ちゃろー(・∀・)
暑いっすねえ。
熱帯雨林は蒸散と雨林ってくらいで雨がよく降りますから実は気温はさほどでもなくて、絶対日本の夏の方が暑いっしょ? 温帯とかおかしくね? みたいなツッコミを入れたくなる夏期休暇前の最終出勤日の私ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
ということで「今日も猛暑日! 水分をこまめに」なんて冷房がガンガンに効いたスタジオのお姉さんに注意されても「お前に言われてもなあ」みたいにビミョーな気分になる方もいらっしゃることでしょう。
私だけかもしれませんが。
まあ、いいです。
とにかく水分補給です。
冷房の効いた部屋にいても水分補給はしないとダメなんですよ。
なのでニュース番組のお天気のお姉さんのいう事を斜に構えて聞いちゃダメなんですよね。反省。
ロードバイクで坂道下るだけならアレですが、平地も登りもペダルを漕ぐ、つまり普通のロードレーサー乗りは(ミニベロでも一緒ですけど)こまめに水分補給しないとダメなんです。
いや、坂道下るだけでも水分とらないとダメなんですけどね。
かと言ってコンビニで休憩がてら買ったキンキンに冷えた冷たい水をドバーって一時に大量に飲んだりしたら内蔵やられますからホドホドにね。
で、サイクルボトルです。
サイクルボトルというと、ボトルケージに入れるヤツですね。ボトルケージの言わば中身です。いや、中身は水とかスポーツドリンクとかお茶ですけど、ボトルケージ的にはボトルが中身だということでひとつ。
サイクルボトルにも色々な種類がありますよね。
そこで私はいつものように色々と考えました。
そしていつものように結論を導き出すことに成功したわけです。
すなわち
「サイクルボトルには2種類しかない」と。
1)保温できるボトルと
2)保温できないボトル
この時期は保温というより保冷と言うべきでしょうか。
ただね、ビミョーなボトルが中にはあるんですよ。
「二重構造で保温効果が云々」とか書いているヤツ。
いえ、私のメインボトル(?)がそういうヤツでして。
見た目はただのプラボトルですが、プラの部分が二重になってて間に空気の層があるんですよ。でも真空とかじゃなくて空気の層なんです。
そう、「そう」なんです。
その空気の層自体が熱いと保温はOKでも保冷とかムリじゃね? と思うんです。
で、実際に使ってみても「保冷?何ソレ?」レベルです。
なのでこの手の嘘っぽいプラの、「保冷するかも?」系は「保温できないボトル」という範疇に入れておきます、私的には。
まあ、そういうわけなので、ここでバイクのフレームにボトルケージが2つある事の幸せを噛みしめる私です。
つまり一つには保温ボトル。もう一つには保温できないボトルという感じで2種類のボトルを装着できるからです。
いえ、両方保冷ボトルに冷たい飲料を入れる方がそりゃあいいんですけど、重いじゃないですか、ステンレスの真空二重ボトルって。アタリマエのコト言うようですけど。
せっかく「ペダルで60g軽量化。スキュワーで90g、さらにサドルで100g計量化。合計250gも軽くなったぜ、ヒャッホー!」とかやってて、ステンレス保温ボトルでプラス250gとか、もうね。
あと、直接的には「カーボンボトルケージで21gだぜ!ふなっしー!」とかやってて、そこに入れるのがステンレス保温ボトルとかも何やってんだか感が溢れますしね。
だったら二つともノーマルノプラボトルにしろよ、という話ですが、そこはそれ、飴と鞭というか、ちょっとした潤いというか、本音と建て前というか、大人の事情っていうヤツですよ。
で、また考えました。保冷ボトルとそうじゃないボトルの使い方です。
1)保温(保冷)ボトルにはアイソトニック飲料系(ポカリとか)を入れておく
2)普通のボトルには水を入れておく
という感じで。
10-15分ごとに、つまり「こまめにとる」水は多少温くても問題無い、というか体にとってはむしろ温い方がいいとも言えます。
で、アイソトニックでポカリなスポーツドリンクとかオレンジジュースとかは冷えてないとマズいので保冷しましょうや、と。
これはまあ水と水の合間とか、30分とか40分に一度ゴクゴクっと。
ちなみに私「ホットポンジュース」は結構好きですが、さすがにコンビニで買ったポンジュースを保冷しないボトルに詰め替えて、ヌルいソレを飲む嗜好はございません。
まあ、前振りが長くなりましたが、現在使っているボトルの紹介です。
もっといいサイクルボトルがあるぜ、というツッコミを期待しつつ紹介しておきます。
たかがサイクルボトル。色とか柄とか容量とかで適当に選べばいいじゃん、と言う人もいるでしょう。
そんな人を私は否定したりしません。
だがしかし。
私には一つだけ譲れないポイントがサイクルボトル選びにはあるんです。
それは、
「飲み口が露出していないボトル」
コレです。
普通のサイクルボトルって、いわゆる「噛み出し」式じゃないですか。飲み口を空けるのに噛んで引っ張ってボトル押してチューとかやる感じじゃないスか?
その飲み口が噛み出し方式なのがイヤなんですよ。
だってばっちくないですか?
口に直接入れる部分がそのまんま晒されてるんですけど、皆さん気にならないのでしょうか?
いや、気にならないから使っているのでしょうし、そんなの気にするのは私くらいかのかもしれません。
でも気になるモノは気になるんです。
だって晴れている日も空気中にはいろんなモノが浮遊しているじゃないですか。
排気ガスとかトラックのパティキュレートとか、自分のバイクのタイヤが巻き上げるホコリとか砂とか。
ホコリや砂だと思っているソレは、実は乾いた犬のフンとか鳥のフンとかネコのフンとか人間のフンだったりする可能性があるじゃないですか。犬のおしっこがかかって乾いたあとのホコリとか砂の場合もあるじゃないですか。
それが飲み口の周りに見えないけど付着してるとか考えると安心して飲めますか?
