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★極私的「サドルバッグをはじめとするロードレーサー・ライフ? におけるバッグ事情の変遷」その5

トップチューブバッグ再び。そして再び。(初出:2017/07)

第五期:ロードレーサー購入後、それから ~壱~

ロードレーサーでそこそこ走ってみて少し利口になりました。
それは「私にはブルベとか、ムリ」と理解したこと。
本当に私、高校時代にびわ湖一周(家から自走で240km)を3回やったんです。
でも、現在の体たらくを見ると実は自分の記憶が改ざんされているんじゃないのかしら? とマジで悩むほど。
それほど脚力も体力も、オマケに気力も無くなっていました。

そう言えば冬に雪で道路閉鎖されている道を自転車を担いで何キロもラッセルして峠越えを果たし、京都の北山から福井まで強行サイクリングとかもしてましたっけ(帰りは輪行)。
うーん、あの頃の私ってちょっとした「化け物」だった気がしてなりません。
今同じ事をしたら途中で遭難ですな。凍死。
だって今は無風、平坦路であっても、25km/hを維持するのもムリ、というか出来ません。
22km/h巡航でやっと、みたいな?
登りなんか36T×32Tのいわゆるインナー・ローをケイデンス45くらいでヒーコラ回して、下手するとトレーニング中のランナーにすら抜かれる速度しか出ないという体たらく。

なので「そもそもブルベとかヒルクライムとかやってるヤツって真性のMじゃねーの?」派に華麗に転向しました。
サイクリングとは、苦しむものではなく、楽しむものである」という名言を作った私は、流派としては「快適のんびりライド」指向一本で行く事にしました。

そんなこんなで2シーズン目になると、ロードレーサー導入初期にいろんなバッグを使った経験もあって趣味指向というか自分なりの好みが確立してきました。

まず、APIDURAをはじめとする大型サドルバッグについては「あれはないわー」で決着。


そもそもブルベへの挑戦については戦略的撤退(身の程を知り戦う前から敗北宣言をしたとも言う)をしましたし、ロードレーサーによる泊まりがけのツーリングなんかもとてもじゃないけどやってられないと判断。
なのであれほどの大容量のバッグは必要無くなりました。
そもそもあの手の巨大なサドルバッグを付けて走ると、ライドに集中出来ません。だって立ち漕ぎするとグラグラ揺れて重心がぶれるんですよ。左右に振られるというか。あれ、ちょっと危ないと思います。
なので大容量サドルバッグについては真っ先に「いらねえよ、ペっ」となりました。

補給食用のハンドルバッグですが、最初に手に入れたsuewのshari-Pocketが不良品でして、ステムに巻き付けるベルクロを保持する部分がほつれてダメになりました。
suewに連絡を入れると対応鮮やか、即、良品に交換してもらえはしたのですが、結局一度外しちゃうと、特になくてもOKであることが判明。


なのでその後は何となく使わなくなりました。
まあ、そもそもカッコいいわけじゃないですしね。

トップチューブバッグは既に述べたようにスマートフォンを天面に入れて使うタイプになると幅があります。すると私のペダリングだと膝に当たるんです。ものすごく不快で、装着して即、オミット。というか使用一日目、いや数分でとりはずし、サドルバッグに放り込んでしまいました。

が、目の前にバッグがあるというのは非常に快適なので、私としてはこのトップチューブバッグは捨てがたく、何かいい手はないかと足掻きました。
具体的には代替品の選定作業、要するにネットサーフィン(死語?)です。

ようは最初に買ったリュウドのアレとは違う考え方のもの、つまりペダリングの邪魔をしないタイプであればいいわけです。
常識的に考えたのが「スリムなタイプなら使えるだろう」って事ですね。
スマートフォンの画面を常時みやすくしたい、なんて考えるから幅が広くならざるを得ないんです。そんなもの見えなくてもいいじゃん、という前提を覆す事で候補を探すとこれがけっこうありました。その中でで気に入ったものを見つけ、再導入しました。
スマートフォンはどうでも良くて、内部に入れるのはデジカメと、google MAPの代わりにコース図なんかを印刷したモノを入れておく事に。
地図は信号待ちとか休憩時に見ると非常に便利なんです。なんでもかんでもスマートフォンとgoogle MAPでいいわけじゃなくて、即時性、サイズによる閲覧性や俯瞰性などで紙のMAPの方が数段便利ですからね。

で、新たに導入したトップチューブバッグとは、台湾はTOPEAK社のfuel tank L(カタログデータによると150g)サイズというアイテム。


まあ、トップチューブ=オートバイの燃料tankってことで、そういう名前にしたのでしょうね。つまりオートバイでいう「タンクバッグ」ってヤツ、アレの自転車版ということで付けた名称で、それがなんとなく私のこころの琴線にも触れてチョイス。
結構長くオートバイでツーリングを楽しんでいたライダーでしたからね。

で、TOPEAKのこれは基本的にはなかなかのスグレモノでした。

 1)止水ジッパー仕様でちょっとした雨でも安心
 2)内部がイエローでモノが探しやすい


 3)内部にはベルクロの仕切りがあり、整理がしやすい
 4)側面にメッシュのポケットがあり、ポリ袋を畳んで入れておいたり、小さなサプリを忍ばしたりと、これが地味に使い勝手がいい


 5)モバイルバッテリを入れて外部のサイコンあたりに給電する際、ケーブルを引き出す穴が空いている

幅もリュウドのものより狭くて、フレームのサイズ+α程度なのでペダリングの邪魔にはなりませんでしたし、やっぱりこの場所はアクセスがいいのでいろいろと便利。
しかし……いかんせん私のバイク側に問題が。
実は私のバイクのトップチューブの形状がこの手のトップチューブバッグには不向きなんです(断面図が△だから収まりが悪い)。すぐに傾くんですよね。
そうなると持ち前の神経質さがアダになり、イライラするのでこれも使わなくなりました。

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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