今回おすすめするのはあまりにも有名な「あの」ゴリラポッドではなくて、JOBYの公式サイトに行っても探すのに時間がかかる? かわいそうな子。その名もmicro Tripod。
因みにこちらが「あの」Gorilla Pod。これはかなりゴージャスなVersion。
まずはスペック。
商品サイズ :19mm×66mm×15mm
重量 : 26g
最大搭載重量 : 250g
材質 : アルミニウム亜鉛合金、シリコン(ねじ部:切削アルミニウム)
26g!
軽い。(・∀・)
でもって小さい。
あと、手軽に広げられて一瞬で畳める。
そう、何と言ってもその「ステルス性」と「簡便性」が高次元で融合している点が素晴らしいと思う私です。
TG-5に取り付けるとこんな感じ。
これだと取り付けたままでもさほど鬱陶しくなくないですか?
日本語、変ですか?
じゃあ、書き直しましょう。
「これだとつけたままでもさほど気にならないでしょう?」
なんというか、カメラをほんのちょっと固定したい時ってないですか?
例えば二人で記念写真撮ったりしたいときとかは定番ですが、旅先なんかだと夜景や夕景などでスローシャッターを切りたい時とか。
自撮りもいいですけど、いつもいつも手を伸ばして顔がアップの写真ばっかりで楽しいですか?
いや、楽しいんでしょうけど。(´д`)
腕やロッドの距離じゃなくて、ちょっとディスタンスのある、構図に凝った写真とか、誰も頼める人がいないような場末の観光地で見つけた「顔出し」を撮りたい時とかないですかね?
あんまり三脚を持ち歩かないと思うので、例えばこういう平らな所に置くとしてもしたがコンクリートだったりするとカメラの底部がスレて傷だらけになるじゃないですか。
そういう時は何か「台」になるもの、ハンカチとかタオルとか帽子とかそういうので固定して撮ったりしますよね。
でも望む仰角が得られなかったり、そもそもハンカチとかタオル、それでもう使えなくなるじゃないですか。
そんな時! このJOBY Micro Tripodがあれば、きっとお役に立つに違いありません(私はお店の人か(・∀・))。
こうやってぱぱっと足を広げれば結構安定します。
装着方法ですが、ご想像どおりでクルクルってねじ込んで、最後はコインでグイっと固定すると吉です。締め付け過ぎるとカメラが潰れますが、それは他の三脚と同じなのでご安心? を。
さらに少しだけではありますが、角度調整も可能です。欲しかった仰角がバッチリ。(・∀・)
オモチャにしか見えないのにけっこうよくできてるのはゴリラポッドと同じですね。
さすがはJOBYと言うべきでしょう。
そうそう。三脚を使う場合の足の位置の基本は、前1本、後ろ2本です。
これ、テキトーな人が多いですよね。前2本の人とかけっこういます。
まあ、軽いカメラだったらどうでもいいんですが、長玉を取り付けたフルフレームの一眼レフなんかを据え付けるとき、前2本、後ろ1本とかにしちゃうと前に倒れちゃう可能性がありますので、一応基本の形とその形の持つ意味は知っておくべし、でございます。
その上で地形やスペースその他の問題で基本の通りに設置できない場合は、リスクを認識した上で運用すれば宜しいかと。
で、このMicro Tripodは相対的に三脚よりカメラが重いので、定石に沿った形、すなわち前1本出し、後ろ二本出し的に使うのが吉かと思います。
三脚を使えばトビラの画像のようなカメ型の石のアタマに置いても安定しますし、こういう球状のものでも三本足なら完璧です。四本とか五本とかだと完全なる球ならいいのですが、実はそれ以外は苦手。イビツだったりカメのアタマ的なものだと三脚だけが一発で安定するんです。物理の法則です。だから四脚じゃなくて三脚なのですね。
カタログデータ的には耐荷重が250gとなっていますので、実はTG-5だと「ピッタリカンカン(死語?)」なんですよ。ギリ。
でもまあ、この手の公式データというやつはアロウワンス、すなわち余裕を持たせてあるのが常なので、こんな風にX100Fでも使えてしまいます。
あ、一応言っておきますが、私、推奨も保証もしませんよ?
私は自己責任で使いますけど。
ちょっとした三脚的なものっていろいろありますけど、個人的には今のところこれがベスト。
だってここまで(装着したまま)スマートに持ち歩けるものは代わりがないかも。
因みに最初からX100F用に使いたい場合は、「Micro Hybrid Tripod」という相似形?の製品があります(要するに同じ姿形でサイズがちょっと大きいもの。何がハイブリッドなのだかは不明)。
こちらの説明には「For Mirrorless and Compact DSLR Cameras」って書いてあるとおり、ちょっと大きめのカメラに対応しています。
スペックを見ましょう。
商品サイズ :28mm×85mm×20mm
重量 : 65g
最大搭載重量 : 800g
材質 : アルミニウム亜鉛合金、シリコン(ねじ部:切削アルミニウム)
重さはざっと2倍以上で長さが2cmくらい伸びますが、耐荷重は3倍以上にハネ上がります。
カタログキャパは越えますが、これだとRX10M4でもイケそうじゃないですか?(実際は微妙で、たぶんだんだん下がってきます)
私はX100Fでもより軽くて小さいMicro Tripodの方をメインに使いますが、LEICA QだとMicro Hybridですね。
X100Fだとこんな装着感。少しはみ出ます。
X-E3だとこんな感じ。
最後に欠点ですが、多くの三脚と同じようにコイツも基本的にSDカードやバッテリの交換は外さないとできません。念の為。
因みにAmazonで2000円くらいでございます。