アレですよ。
自動車通勤の場合は135判フルレームの重厚長大一眼レフでもフェイズワンでも、交換レンズも300mmF2.8でも600mm F4でもなんでも持って行けるのであえて「通勤カメラ」と呼ぶ意味はないのです。自動車通勤している人と通勤カメラとか語るのはミニバンしか乗ってない人とELISEでキャンプに行く人(行ったなあ(・∀・))がキャンプグッズについてを語るようなモノですからね。もはや異文化交流と言った方がいいかもしれませんな。
つか「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」系っすね。
閑話休題。
私の通勤鞄に入っているカメラというのは、ある一台を軸にして、二台持って出る場合もあれば三台持って出る場合もあるんですが、あくまでも軸になる一台を「通勤カメラ」または「通勤鞄カメラ」と呼んでます。
そもそもGRは初代GR Digitalからずっと、その軸になる一台でございました。
ただし、まあ、いろいろあって私のチーム? には「不動の四番バッター」なんて居ないんです。まあ、単純に飽きるわけですよ。
それでも珍しく飽きずに使っていたのがOLYMPUSのSTYLUS TG-4 Tough。
コレ一台あればもう何とかなる、という感じの便利品なんですよね。
ELISEでキャンプに行くときのカメラとか、コレ一台で決定、みたいな。
で、まあここに来て恒例の新型カメラの発表ラッシュに入ったことにより、富士フイルムのX70がいいな、なんてちょっとだけ思ったわけですよ(詳細は過去エントリを参照)。
まあ、スペックを見るとX70は私にとってゴミカメラである事が判明、というかX70買うくらいなら手持ちのGRⅡの方がよっぽどいいよね、ということに思い至ったという感じで。
まあ「GRⅡの事を思い出した」と言った方がいいかもしれませんね。
なので防湿庫の奥で鷹の目ロッコールなんかと一緒に惰眠を貪っていたGRⅡを引っ張り出し、「久々に通勤カメラに返り咲かしてやろう」と思ったわけでございます。
TG-4の撮影自由度が100とするとGRⅡにする事でその自由度は15くらいに一気に下がるんですが、GRⅡを使うというのは「不便さを楽しむ」という部分が多少なりともありますので、わかって上で使うので問題はありません。
いや、問題はあるんですが、その問題を問題と感じてイラっとして地面に叩きつけたくなるまでは使ってやろうという感じで返り咲きです。
購入直後に一度通勤鞄カメラになっていたものの当時も使っていたTG-4から換えたとたん、「地面に叩きつけたくなった」ので防湿庫に放り込まれていた事は当然覚えていますが、あの頃より私はオトナになっています。多少の事ではイライラしない……はず。
というか、TG-4と比べるからイラっとするんですよ。
欠点ばかり見ているからダメなんですよ。
なのでGRⅡの長所を積極的に楽しむという方向に自分に暗示をかけて使ってみようかという感じでございます。
取りあえず、気分を変えるためにストラップを変更。
以前は長い革紐と短い革紐を付け替えるだけでネックストラップとハンドストラップをワンタッチで切り替えられる両吊りのやつ(因みにムリ言って作ってもらったヤマダ(じゃないですよ?)・オリジナル)を付けていたのですが、通勤カメラにネックストラップとか使う事は無いので単純なものに変更しました。
・現行ストラップ(輪っかは木製。実は気に入って紐の色と木の素材違いを十個ほど持ってまして、ケータイとか他のカメラとかにも使用してて、気分によって時々付け替えてます)
そう言えば私のGRⅡは「専用限定本革ケース&専用限定本革ストラップ&グリーンのリング付きの初回生産限定セット2000台」とやらを買ったんですが、結局使っているのはリングのみ。
専用本革ストラップとやらは時計のベルトを模したとかで、金属バックル付きのゴワっとしたやつなんですよね。で、「カメラに金属使ったストラップ使うとか、頭おかしいんじゃないの?」と思っている私にはゴミ同然の価値。
また、専用の馬革? ケースに至っては「この手のカメラってさっと撮りだしてサックリ撮るものだろ? 紐巻のケースとか頭おかしいんじゃないの?」と決めつけている私はこちらも未使用。
結局私にとってほぼ意味のない限定セットでございました。(´д`)
でも「頭おかしい」から「限定」とかに弱いんですよね。
で、しばらく復活使用してみての感想を備忘録的に。
◆わかっちゃいたけど、いや考えた事オートホワイトバランスが何しろダメ過ぎで萎え萎え中。
外では普通にそれなり(目くじらを立てるようなことは何もない)んですが、人工光が相変わらずまったくダメですね。
他社に対して4年は遅れてると思います。
「そこはプリセット選ぶとかカスタムWB設定するとかして使いこなすんだよ。道具ってなそう言うもんだ。常識だろ」
と【GR信者】には言われそうですが、GRⅡって「最強(笑)のスナップシューター」なのにいちいちWBとかその場で取るんすか? と言いたい。
あ、一応GRⅡの弁護をしておきますと、カスタムWBをとる事自体は比較的簡単ですけどね。
◆ちょっと暗くなるとAFが遅くて迷いまくるのも「ああ、そうだったなあ」と。
TG-4の方がよほど「最強(笑)のスナップシューター」だな、と。
でもまあ、画質は比べものにならないほどいいので、それだけがGRⅡのレゾンデートル……ってわけでもありませんが、やっぱり【信者】で【もっている】カメラだな、と思います。
因みにこの写真はカスタムWBを取ってから撮ったもの。
2016年用の私のマグカップ。
いつも1月1日に、その年に使うマグカップ(とちょっとした食器)をポーランド食器屋さん(ケルセン)で選んでおります。
後ろのヤカンは「もうこれで沸かしたお湯じゃないと」的なシリットはシラルガンのポット。
ティファールの電気ポットなんかで湧かしたお湯とは味が全然違うんですよね。
ということで、復活して二週間以上「通勤カメラ」の軸としてもってます。
イラっとする事は多々ありますが、地面に投げつけたくなるほどではありません。
私もかなりオトナになったなあ、と実感する日々でございます。
あ、昨日GRⅡのLimited Versionが発表されましたけど、買いませんよ。
実は出たら買う気満々だったんですけど、色がシルバーになっただけの手抜き限定版だったので。
これが頭のねじがちょっとぶっ飛んでる画家の絵が描かれてるドピンク塗装の限定版だったりしたら買ってたんですけどね。
GRシリーズって、発売の翌年に限定版を出して、その翌年にモデルチェンジというパターンを守っていますが、今年が一番地味な限定版のような気がします。
ブルーに金の天使柄の「頭おかしいんじゃないの?」versionが最高でしたな。(・∀・)