晴れの日はまだ目に見えないので見えなければオッケー理論がまかり通る可能性が高いですが、雨の日とかモロに水分が付着しますよね。ロードレーサーとか泥よけないですし、前後輪が路面の水を巻き上げて、飲み口に付着する可能性高いですよね?
その跳ね上げる水の中には溶け出したフンとか尿が混ざっているわけですよ。
ボウフラがいた水たまりの水が混じっているわけですよ。
いえ、笑い事じゃないんですよ。
ツールの選手とかも、雨の日って他車のバイクが跳ね上げた水が口に入って、ギョウ虫とか寄生虫が発生して体調崩してリタイヤする事が結構あるらしんですよ。
田舎の道とか家畜の糞尿だらけでしょうし、ドブとか溝の水が道路に流れ出してたりしたら、そりゃあそんな事もあるでしょう。納得出来る話です。
ね?
考えるだけでぞっとしますよね。
なので私が使っているのはこういう感じで、プッシュして始めて飲み口が出てくるタイプです。
基本的に片手操作可能である事が前提なのは言うまでもありません。
プラの方は650cc、ステンレス保温ボトルが500ccです。
コンビニで買うペット系はだいたい500なので保温ボトルが500ccであればまあOKかな、と。
実際の使い勝手ですが、プラボトルの方はまあ、普通です。
保温かも? 系ですが、まさに「?」くらいの能力です。
問題はステンレスのボトルの方。
写真で見ての通り、コイツはちょっと長いんです。
Amazonでポチって届いたのでさっそく使ってみたところ……
・口はまあまあ広口系で氷を比較的入れやすい ← 重要
・パッキング(パッキン)が外しやすく、分解洗浄が楽 ← 重要
・メーカー不肖? で保温力は期待していなかったけど、充分でした。バイクの場合、ボトルに何時間も入れておくということはアリエナイ(500mlだと、たいがい1時間以内で消費すると思われます)ので、少なくともバイク用としてはまったく問題無し。通勤にも何度か使用しましたが、家から入れていった氷が午後3時でもまだ残っていましたので充分でしょう。
という事で、ここまでは問題無し。
懸念事項はバイクに実際に積載した場合です。
先ほども書きましたが、ロードバイクの場合、ボトルを装着する場所はたいがい2カ所です。
ダウンチューブとシートチューブ。
ここで問題になるのがトレンドと言うヤツです。
昔はいざ知らず、最近主流はスローピングタイプのフレーム。クロモリ・ホリゾンタルLOVEな私ですが、実際に買ったのは日和ったスローピングでした。
ご存じの通りスローピングの場合、シートチューブ長が短く、ボトルケージとトップチューブとのクリアランスがあまりありません。もちろんフレームサイズに依りますが、ホリゾンタルタイプと比べたら相対的には短いのは確かです。
そこで問題になるのが、
1)ボトルの長さ
2)ボトルケージのロジック(まあ、形状と言ってもいいでしょう)
2)を先に考えましょう。
ボトルケージには大きく分けて2種類あります。
真上からボトルを出し入れするように出来ているもの(スタンダード)と、左右どちらかから取り出すようにデザインされたものです。もちろん例外はありますが、ややこしいので割愛します。
で、です。
私の使っているボトルケージ、既にご紹介したようにミノウラのアルミパイプものと、TOPEAKの可変ものですが、これらはどちらもいわゆる「上出し」タイプです。ある程度引き出してから左右にずらして取り出すタイプで、左右の別はありません。そういうロジックのモノなのです。
そして実は私はミノウラのものをダウンチューブに、TOPEAKのモノをシートチューブに取り付けていたのですヨ。深い意味はなく、です。
そして実戦投入しました。
既に書いた通り、長いステンレスボトルはシートチューブ側のケージには入りませんでした。トップチューブと干渉してしまうんです。
ちなみに私のAVANTのフレームサイズは530です。日本人的にはもっともポピュラーなサイズじゃないかと思います。
つまり多くの人はここに「上出し」タイプのボトルケージを装着していたとしたら、このステンレスボトルは入らないということになります。
そういうわけでダウンチューブに装着していたミノウラのシンプルなアルミパイプのボトルケージにステンレスボトルを装着して、がっしり保持されているのを確認した上で、走り出したのです。
走り出してすぐに「ああ、そうか」と思いました。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタと音がするんです。
ええ、ボトルとボトルケージがどこかで擦れたり当たったりする音ですね。路面が鏡のような状態だとこの音は出ませんが、普通の道路だとまず出ます。出まくりです。
そういうわけでその日はカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタという音でイライライライライライライライライラしながらライドを終えたのでした。
帰ってボトルとボトルケージを見たら、見事にボトルケージの塗装が剥がれてステンレスボトルに付着しておりました。
「どちくしょー」
です。ええ、私に対しての罵詈でございます。
ダウンチューブにTOPEAKのボトルケージを使ってさえいれば、アチラはボトルとあたる部分が全部プラなので音もしないし塗装が削れることもなかったでしょう。そもそもTOPEAKのケージは塗装がないし。
そんなわけで写真のようにケージを入れ替えて、今は平和なサイクルボトル生活を送っています。めでたしめでたし、というお話でした。(・∀・)
でもあれですよね。
ボトルケージ3つ欲しいよね?
次回は3つめのボトルケージ、のお話……にはなりません。構想はしておりますが……。
まあ、とにかく私のロードレーサー周りの小物達は着々とfixしております。