やっぱりまだまだです。
前回「シフトアップは問題無い」的な事を書きましたが、とんでもない。訂正です。
シフトアップもスムーズとは言えませんね。
枯れた6ATと出たばかりの9ATでは調律の完成度が違うのは仕方が無いところでしょう。
9ATから6ATに乗り換えた時に本当にホッとしました。
もっとも、こういうのは比較するから気になるもので、それだけ乗っていると慣れちゃう部分が大きいのでしょうね。
自動車ヒョウロンカが色々言ってるのも同じで慣れが解決するものが多いとおもいます。問題は慣れで解決できないほどひどいかどうか、慣れで解決するような問題なのかどうかを見極めることでしょうか。
9ATのマナーはたぶん今のATでもレベルの低い方でしょうが、慣れで解決できるレベルだと私は思います。
通常はブレーキから足を離した瞬間に再起動ですが、この際に結構な揺れを感じます。アクセルを踏むまでのほんの少しの間ですが、「昔懐かしのディーゼルかよ?」と思えるレベル(個人の感想です)。
つまりイマイチ。
次に、アイドリングが止まっていて、停止が長いためにバッテリ保護の為に停止した状態でエンジンがかかる事があるわけですが、この時がマジでひどいです。
大げさに言うと「あれ? いま後に何かぶつかった?」的なショックが走ります。これは慣れで解決できるのかなあ、というレベルで毎回イラっと、そしてこのクラスのクルマに? とクラっと軽く目眩が起きるレベルです。
調律途中で製品にしてしまったマネジメントシステムの責任者はマジで減給すべき。
これはね。
もう、笑っちゃうくらい違うので、これから買う人は血反吐吐いてでもop装着すべき。この乗り心地の差がオプション金額代で賄えるのならマジ大出血サービスだと思います。
それくらい違うんです。
勘違いしないでいただきたいのは「ダイナミックモード」との比較ではなく、どちらも通常モードでの比較という事です。
これも2014 Prestigeと私の2013 Dynamicマグレライド付きから乗り換えてタイヤが1転がりするだけで違いがわかるレベルです(ちょっと盛りました)。
やっぱりあのでかくて重いタイヤホイールを17インチが標準のこのクルマのコンベンショナルなサスで賄うのはムリがあるんだと思います。
PUREの17はマグネライドありの方がそりゃあいいですが、op設定がないのでムリ。でも17インチだと構造的なコンプライアンスもあるし、そもそも軽いので気にならないレベルではないかとおもいます。17インチの方が燃費もいいのでいい事づくめだと思います。20インチなんてカッコの為の見栄ですからねえ。人の事言えませんが。
で、マグネライドについてはもはや私は結論をいいます。
★マグネライドはEVOQUEに必須装備。ないなら乗り心地は諦めろ。
です。
乗り心地改善を目的にダンパーなどを換えるより、乗り心地なら絶対にマグネライド。ダンパー換えるより安いと思われます。純正だし保証もきくしね。
以上。
で、2014モデルと2013モデルのどっちがいいか、という話ですが……。
マグネライドは年式関係ないので、要するに9ATと6ATの差と付随機能の差になりますが。
これも迷いなく、私の結論は決まっています。
ええ、フィーリングはイマイチ、というか現代のレベルでは積極的に悪いといっていい完成度の低さですが、それでも私は慣れる自身があります。
カタログを眺めていると、赤を買うつもりだったのにイメージカラーの白が最高だな、と思ってしまう程慣れる人間なので。
そんなことより燃費ですよ、燃費。
いいですか?
私の標準生活モードにおける2013モデルEVOQUE Coupe Dynamicの平均燃費は、5.9〜6.0km/lくらいです。
しかし、9ATを積んだ2014年EVOQUE Prestige号はなんと7.7-7.9km/lもの数字をはじき出したんです。
車載CPUが天然ボケカマしてなくて同じものだという前提ですが、要するに30%近くも実際は燃費がいいんです。カタログデータの差以上です。
私の走行パターンはゴーストップが相当に多いので、たぶんアイドリングストップ機能が主に貢献しているのは間違いないのでしょうが、この差には愕然としました。
というわけでここはドボルザーク風に言ってみよう。
「諸君、脱帽したまえ。9AT君だ!」
そう言うわけで2012年モデルおよび2013年モデルにお乗りの諸君!
ここは一つ2015年に乗り換える時期ではないだろうか?
ミリ波レーダーのACCやトルクベクタリグ搭載の第5世代ハルデックスカップリングに縦列駐車アシストなど、世代が完全に一つ変わっている事だしね。(・∀・)
あ、アダプティブ・ダイナミクス(マグネライド)は忘れずに必ず付けよう!