暫定的に「グローブボックスでいいんじゃない?」案を採用しました。つまりティッシュケース用の専用ブースとして確保していたセンターコンソール後端部分が「空き地」になったわけです。そこで私は「ゴミ箱をここに見栄え良く置けないか?」と考えに考えた結果……。
このようなものを導入しました。
EVOQUEと違ってXC60 T5 SEはコストダウンというかグレード格差をオーナーに見せ付ける為に、この部分にポケットや棚のようなものが存在せず、非常に残念……なのですが、言い換えると後顧の憂い無しにこういう「がばっと覆う」ものをぶら下げることができるわけです。
(この部分、他国のモデルなどではオプションで棚やペットボトルホルダーなどがあるようですが……)
ちなみにアームレスト部分を180度押っ広げると、後席の人用のトレイにはなるロジックとなっております。
残念ながらモノクロスウェーデン国旗柄は見つけられませんでしたが、代わりにスウェーデン繋がりで、THULEの車内用ゴミ箱(袋)が見つかりました。付けてみるとぱっと見ツライチ的に見えてなかなかです。フタはフラップタイプで、マグネット留めになっていて、ワンタッチで利用可能。一人乗りの時にもアプローチしやすい場所ですし、外から見てもおよそゴミ箱とは思えないステルス性もあり、現時点では満足度が高い状況です。
ブツとしてはもともと前席の座席裏にヘッドレストのアジャストバーに引っ掛けてぶら下げて使うモノなので、長さがそこそこあります。でも個人的にはシート裏にモノをぶら下げるのはちょっとみっともない気がして好きではありません。なのでセンターコンソール後端なのですが、XC60の場合、幸いな事にセンターコンソール後端からフロアまでが結構な距離があり、余裕を持ってぶら下げることができました。多少床についてナナメになっても問題無いと考えていましたが、付けてみるとさすがSUV、というスペース的な余裕を感じる結果になりました。
なお、ブツですが「THULEと言えばクランプとベースとルーフボックスでざっと20万円超」というイメージがあるものですから「どれもこれも高価」だという先入観があったのですが、コレはなんと2000円台。
もっともそのお値段ですから製品自体は「それなり」です。どう見ても中国製品、という仕上げです。THULEのネームもちっぽけなタグがあるだけなのでよく見ないとわかりませんから、ぱっと見たら無印製品と変わりません。まあ、THULEというマークが入っていることがそれなりに重要だったりしますので、個人的にはこれで2000円台なら超満足です。
ということで、ティッシュケースとゴミ箱難民の方々の参考になれば……ならないよね。(・ω・)